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お盆雑感

2019年08月17日
 慌ただしいお盆の週が終わりました。長らく産業医大病院〜若松病院と勤めてきましたが、私達の病院にはお盆休みがありません。それでも世の中がお盆なので、入院患者数は一時的に減る傾向にあります。ところが外来はだいぶ様変わりしてきました。まず以前はお盆期間中は予約する患者さんが少なかったのですが、近年、お盆に関係なく外来予約をする人が増えて来ました。それよりも驚いたのは、以前はお盆に外来を開けていても、当日初診の患者さんはほとんどなかったのですが、今年は開業医さんがお休みだからという理由で、押しかけてくる患者さんが増えました。特に火曜日の外来は当科が「総合内科」の当番なので、蜂に刺された人達や頭痛の人、全身の筋肉痛の人などバラエティに富んだ内容の患者さんを診ることが出来ました。正直、今年のGWの谷間に外来を開けた時の次に忙しかったようです。逆に言えば、GWの谷間に診療日も設けたこともあり、本当に困った患者さん達が、急患センターに直行せずに、当院が開いているかも知れないと調べ始めたのではないかとも思っています。これからも若松区の中で、ちょっとユニークな病院として機能を発揮し続ければと感じました。
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地球温暖化と飛行機の離陸の関係

2019年08月04日
 今回のイタリア旅行では、福岡発ミラノ行きのチャーター便を利用しました。機種はボーイング787-8型機で、座席が206席あるはずでした。しかしツアー客が142名、ガイドが7名という構成で、後部にはかなりの空席があったようでした。今回はチャーター便のため、すごい人気でアッと言う間に募集定員に達し、キャンセル待ちがかなり出たそうです。それなのに何故、飛行機に空席がたくさん出たのでしょう。
 飛行機に詳しいツアー客とガイドさんの話によると、元々はもっと多くの人が参加出来たはずだったそうです。しかし地球温暖化の影響で空気が薄くなり、離陸の際に翼が生み出す揚力が小さくなって、福岡空港のような滑走路が短い空港では、燃料を満タンにした長距離便が満席だと離陸が不可能との判断になったそうです。これが国内線だったり、冬の運航なら問題なかったそうですが、思わぬ場面で地球温暖化が影響していることに驚きました。ちなみにガイドさんの話では、過去に福岡発のチャーター便を満席にしたことがあり、燃料を少なめにして、一旦長い滑走路の関空に飛び、関空で燃料を追加補給して、海外に飛び立ったそうです。それだとチャーター便のありがたみに欠けるねと、みんなで話していました。
 この1週間、写真を整理しながら、まだまだ旅行気分が抜けない時間を過ごしました。一方で病院には熱中症や熱中症疑いの患者さんが、毎日何人か受診して、点滴を受けながら、エアコンの効いた院内で休んでいました。本当に昔はこんなに熱中症の患者さんがいたのだろうかと、首を傾げていますが、飛行機の話も合わせると、いよいよ地球温暖化は身近な問題になってきたように感じられました。

(参考文献)
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10584-017-2018-9

ミラノ行き
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イタリア北部旅行(4)

2019年07月28日
 コルティナ・ダンペッツォに2泊した後は、山を下って、再び湖水地方に入りました。ここではイタリア最大の湖であるガルダ湖を訪れました。湖畔の街のシルミオーネには古い城塞がありましたが、今までの山の湖とは一転して、まるで地中海を連想するような明るい光景に驚きました。今年の夏のヨーロッパは猛暑で、イタリアの諸都市も37-38℃くらいあったらしいです。私達のグルーブは幸いにも山が中心だったので、暑い思いはしませんでしたが、ここシルミオーネだけは35℃位の中を歩いたり、クルーズしたりで、汗びっしょりになりました。シルミオーネ観光からは、そのままミラノに戻りました。
 最終日の8日目は、午前中にミラノ近郊にあるコモ湖に行きました。ここも湖畔に大富豪達の家が建ち並び、登山電車で湖を一望出来る展望台に登り、その後は大聖堂を見学して、旅行の全日程を終えました。
 今回のグループは22名でしたが、平均年齢が70代でしょうか?80代も数人おり、特に鹿児島県から参加した88歳の女性は、ドロミテが3回目と言われてました。本当にみんなお元気でハードな旅程やハイキング・散策を楽しまれていました。やはりいくつになっても好奇心を持ち続けること、人生を肯定的に楽しむこと、日頃から体を鍛えておくことの重要性を改めて学びました。そして阪急交通社ツアーガイドの五味美江さんからは、ユーモアと臨機応変な判断力、そして「人生の突破力」を大いに学びました。本当に楽しくて意義のある9日間でした。

写真1:シルミオーネのレストラン前(城塞の一部が見える)
写真2:シルミオーネの港の一部
写真3:コモ湖の展望台から(街の中央に大聖堂)

イタリア2019-12

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イタリア2019-14
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イタリア北部旅行(3)

2019年07月28日
 5日目はいよいよドロミテ観光のクライマックスに突入しました。まずはドロミテ街道を走りながらエメラルド色に輝くカレッツァ湖に行きました。ここで私が一番楽しみにしていた湖に映る山や木々の風景に出会いました。その後はドロミテ街道で最も標高が高いボルドイ峠(2,239m)でケーブルカーに乗り、展望台からドロミテ山塊と呼ばれる山々を眺めました。午後にはドロミテの中心地、コルティナ・ダンペッツオに到着しました。ちなみにこの街では1956年に冬季オリンピックが開催され、猪谷千春選手が銀メダルを獲得。それに感動した祖父が私を千春と名付けました。何だか自分のルーツに辿り着いた感じがして、1人で感慨に浸っていました。
 6日目の午前はドロミテ山塊のミニハイキングを楽しみ、周囲の山々や高山植物をたくさん観賞しました。ところがハイキングが終わった後に突然の雷雨が始まり、その後のミズリーナ湖の散策は雨の中で随分と幻想的な光景になってしまいました。

写真1:カレッツァ湖に映る山と木々
写真2:ボルドイ峠の展望台からの壮大な眺め
写真3:ミニハイキング(山の中央に線状に見えるのがハイキングロード)
写真4:ハイキングでの眺め
写真5:雨上がりのミズリーナ湖

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イタリア北部旅行(2)

2019年07月28日
 3日目の午前はマッジョーレ湖の観光でした。この湖には5つの島があり、そのうち島が丸ごと宮殿になっているベッラ島に行きました。島の半分が宮殿、残り半分がその庭園で、周辺にちょっとだけお土産物屋やカフェがありました。宮殿には150の部屋があり、そのうち20室のみ一般公開されており、残りの130室には宮殿の所有者が住んでいるとのことでした。宮殿も庭園も目を見張るばかりで、イタリアの大富豪のスケールの大きさに感嘆しました。そして午後には、ドロミテ観光の玄関口であるボルツァーノに移動しました。
 4日目はいよいよドロミテ観光の始まりで、まずサンタ・マッドラーナという村に行って、遠方からドロミテを眺めました。そして午後にはケーブルカーと高原鉄道を乗り継いで、ドロミテの山々が見える遊歩道を散策し、1日中牧歌的な風景のど真ん中を楽しみました。

写真1:ベッラ島にある宮殿の庭園
写真2:サンタ・マッドラーナ村の牧歌的な風景
写真3:ドロミテの山々

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イタリア北部旅行(1)

2019年07月28日
 去年夏のカナダ旅行では、成田発の国際線がいきなり欠航になって、大変な思いをしました。それが結構なトラウマになり、ずっと福岡発着のツアーを探していたところ、2月3日の毎日新聞の1面広告で、JALチャーター便で行くイタリア・スイスの旅(阪急交通社主催)が目にとまり、即決で1時間後には会員登録と申込みを済ませました。(そういう行動力は早いです!)
 7月20日の朝9時半の集合時間には九州各県や中国地方などから、続々とツアー客が集まりました。総勢142名でイタリア大周遊2組、イタリア・ドロミテ観光1組、スイス2組の計5グループが搭乗し、nyanと同居人はイタリア・ドロミテ観光に参加しました。「ドロミテはどこ?」から始まりましたが、情報を見る限り、とても景色が美しそうな場所だったので、出発前から期待していました。
 福岡から約13時間の飛行で同じ日にミラノに到着しました。私達のグループは22名と一番少人数で、観光バスを1週間借り切って、山岳地帯の観光をします。夕刻に着いたので、その日はバスでさらに2時間移動して、トリノに泊まりました。
 2日目はイタリアアルプスの観光でした。同じ山でも国が違うと名称が異なり、モンテチェルビーノ(マッターホルン)とモンテビアンコ(モンブラン)を眺めました。後者は360度ゆっくり回転しながら運行するケーブルカー2つを乗り継いで、3,466mの高さにあるエルブロンネル展望台にまで上がりました。さすがにこの標高になると、ちょっと動いても息が上がりましたが、展望台からの絶景に目を奪われるばかりで、4年ぶりにアルプスの景色を楽しみました。その後はイタリア湖水地方に移動し、マッジョーレ湖の湖畔にあるホテルに宿泊しました。

写真1:モンテチェルビーノ(マッターホルン)
写真2:エルブロンネル展望台に向かうロープウェイからの眺め
写真3:写真中央にモンテビアンコ(モンブラン)

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交換医学教育(台湾)

2019年07月18日
 昨日、大学の医局から突然メールが届きました。内容は今週と来週のポリクリに台湾からの交換医学教育学生が参加するとのこと。今までは韓国の学生ばかりだったので、私の趣味も半分あって「日韓対訳」の教材を作って、解説は英語で行っていました。しかし今回は台湾人とのことで、慌てて英語の教材を作って準備しました。
 そして今朝は家から大学に向かう道のり、車の中でずっと英語で実習を行うシミュレーションをしていました。ところが途中から酷い大雨になってしまい、駐車場から大学に辿り着くまで、傘を差しても全身ズブ濡れ、しかも靴も靴下も完全に水に漬かってしまいました。その頃には英語の事も忘れてしまい、辿り着くと、今度は実習で使うタブレット5台の全てが充電されていませんでした(バッテリー残量30%程度)。教務課に事情を聞くと、2日前に誰かが使って、タブレットを充電器に繋がずに、そのまま帰ったようでした。本当に頭にきて、ますます英語の事を忘れてしまいました。
 すると怒っている最中に学生さん達が入ってきました。あまり怒っている様子も見せたくなかったけれど、日本人学生にはちょっとだけ事情を話して、台湾人にはmechanical problemが発生したと説明して、実習を始めました。いつもだとバッテリーが100%充電の状態でスタートして、終わる頃には50-60%台になるので、正直、ドキドキものでしたが、なぜか最後までバッテリーは切れませんでした。
 さて本題の実習ですが、ポリクリD班の明るい男子4人組に、これまた明るい台湾人女子学生(シンディーさん)が加わり、終始、楽しい雰囲気で実習を行うことが出来ました。久しぶりに1時間半も英語を話すのはちょっと大変でしたが、靴や靴下やズボンがズブ濡れの事も忘れるほど、楽しい時間でした。本当に言葉に不自由していても、なぜか意思疎通はそこそこうまく行くようで、最後に記念撮影をして無事に実習を終えました。

写真:ポリクリD班学生さん達とシンディーさん

D班とシンディーさん
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新人看護師の肺音聴診実習が終了

2019年06月28日
 今年度も若松病院の新人看護師対象の「肺音聴診実習」を無事に終了しました。6月12日は3W病棟、6月21日は4E病棟、そして今日は4W病棟で、それぞれ4, 5名の新人さん達、そして管理職の人達も加わって楽しく熱心に勉強しました。ほぼ同じ内容の実習を医学部5年生にもポリクリで行っていますが、現場に出て3か月程度の看護師さん達は、外科系でも医学生よりもよく聴診出来ることに毎回感激してしまいます。病気の診断をするのは医師でも、肺音を含め入院患者さんの異変に、最初に気づくのは看護師であることが多いと思います。今回の実習が毎日の病棟業務に役立つことを願っています。

写真:4W病棟の新人さん達
(左から矢野さん、中村さん、喜森さん、新庄さん、nyan)

看護実習2019
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珍客現る!

2019年06月28日
 今日の夕方、病院管理課の岩田さんがnyanの所に血相を変えてやって来ました。何か事件でも起こったのかと思いきや「以前勤めていたあの松下さんが来ました。今、部長と話していますが、吉井先生の所にも顔を出すように伝えておきます!」
 ほどなくワーッという独特の空気を伴って松下さんが登場しました。本当に久しぶりの再会です。「今日は何しに来たの?」と聞くと「下のキャッシュコーナーにお金を下ろしに来た。」とのことでした。あまり若松病院に特化した用事ではないなと思いつつも、お互いに元気で再会したことを喜び合いました。松下さんはnyanコラの愛読者であり、よく登場した人物でもあります。

http://nyan316.blog.fc2.com/blog-entry-230.html
http://nyan316.blog.fc2.com/blog-entry-285.html
http://nyan316.blog.fc2.com/blog-entry-317.html
http://nyan316.blog.fc2.com/blog-entry-365.html
http://nyan316.blog.fc2.com/blog-entry-373.html
http://nyan316.blog.fc2.com/blog-entry-383.html

 またnyanコラに載せるからと言ったら、隣の机の鳥井先生の私物を手にしてカメラに収まってくれました。そして「nyanのタバコ外来をあっちでも宣伝してるから!」(注:正確には禁煙外来)と言い残して、第1内科の方に移動して行きました。本当に明るいオーラを放つ人は、周りの人も明るくする不思議な力を持っています。医局や病院管理課が楽しい雰囲気に包まれた夕方でした。

松下さん2019
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韓国旅行(60)

2019年06月25日
 今年のGWは10連休でしたが、若松病院は4月30日と5月1日の2日間、診療を行ったので、その振替休日が取れるようになっています。今回は6月24日に振替休日を取って、60回目の韓国旅行に行きました。
 前回の旅行で知り合った李社長さん(男性)の故郷が全州(チョンジュ)なので、「次に来られたら一緒に全州へ日帰り旅行に行きましょう。」と誘われていました。それで今回の旅行の目玉が全州になりました。とは言え、李社長は全州を離れて時間が経ち、案内が難しいとのことで、現地で李社長の友達で英語教師の李先生がガイド兼運転手をしてくれました。6月23日にソウルから韓国語のチェ先生と一緒にKTXに乗って1時間半で全州に到着、現地で2人の李さんに会いました。
 全州は李氏朝鮮時代からの古い街で、旧市街には「全州韓屋マウル」という韓国の伝統家屋からなる集落があります。そこは京都のように、古い家屋が景観を残しながら、食堂やカフェ、お土産物屋などに利用されていました。街中には貸衣装店もあって、多くの旅行者が韓服を着て街歩きを楽しんでいました。また全州は李氏朝鮮初代国王の李成桂の出身地ということもあり、慶基殿という李成桂の肖像画を奉るための場所があり、2人の李さんや他の観光客(この人達も李さん?)が肖像画に向かって、ハラボジ(おじいさん)と叫んでいました。
 そして全州と言えばグルメ!お昼には両班家(ヤンバンガ)という伝統家屋のお店に韓定食を食べに行きました。旅行ガイドでは見ていましたが、実際にテーブルの上に所狭しと料理が並ぶと、その豪華さに圧倒されました。そして食後には、また古家を改造した茶店で伝統茶を頂きました。全州の滞在時間は4時間ほどでしたが、満たされた気持ちになって高速バスでソウルに戻って来ました。私はソウルの街が大好きで何度も行っていますが、地方都市にも魅力的な場所がたくさんあります。また機会を作ってあちこち回ってみたいと思いました。

写真1と2:全州韓屋マウルの景観
写真3:豪華な韓定食(4人分)

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第28回若松はいスクール

2019年06月21日
 今日は当院研修室で第28回若松はいスクールを開催しました。第1部はnyanが「気管支喘息を知る」というタイトルで講演をしました。喘息は何度かテーマに選んでいましたが、今回は5月2日にnyan'sコラムに書いた「平成雑感(喘息治療薬のこと)」を切り口に話を進め、吸入ステロイドの重要性について、強調しました。テーマの選択に当たって、1つの病気に絞ってしまうと、その病気ではない参加者の関心が高まらないので、なかなか難しいものだと感じました。
 後半の第2部は畑先生が「あなたに忍び寄る誤嚥性肺炎の恐怖」について講演しました。4月に赴任した畑先生にとっては、今日が「はいスクールデビュー」になります。タイトルに「恐怖」という単語を使っても、穏やかでにこやかな畑先生が語ると、全く恐ろしい雰囲気にはなりませんでした。しかも「パタカラ体操」という間接嚥下訓練を、みんなで一緒に行って、終始和やか雰囲気でした。誤嚥性肺炎は誰もがかかる(であろう)疾患なので、参加者の関心はとても高かったようです。
 次回の若松はいスクールは9月20日を予定しています。参加者の皆さんが飽きないテーマを考えていきたいと思います。

写真1:畑先生の講演の始まり
写真2:はいスクールの雰囲気

28回はいスクール1

28回はいスクール2
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札幌にて

2019年06月16日
 この週末は札幌医大第3内科の同門会のため、札幌に行ってきました。教授の高橋弘毅先生には、私が医者になって最初の半年間、同じグループで指導を受けました。そして1991年に私が産業医大に異動した後も、大きな学会や研究会ではいつもお目にかかり、この2か月でも3回お会いしました。しかし同門会出席は3年ぶりで、20年以上会っていなかった指導医の先生にも会うことが出来て、感激すると共に、高橋教授が来年定年と聞いてさらにびっくりしました。遠くにいても、最初の3年間、教育してくれた札幌医大第3内科にはいつも感謝しています。
 そして今日は何十年かぶりに北大に行ってみました。北大で過ごした4年間、それは進路の事で親と大喧嘩をしていた時代でもあり、自分にとっては第1希望ではない学部での学生生活だったために、悪く言えば遠回りしただけに感じた4年間でした。しかし年月を経て、人生を振り返ると、「不本意・不遇・不幸・嫌」に感じていた時期も、実は後になると良い勉強や経験になっており、人生にとって無駄な時期はないのだと確信するようになりました。ただ北大在学中は、ネガティブな気持ちのど真ん中にあったので、キャンパスが広いことは認識していても、それが美しいとは一度も感じませんでした。今日、久しぶりにキャンパスを散策してみて、緑の多さに驚き、また悪天候にも関わらず、新緑の木々の美しさに思わず引き込まれてしまいました。将来を考える時期や研究のための想像力を育む時期に、こんなに広大で美しいキャンパスで過ごせることは本当に恵まれていると、今さらながら感じた1日でした。

写真1:私が過ごした北大薬学部前の銀杏並木
写真2:工学部横の池
写真3:正門付近の散策路

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スッキリ!第94回日本結核病学会総会

2019年06月09日
 6月7日と8日の午前まで、大分で開催された結核病学会総会に参加しました。結核病学会はもちろん結核について最新の情報を得る場ですが、年々、非結核性抗酸菌に関する内容が増えているため、来年から学会の名称自体が変わるとのことです。
 私の外来も、非結核性抗酸菌症の患者さんが非常に多くなっています。ただ同じ呼吸器疾患でも、喘息・COPD・肺癌・肺炎のようにしっかりしたガイドラインがなく、経過観察や治療をしながら、いつもこれで良いのかと考えつつ前に進んでいます。今回の学会で非結核性抗酸菌症の診断、治療の開始時期、治療経過(特に治療中の再感染)、治療終了のタイミング、クラリスロマイシン耐性菌に対する治療など、日頃から疑問に思っている情報を知ることが出来ました。そしてそれ以上に多くの呼吸器内科医が、私と同じ疑問を持ちながら、診療に当たっていることを再確認出来て、何だかとても気持ち良く会場を後にすることが出来ました。

結核病学会2019
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ワンオペ「ネコ育て」と働き方改革

2019年06月01日
 5月25日から同居人が海外旅行に出掛けてしまいました。それは時々あるのですが、今回とても困ったのが、生後2ヶ月半のミューの存在でした。この月齢の子ネコは好奇心旺盛で、あちこち動き回り、危険なことにも挑戦して社会学習する時期に当たるからです。しかもミューは暴れネコなので、教育係と期待していた先住ネコのセジョンは恐れるばかりで役に立ちません。
 色々と悩んだ末に、私が仕事に出掛けている間はケージに入れておくことにしました。ネコは日中の長い時間寝ているはずですが、それでもケージ飼いはストレスが大きいので、その分、家にいる時間はなるべく一緒に遊ぶことにしました。しかしどんなに仕事を早く切り上げようとしても、往復の通勤時間を含めると、ネコがケージにいる時間は12時間を超え、家に帰ってネコをケージから出すと、大喜びで暴れ回りました。そして私が家の中で休息を取れる時間も減って、1週間でクタクタに疲れました。
 さて世の中が働き方改革で動いている中、医師の働き方も議論されています。今週は病院の仕事だけはきっちり終わらせて帰るという生活をしましたが、実際のところ、遅れている仕事が山積みになってきました。病院以外の仕事というのは、後輩の論文のチェック、講演の準備、試験問題作成、原稿の執筆、学会の委員会活動などです。来週には遅れを取り戻せると思いますが、医者の仕事が病院内で完結する内容だけではないので、今週は(ほぼ)定時帰宅の困難さを実感しました。もちろんネコがもう少し大きければ、この問題はなかったし、実際、数年前までは共働きだったので、ネコに留守番をしてもらっていました。働き方改革と言っても、まずは仕事の総量をどれだけ減らせるか、どれだけ効率良く働けるかにかかっています。そういう意味でまだまだ改善すべき点が多いことを実感した1週間でした。

ワンオペネコ育て
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訃報・・

2019年05月25日
 昨日のことですが、福岡大学呼吸器外科の白石武史先生から診療情報提供書が郵送されてきました。開けてみると、何と4年前に肺移植をしていただいた患者さんが御逝去されたという内容でした。
 2015年の5月に片肺移植をしていただき、それに関する内容も本ブログに2015年5月13日5月27日に書きました。本当に術後に感激したのは、肺移植の直前まで在宅酸素療法としては最大限の酸素投与をされていたのが、術後には酸素が不要になったことです。退院後に、私が非常勤で外来をしている赤間病院を訪れて下さり、酸素がなくなった姿を見て、一緒に喜んだものでした。結局、酸素が不要な状態が3年4か月続いたそうですが、慢性拒絶反応や対側自己肺の感染を繰り返した末に、亡くなられたとのことでした。
 肺移植を受ける前は2015年が最期かと思っていましたが、その後、3年以上は元気で過ごすことが出来て本当に良かったと思います。病気の診断から約10年、患者さんは十分過ぎるほど頑張り抜きました。そして白石先生をはじめ福岡大学病院臓器移植医療センターの皆さまの御尽力に心から感謝すると共に、故人の御冥福をお祈り申し上げます。

追記:本内容は奥様の御許可を得ています。奥様からは「もう出来ないと諦めていた何気ない日常の生活を2年以上も送ることが出来ました。楽しい思い出を作る事が出来ました。」「移植手術はやはり大変な事です。大半の方は手術を受けたらもう治療は終わりだと思われてます。病気が治ったんだと思われてます。移植についてもっと多くの方に関心を持って頂き理解されるといいですね。」「そして今改めてドナーの方のご冥福をお祈りしています。」というメッセージを頂きました。
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掃除力アップ

2019年05月19日
 日常診療を行っていると、偶然、同じような病気・病態の人が続く場合があります。ここ数ヶ月で、ハウスダストやダニ、その他の抗原に強いアレルギーを持った喘息患者さんが、「掃除力アップ」で、病状がドラマチックに良くなったケースに何例か遭遇しました。
 齧歯類の飼育が大好きな若い男性がいました。咳が止まらず、どこの医療機関に行っても、問診だけで「齧歯類を飼うのは止めなさい。」という強い指導が入り、ぶち切れて当院に来ました。私も内心そうだろうとは思いましたが、これまでアレルギーの検査をしたことがなかったので、まずは確かめるため検査を勧めました。すると案の定、齧歯類に強い反応が出ましたが、それ以外にもハウスダストやダニに強い反応がありました。家の埃の中にはダニ以外にも齧歯類の毛やフケが含まれているだろうから、徹底的に埃を除去するように指導しました。すると彼は齧歯類を手放したくないこともあり、徹底的に掃除をして、次に受診した時には咳がほとんど止まっていました。その後彼は潔癖過ぎるほど埃が大嫌いになり、「掃除力アップ」のおかげで、今のところは齧歯類と共存出来ています。
 ある中年女性は頻繁に喘息発作を起こすようになり、定期外受診とステロイドの点滴が繰り返されるようになりました。この人もこれまでアレルギー検査をされておらず、私の外来に初めて来た時にすぐに検査をお勧めしました。すると多くのアレルゲンが振り切れそうになるほど高値に出たため、「掃除力アップ」を指導し、家族総出で大掃除をしたところ、発作はピタッと止まりました。
 60歳の男性は、これまでコントロールが良かったのですが、4月上旬に急に悪化しました。話を伺うと60歳で定年退職して4月に再就職、そこの前任者の部屋がとても埃が多かったとのことでした。自分で埃のせいだろうと判断して化学ぞうきんで徹底的に埃を除去すると同時に、予め指導していた通りに、吸入薬の回数を増やし、1週間後には元に戻りました。
 他にも何人か、「掃除力アップ」中の患者さんがいて、効果が得られています。アトピー型の喘息患者さんに対して、畳の部屋をフローリングに替える、絨毯を敷かない、ぬいぐるみ、万年床を避けるなど、家の中に埃が溜まらないようにする指導は、以前から語り尽くされています。しかしハウスダストにアレルギーのある喘息患者さんが、コントロールが悪くても諸事情で実践されていないケースが多く、本当に基本に立ち返ることの重要性を感じています。
 我が家の子ネコのミューは、電化製品の下や家具の裏に入り込んで、体に埃をつけて出て来ます。私もいよいよ埃が怖くなり、この週末はセッセと断捨離と掃除に励みました。家の中に不要な物が増えたり、埃が溜まると、本当に病気になりそうだし、運も悪くなりそうです。私も患者さん達と一緒に「掃除力アップ」に頑張ろうと思います。

カーテン登り
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第19回タバコと死の五重奏研究会

2019年05月11日
 昨日はTKP小倉シティセンターにて、「第19回タバコと死の五重奏研究会」がありました。今回は、大阪国際がんセンター がん対策センター 疫学統計部 副部長の田淵貴大先生に「新型タバコの本当のリスク」というテーマで、特別講演をして頂きました。田淵先生は、今年3月22日に同じタイトルの本を出版されており、偶然とは言え、時の人を北九州に迎えることが出来て、本当にラッキーでした。また今回から会場が変わりましたが、県外も含め多くの人達が参加し、最新の情報を共有することが出来ました。
 御講演では冒頭で、健康の社会的決定要因、日本人の死亡に関する予防可能な危険因子、タバコ対策の3本柱などの総論的な話がありました。その後に日本でアイコスの関心が高まった理由、新型タバコの有害物質、がんや循環器疾患等との関連、受動喫煙の問題などの話が続きました。研究会終了後は、世話人を中心としたメンバーで小倉の街に繰り出し、いつものお店(坪根)で美味しい料理と会話を楽しみました。
 講演内容について、もっと深く勉強したい方は、是非とも田淵先生の著書をご購入下さい。新型タバコのみならず、タバコ問題全般に関する日本の闇の世界が見えてくると思います。田淵先生には、北九州の仲間に沢山の情報を提供していただき、本当にありがとうございました。

写真1:懇親会後の記念撮影
   左から坪根の大将、欅田先生、坪根の女将さん、森田先生、東先生、
 田淵先生、中村先生、大和先生、ニャン、津田先生、姜先生
写真2:田淵先生の本「新型タバコの本当のリスク」

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韓国旅行(59)

2019年05月06日
 GWの後半になり、我慢仕切れなくなって5か月ぶりにソウルに行きました。私を含めかなり多くの韓国旅行リピーターがいることを思うと、一部の日本人にとって、この国はかなり魅力のある(言い換えれば中毒性のある)国のように思えます。
 今回は、ソウル薬令市韓医薬博物館、金浦漢江新都市、金浦野生鳥類生態公園、カロスキル、仁寺洞などに行きました。PM2.5がちょっと高くて、空が白っぽくかすんでいましたが、お天気には恵まれて、観光と友人達との交流を楽しみました。今回訪れた金浦という街は、今は福岡からの直行便が飛んでいないこともあり、ただの空港だけの街かと思っていましたが、意外にもとても広く、しかもモダンな新都市が作られており、公園散策や焼き肉の昼食、カフェでの語らいで1日を過ごしました。また仁寺洞では美術館の敷地内に併設された茶院で、眩しいばかりの新緑を眺めながらお茶をいただきました。リフレッシュも出来たので、また頑張って働いて、次の季節に訪れようと思います。

写真1:金浦野生鳥類生態公園
写真2:左からイ・ユジョンさん、ニャン、イ・ウンスクさん(同公園にて)
写真3:耕仁美術館の敷地内にある伝統茶院

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平成雑感(喘息治療薬のこと)

2019年05月02日
 タバコを吸わない女性患者さんが、人間ドックで肺機能の異常を指摘され、ドックを実施した病院で、さらに精査を受けて、喘息と診断されました。問題はその説明です。医者から「治らない病気だし、薬と言ってもこんな吸入薬しかないから。」と紫色の円形の吸入薬を指さして説明されたため、患者さんが落ち込んで、受診されました。
 私が大学を卒業したのが昭和63年なので、医者になって何年かと聞かれた時には単純に平成の年数を言えば良かったので、私の医師としての歴史はほぼ平成時代そのものでした。この31年間、呼吸器内科の治療の進歩を振り返ると、一番ドラマチックに治療が進歩して、患者さんの予後が伸びたのは、肺癌だろうと思います。2番目に治療が進歩したと言えるのが、気管支喘息です。
 思えば1993年に気管支喘息のガイドラインが出て、喘息は気管支の好酸球性炎症と定義されてから、吸入ステロイドが治療の中心となりました。そして当時は、アルデシンやベコタイドといった吸入ステロイドを、2吸入×4回とか、4吸入×4回とか、吸入補助器(インスパイアイースやボルマチック)を使って、せっせと吸入してもらいました。しかしそれだけ頑張っても冬になると喘息発作で入院する患者さんが後を絶たず、入院までに至らなくても、丑三つ時に喘息発作で救急外来を受診する患者さんの存在は、ある意味、当直業務に大きな緊張感をもたらしていました。そのうち20世紀から21世紀に変わった頃、アルデシン、ベコタイドからパルミコートやフルタイドに切り替わり、さらに長時間作動型の気管支拡張薬であるセレベントを併用するようになってからは、喘息患者さんのコントロールが著明に改善しました。そして2007年にフルタイドとセレベントの合剤であるアドエアが使えるようになってからは、喘息発作で入院する患者さんは極めて稀になりました。もちろんこうした治療薬の進歩により、喘息死も右肩下がりで減少しています。すなわち私の世代の医者にとっては、アドエアの登場は喘息治療において画期的な出来事でした。そして今ではアドエアのみならず、シムビコート、フルティフォーム、レルベアといった同系統の治療薬が出て、患者さんの年齢、理解力、手技などに合わせて、選択出来るようになりました。
 つまり冒頭に書いた人間ドックの病院の医者が「こんな吸入薬しか・・」と指さした紫色の吸入薬こそがアドエアであり、私は患者さんに「この素晴らしい薬のお陰で、ドラマチックに喘息のコントロールが良くなりましたよ。」と説明し、さらに喘息は慢性疾患なので、治すというよりは、病気があっても良好なコントロールで、健康な人と同じように生活出来ることが治療の目的であること、そして同じような治療薬が複数あるので、治療の選択にも幅があることを説明しました。本当に冒頭の医者は呼吸器が非専門か、又は吸入ステロイドの歴史を実感していない若い医者じゃないかと思いました。
 昨今では吸入ステイロイドや気管支拡張薬、各種内服薬を最大限に使用しても、コントロール出来ない難治性喘息の患者さんに対する治療薬も登場してきており、令和の時代には、さらなる治療の進歩が期待できると思います。

*注:この記事はアドエアの宣伝ではありません。(COIなし)^ ^
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しばしブログ書きをサボっていたら、

2019年05月01日
 いつの間にか、平成から令和に時代が変わりました。
 別にサボった訳ではありませんが、4月21日に我が家にまた新しいネコが来たのです。名前を「ミュー」と言います。それからと言うもの、可能な限り仕事を早く切り上げ、夜は1階の居間で一緒に寝て、子ネコ中心の生活になってしまいました。先住ネコのセジョンと仲良くなるように、二人(?)の教育にも力を入れています。
 はい。次のブログからは、もう少し真面目な内容を書きたいと思います。

ミュー1 

ミュー2 
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畑先生の歓迎会

2019年04月19日
 昨日は若松区の「あづま」で、畑先生の歓迎会をしました。畑先生は若松病院に来てまだ18日しか経っていませんが、あっと言う間に業務に慣れてしまいました。「宇山ロス」に陥っている病棟のベテランナース達も、もうすぐ畑先生に魅了されることでしょう。昨日の「あづま」はとても混んでいたせいか、注文した料理がのんびりと出て来て、その分、4人で仕事や趣味の話をじっくりすることが出来ました。畑先生はまだ学位審査が残っていますが、若松病院で臨床にどっぷり漬かって、活躍することを期待しています。

写真:(左から)大平先生、トリ、ニャン、畑先生

畑先生歓迎会2019 
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7回目の禁煙外来で禁煙成功!

2019年04月18日
 今日はとてもうれしいことがありました。毎年、春先なると禁煙外来を受診していた白石あかね(実名掲載希望)さんが、ついに7度目の正直で禁煙に成功しました。
 禁煙外来の保険診療は12週間の治療ですが、禁煙出来なかったり、再喫煙した場合は前回初診日から1年経過しないと次の治療が保険では受けられないという規定があります。7回目で禁煙出来たということは、足かけ7年かかったことになります。それでも白石さんは、毎年春が近づくと次の禁煙治療が可能になる日を確認しており、きちんと受診されました。もちろんこれまで6回の道のりは平坦ではなく、涙、涙の連続で、6回全て禁煙出来ずに終わっていました。しかし禁煙出来ていなくても最後まで通院し続けたこと、そして次の禁煙治療のタイミングをいつも考えていたことは、本当に禁煙したくてたまらなかったのだろうと思います。今日は表彰状を渡した時に、是非とも写真を撮って実名のままブログに載せて欲しいという希望がありました。白石さん、本当によく頑張りましたね。おめでとうございます!

写真:満面の笑みの白石あかねさん

白石さん2019 
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第59回日本呼吸器学会学術講演会

2019年04月14日
 4月11日から14日まで、呼吸器学会のため東京に行ってきました。実際の学会は12日からで、11日は各種委員会や定例総会、懇親会の類いが続き、午前10時からの会議のために朝7時の飛行機に乗るのは、辛いものがありました。(-_-;)
 今回の学会の最大のトピックスは、若松病院の開院から最初の3年間一緒に働いた生越貴明先生が、学会奨励賞を受賞したことです。11日の定例総会で表彰式があり、12日には受賞講演もありました。思えば開院したばかりの何もない病院で、コツコツと臨床研究を始めていた生越先生は、その頃から非凡な才能がありました。まだ現在進行形で研究生活が続いているとは言え、栄誉ある学会奨励賞は、次のステップへの大きな励みになると思います。
 さて今回の学会もたくさんの学びがありました。特に新たに発刊された「咳嗽と喀痰のガイドライン」や国際ガイドラインが改定された「特発性肺線維症」関連のシンポジウムや講演は、立ち見の人もたくさん出るほどの人気だったし、先端医学研究シンポジウムも勉強になりました。また個人的には今まで真面目に勉強しなかった漢方薬のランチョンセミナーも2つほど聴いて、大いに刺激を受けました。一方で諸般の日程の事情で、いつもよりも十分に聴けなかったプログラムもあり、ちょっとばかり不完全燃焼っぽい気分になりました。何だか年を取るにつれて、委員や役員の仕事が増えて、本来の勉強から遠ざかりつつあるような気もしています。まだまだ育ち盛り、遊び盛りのニャン先生は、これからも心して学会から多くの情報を吸収しようと思います。

写真1:生越先生の表彰式
写真2:受賞講演直前の生越先生

JRS2019-1 

JRS2019-2 
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新学期の始まり

2019年04月04日
 今日の午前中は、今年度初のポリクリをしましたが、去年から導入されている呼吸音聴診シミュレータの「ラングⅡ」が、4台から6台に増えていました(旧バージョンは若松病院に3台あり)。ポリクリのグループは4名か5名なので、今まで5名のグループの時に、学生さん2名が1台を共有していましたが、今年度からその悩みが解消されました。年々、教育機器が整備されてきて、この点だけは良い時代になったと実感しています。1台のタブレットがWiFiで通信出来るのが5台までなので、写真を撮ると右端のマネキンだけが通信が異なり、仲間はずれのように見えます。
 実習を終えて外に出ると、産業医大のキャンパス内にある龍ヶ池の桜が満開でした。池の周りを散策する人達もいて、とてものどかな光景でしたが、池に隣接する「まむし山」の方は、急性期診療棟が出来るとなくなってしまうそうです。豊かな自然に恵まれたキャンパスが、少しずつ破壊されてしまうのは本当に辛いですが、山がなくなっても、緑豊かなキャンパスであり続けることを願っています。

写真1:6台になったラングⅡ
写真2:桜が満開の龍ヶ池(後方にまむし山)

ラング2-2019 

龍ヶ池2019 
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畑先生登場!

2019年04月01日
 今日は4月1日、新しい年度の始まりです。宇山先生の後任として、大学から畑 亮輔(はた りょうすけ)先生が異動してきました。トリの1学年先輩だそうで、トリは「畑さん」と呼んでいます。(ちなみに私を「nyanさん」とは呼んでくれません・・)
 温厚だった宇山先生に勝るとも劣らない温厚そうな畑先生。若松病院呼吸器内科の暖かくアットホームな路線をしっかりと踏襲してくれそうです。今年度は外来医長を担当してもらいますが、大学院で学んだ知識をベースに、当院でもさらに活躍されることを願っています。

写真:畑先生(ドラマチックというフィルターで編集後)

畑先生ドラマチック 
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桜の花のアーケード

2019年03月31日
 いよいよ今年度も最終日になりました。今日は運動不足解消のため、散歩コースの1つになっている「ふれあいの森総合公園」に行きました。ここは宗像市民の憩いの場ですが、いつ行っても混んでいることはなく、森林浴とウオーキング、さらに低山登山を楽しむことが出来ます。ふれあいの森はいくつかの区域に分かれており、今日は「さくらの森」を見に行きましたが、むしろ多目的グランド側の見晴らしの丘に続く道の桜がピークでした。まるで桜の花のアーケードを歩いているような気持ちになり、多幸感に浸ることが出来ました。
 ここに何度か書いたかも知れませんが、私は北九州市にいる時はONの状態で、宗像市にいる時はOFFの状態にあります。今日は明日からの新年度に向けて、良い充電が出来た1日でした。

写真1:さくらの森
写真2:見晴らしの丘に続く道

さくらの森2019 

見晴らしの丘2019 
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東京タワーと富士山

2019年03月24日
 この週末、某製薬会社主催のシンポジウムに参加のため、1泊2日で東京に行ってきました。昨日はとても寒かったですが、今日は打って変わって最高のお天気になりました。桜の満開には1週間早かったようですが、青空を見て興奮したnyan先生は、スマホ写真を夢中で撮りました。午前中は宿泊したホテルに隣接した公園を散策し、また帰りの飛行機からは美しい富士山を見ることが出来ました。本当に心が癒やされた週末でした。

東京タワー2019 

富士山2019 
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宇山先生の送別会

2019年03月23日
 昨日は若松区の「花と竜」で、宇山先生の送別会をしました。正直なところ、こんなに早く、送別することになるとは、本人も私も夢にも思いませんでした。まぁ人事というのは、時に不測の事態が起きるもので、今回もその例だったようです。宇山先生は2017年6月から当院に勤務しており、まだ2年も経っていません。4月からは前の勤務先だった済生会下関総合病院に異動ということですが、当科からみると一番活躍している時期だったので、とても残念でなりません。そして暖かくて優しい語りで、患者さんのみならず、病棟の看護師さん達をも魅了していたので、病棟の喪失感も計り知れません。
 しかし下関でも病院スタッフが首を長くして待っていることでしょう。宇山先生お気に入りの「花と竜」で、明るく楽しく送別をしました。まだ投稿中や執筆中の論文も残っているので、しばらく当院とは縁が切れませんが、健康に気をつけて頑張ってもらいたいと思います。1年10か月の間、ありがとうございました。

写真1:左からnyan、宇山先生、トリ
写真2:左から大平先生、山口先生

宇山先生送別会1 

宇山先生送別会2 
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遊び足りない患者さん

2019年03月21日
 今年1月から診療しているACO(喘息とCOPD合併)の患者さん(70代・男性)の話です。これまで呼吸器専門医で治療を受けたことがなかったため、肺機能検査を含む諸検査を行い、ACOと診断しました。肺機能検査で「肺年齢」が95歳以上と判定されて、本人は驚いていましたが、きちんと吸入治療も出来て、息切れのために継続が難しくなった「遊び」も、また続けられるようになりました。
 先日の外来のこと、その患者さんから「息切れは良くなっていますが、私はこの病気で何歳まで生きられるでしょうか?」という質問がありました。なぜそんなことを聞くのかと尋ねると「私の肺はもう95歳でしょう。あと何年持つかと思って。」
 あぁ、肺年齢をそう捉えたのかと、ちょっと驚きました。それで「これはあくまでも、計算上の年齢だし、しかも治療開始前のデータなので、また来月検査をすれば、もっと改善しているかも知れません。診察したり検査をしながら、薬を色々と調整していくんですよ。コントロールが良ければ、この病気で寿命が縮まるわけではありません。」と説明しました。
 さらに患者さんからは「とにかくまだまだ遊びたいんですよ。遊び足りない!もっと遊ばせて下さい。」と懇願されました。う〜ん、良い言葉じゃないですか!COPDの患者さんは、身体活動性が高いほど予後が良いとされています。まだまだ遊びたい、遊び足りないという患者さんの言葉は、本当に素晴らしいと思います。私も「もっと遊び続けられるように、協力しますから!」と言って診療を終えました。患者さんの身体活動性を上げるために、運動とかウオーキングとか言うより、人生を楽しむ「遊び」の方が心に響く言葉だと思いました。
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にゃんこ印を作りました!

2019年03月12日
 病院管理課の神尾さんが、私に押印を御願いする時に、いつも「にゃんこ印を下さい。」と言っています。にゃんこ印と言っても、ただのシャチハタの印鑑ですが、このたび、本物の「にゃんこ印」を作りました。シャチハタタイプの印鑑で1,500円かかりました。さすがに処方箋に使ったら、あちこちの薬局から問い合わせが来そうなので、当面は紹介状や返書、書類の確認のみに使うことにしました。仕事が忙しくても、小さな遊び心は持ち続けていたいものです。

にゃんこ印 
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