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第18回COPD・禁煙研究会

2019年02月16日
 昨日、小倉で第18回COPD・禁煙研究会がありました。2002年の第1回からずっと会場はリーガロイヤルホテル小倉でしたが、諸般の事情でリーガでの開催は今回が最後になりました。今後は小倉北区内の別の場所で、同じ形式で続けていく予定ですが、今回はリーガでの最後を盛り上げるにふさわしい講師をお招きして、とても楽しい会になりました。
 特別講演1は、私が座長をし、愛知医科大学看護学部講師の谷口千枝先生に「効果的な禁煙支援のポイント」について御講演いただきました。2月10日に大阪で会った時に「COPD患者の禁煙指導について死ぬほどたくさん論文を読んだよ!」と言っていたので、楽しみにしていました。医師と看護師の連携の話から突然COPDの話に切り替わり、会場を回って参加者の考えを聞きながら進める独特の講演スタイルが、北九州でも炸裂しました。禁煙支援に関する著書が多い谷口先生ですが、資料も多くいただき、特に看護師の皆さんには、とても勉強になったと思いました。
 特別講演2は、市立門司病院院長の廣瀬宣之先生が座長を担当し、久留米大学病院呼吸器病センター教授の川山智隆先生に「COPDの最近の話題」について御講演いただきました。事前にコメディカルが多い会と説明していたこともあり、呼吸機能の側面から非常に分かりやすい切り口でCOPDの病態を解説していただきました。さらに先生が関わったCOPDのガイドライン(第5版)で、COPDの定義から「炎症」という文字が抜けた理由についても、お話がありました。多くの参加者が熱心にメモを取り、COPDに対する理解が深まったと思います。
 次回も魅力的で楽しい会を企画する予定でおりますので、忘れずに参加して下さいね!

写真1:川山先生の講演の始まり
写真2:懇親会にて(1月31日のブログの写真と酷似!)
 (奥の方左から)nyan、川山先生、廣瀬先生
 (手前左から)津田先生、谷口先生、矢寺先生

COPD禁煙2019-1 

COPD禁煙2019-2 
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怒濤のような1か月

2019年02月08日
 お正月休み明けから、本当に怒濤のような1か月でした。
 インフルエンザの発生がやっとピークを過ぎたものの(写真参照)、まだ警戒レベルが続いています。そして毎年思うのですが、どうしていつも北九州市のインフルエンザの発生は、全国平均や福岡県よりも多いのでしょう?幸い若松病院では、インフルエンザの孤発例は続いていますが、アウトブレイクには至っていません。でもまだ1か月は油断禁物です。今年のインフルエンザは重症例が多く、当院でもインフルエンザによる脱水や腎機能障害、インフルエンザ後の肺炎やCOPDの増悪で緊急入院が続いています。また入院に至らなくても、基礎疾患のない普通の成人が、インフルエンザと同時に肺炎に罹るケースも見られます。予定入院の患者さんに、緊急入院が上乗せされるし、外来はいつまでも終わらない雰囲気で、もうしばらくは野戦病院状態が続きそうです。
 加えて子ネコの「はさ美ちゃん」が、我が家に来た途端に猫伝染性腹膜炎を発症し、結局、12日後の1月24日に亡くなりました。その間ずっと居間に置いた簡易ベッドで寝て、つきっきりで過ごしました。家族になったばかりのネコの早すぎる死に対して、まだ悲しみのどん底のままで、心の整理もついていません。本当に四十九日までが喪中という意味を体感しているところです。一緒に暮らした貴重な12日間の写真集も作りました。たぶん冬の仕事の忙しさを切り抜けた頃に、悲しみも少しは和らぐのではないかと思っています。

写真:インフルエンザの発生状況(2月8日 北九州市保健福祉局発表)

インフルエンザ2019-02-08 
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民間外交に力が入ります!

2019年01月31日
 今日は、ソウルと大邱からそれぞれ3人ずつ、友人・知人が北九州に来ました。今回の目的は、北九州発の高齢者向け運動器具である「ケア・トランポリン」を使用した実際の活動視察ということで、田川市で開催された「ケア・トランポリン教室」を訪問されました。現地では教室の皆さんや地元の市議会議員に大歓迎されて、毎日新聞の取材まであったそうです。ケア・トランポリンは北九州にある「日本ケア・トランポリン協会」の池上正郷理事長が開発された機器で、実は私が韓国で親友のイ・ウンスクさんから情報をもらい、昨年後半から鳥井先生を巻き込んで、COPD患者対象の臨床研究を始めました。本当に「灯台もと暗し」とはこのことですね。
 ケア・トランポリンは、普通のトランポリンとは異なって、高齢者向けに安全性を重視した特殊な構造になっており、田川市、中間市など地方自治体が介護予防の一環として取り入れています。韓国ではイ・ウンスクさんが経営するKDMCという医療設備会社が自治体へ紹介を行っており、また今回は大邱から教育関係者も加わって、臨床研究への関心も高まったところです。
 田川での視察を終えた一行を、小倉で迎えて楽しい懇親会をしました。大邱のケミョン大学のキム・デヒョン教授は、2006年にワシントンDCで開催された「タバコか健康か世界会議」でも1度お会いしており、うれしい再会になりました。今日は鳥井先生が参加出来ず、日本人は私ひとりということもあって、ずっと韓国語で対応しました。これからも一生懸命に韓国語を勉強して、ケア・トランポリンを含めた民間外交を楽しんでいきたいと思います。

写真:小倉にて
(奥の方左から)イ・ユジョン 大邱保健大学教授、パク・ビョンハ KDMC顧問、キム・デヒョン ケミョン大学教授
(手前左から)nyan、ムン・ジファン KDMC営業部長、イ・ホスク (大邱)ロハス教育研究所所長、イ・ウンスク KDMC社長

民間外交2019 

追記:2月1日の毎日新聞筑豊版に、「ケアトランポリン教室:田川の介護予防に海外からも熱視線 仏に続き、韓国から視察」という記事が載りました。
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大平先生歓迎会

2019年01月30日
 今日は若松区の「花と竜」で、大平秀典先生の歓迎会をしました。大平先生は山口先生の後任として、1月から当科に勤務しています。山口先生よりも1学年後輩なので、何かと苦労も多いようですが、鳥井先生、宇山先生という頼もしい先輩の指導を受けながら、この1ヵ月どんどん成長を遂げています。これからも、担当している患者さん1人1人に対して丁寧な診療を心がけて、経験を積み重ね、知識の幅を拡げることを願っています。

写真1:いつもの「花と竜」のメッセージ
写真2:(左から)宇山先生、トリ、nyan、大平先生

大平先生歓迎会1 

大平先生歓迎会2 
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猫伝染性腹膜炎

2019年01月20日
 1月12日に新しいネコのはさ美ちゃんが、我が家にやって来ましたが、到着するなり、すぐさま探索行動が始まりました。あちこち動き回り、しばらく使っていなかったルンバを作動させて大騒ぎするなど、ちょっと賑やかなデビューになりました。・・しかし、それが全てでした。
 その晩は疲れたのか、ぐっすり眠りましたが、翌日は元気がなくなって、しかも我が家に来てからというもの、食べ物を一切、受け付けなくなりました。最初は環境の変化によるものかと思いましたが、食欲低下が続くため、1月15日に動物病院に連れて行ったら、「猫伝染性腹膜炎」の疑いがあるとのことで、諸検査を受け、18日にはほぼ間違いないという診断になりました。
 猫伝染性腹膜炎(Feline Infectious Peritonitis: FIP)は、猫腸管コロナウイルスの遺伝子の一部が変異した猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)による感染症で、ひとたび発症すると、致死率はほぼ100%、しかも診断後の平均生存期間は9日間と非常に予後の悪い疾患だそうです。白血病やエイズ以外に、ネコにそんな恐ろしい病気があるとは知らず、しかも我が家に来た途端に発症し、あっと言う間に死の宣告を受けるとは、想像だにしませんでした。有効な治療法はなく、対症療法しかないようですが、いまだにはさ美ちゃんは、自分で食事を摂ってくれません。ステロイドの内服と飲水、栄養剤の投薬をしていますが、思い通りには事が運ばず、時間だけが経過していきます。私は人間でこういう電撃的な悪い症例を何名か診ていますが、まさか自分のネコにそれが起こるとは思いもよりませんでした。そして医療従事者ではない同居人の方が、より大きなショックを受けています。
 長生きする人(ネコ)もいれば、短命の人(ネコ)もいます。ただ誰もが、この世に生まれ、存在していることに意味があります。思えば動物愛護センターで、すがるような目で私を見たのも、そしてうちに来たのも、本当に御縁だったと思います。生き続ける望みを捨てることなく、しっかりと大切な時間を共有していこうと思います。
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インフルエンザ流行期の始まりに思う

2019年01月14日
 1月11日に、北九州市のインフルエンザ患者数が、警報レベルを超えたことが発表されました。本当に先週からインフルエンザ疑いの患者さんが、急激に増えたと実感しています。インフルエンザだけではなく、風邪、気管支炎、肺炎、扁桃炎など、外来がそろそろ終わりかなと思っても、五月雨式に患者さんがやってくるのが、この季節の特徴です。
 私はふた昔前に比べると、インフルエンザの診療が便利になった反面、面倒臭さも感じています。ふた昔前はインフルエンザの迅速診断キットはなかったので、急激な発症、高熱、関節痛など激しい全身症状をもって、インフルエンザと臨床診断しましたが、抗インフルエンザ薬もなかったので、結局は風邪薬にちょっと多めの解熱剤を処方して終わっていました。ところが、今は流行期で典型的な症状があっても、迅速診断キットを使ってしまう傾向があって、本当に悩ましいです。個人的には、流行期で周囲(特に同居の人)にインフルエンザ患者がいて、典型的な症状なら迅速診断キットによる診断は不要と考えています。検査をして「陰性」と出ても、臨床的にインフルエンザと診断するだろうからです。そんなわけで、先週はそれに合致する患者さんに対して、検査を省略して抗インフルエンザ薬を処方しました。ところが同じ日に、開業医さんから、同じ考えで臨床診断された人が、抗インフルエンザ薬で解熱しなかったので、5日後に検査してみたら肺炎だったというケースが紹介されてきました。なかなか実臨床はセオリー通りには行かないものです。
 また今シーズンは、新しい抗インフルエンザ薬も登場しました。ゾフルーザという経口薬で、成人の場合、体重40kg以上〜80kg未満では20mg錠を2錠単回投与するだけという薬です。症状改善までの時間は、他の抗インフルエンザ薬と差はないようですが、ウイルスの排出が1日程度に短縮されるため、流行の拡大防止に対する効果が期待出来ると思います。しかし新薬は、実際に多数の患者さんに投与されて、初めてわかる副作用も少なくないので、今シーズンはアンテナを高くして、慎重に処方を出そうと思っています。またお値段(薬価)もバカにならないので、処方前に患者さんと十分に相談して決めています。あと1ヵ月程度、超多忙シーズンを無事に乗り越えて行きたいです。

<抗インフルエンザ薬の薬価比較>(3割負担ならこれに0.3を掛ける)
リレンザ  1日2回5日間吸入 2942円
タミフル  1日2回5日間内服 2720円
ラピアクタ 1日1回点滴     6216円
イナビル    1日1回吸入     4279.8円
ゾフルーザ 1日1回内服       4789円
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私事で恐縮ですが・・

2019年01月12日
 我が家についに新しいネコが来ました。通算4匹目のネコですが、去年12月29日のブログに書いたように、「はさ美ちゃん」という名前です。初めての女の子ですが、なかなかの美ネコです。
 これまでのネコは、マンションの玄関にいたり、家の前の公園で拾ったり、知人の車のエンジンルームに潜り込んでいたり、という偶然の出会いばかりでしたが、今回は譲渡会通いをしてやっと出会いました。2回ほど週末を利用して、小倉駅の南口と北口のペデストリアンデッキで行っている、ボランティア団体の譲渡会に行ってみましたが、何と!私が「年齢条件」でひっかかり、あっさり足切りされてしまいました。気に入ったネコもいただけに、これには少なからぬショックを受けました。ネットで情報を調べてみると、ボランティア団体の譲渡会は、何かと人間様に対する要求レベルが高すぎるようでした。それに対して、市が開催している譲渡会は条件が緩いこともあり、今日は北九州市動物愛護センターが月1回開催している「ワンニャン譲渡会」に参加しました。動物愛護センターは小倉北区西港にありますが、若戸トンネルをくぐって10分ほどで到着しました(=我が家からは1時間10分)。今日はネコの持ち込みが1件(3匹)だけで、好みの柄ではなかったので、終了後にセンターで飼育しているネコを見せてもらい、互いに「一目惚れ」して、瞬時に決まりました。本当に素晴らしい出会いでした。私にとっては、はさ美ちゃんが最後の飼いネコになるので、これから大切に育てていこうと思います。

写真:美ネコの「はさ美ちゃん」

はさ美が来た1 
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nyanコラ本(2018年版)が出来ました!

2019年01月08日
 年明け早々に、昨年書いたnyanコラの本が出来ました。今回の2018年版は、画像ファイルが重かったせいか、1冊に収まらず分冊になりました。青い背表紙が上半期版、ピンクの背表紙は下半期版で、それぞれの表紙には私が去年撮った写真があります。内科外来受付の藤原さんが、早速、受付にnyanコラ本を置いて下さいました。外来にお越しの節は、どうぞパラパラと読んでみて下さい。

写真:左が外来の岩村看護師、右が藤原さん。珍しい横向きの写真も撮れました。

nyanコラ本2018-1 

nyanコラ本2018-2 
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明けましておめでとうございます

2019年01月01日
 謹賀新年。今年は静かなお正月を迎えました。平成時代も終わりに近づき、これから日本と世界がどうなっていくのか、不安の方が多い日々ですが、それぞれの皆さんが、しっかり自分の考えを持って、より幸せになることを願っています。
 新年の抱負を考えたり、書いたりしても、いつも数日で忘れてしまうのですが、今年こそは「整理整頓」と「断捨離」を実行して、心をスッキリさせようと思います。これが私の小さな目標です。今年もよろしくお願い致します。(写真はいくつか作った年賀カードの1つです。)

2019年年賀カード(2) 
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そろそろ終活を・・、

2018年12月29日
 そろそろ終活を真剣に考えるようになり、なるべく早く次のネコを飼おうかと思っています。
 この1年を振り返ると、入院予約をした患者さんが、家で飼っているイヌやネコを理由に、入院を渋ったり入院しないケースがありました。70歳を過ぎると、飼い主が先に亡くなることもあるし、またその手前の病気の段階でこうした難問にぶち当たります。今回入院せずに逃げ切ったとしても、それは問題の解決を先延ばしにしたに過ぎません。高齢者はもちろんのこと、ペットを飼う以上、飼い主に何か不都合が起きたら、どうやって解決するか、ふだんから色々とシミュレーションしておく必要があると思います。
 さて我が家ですが、過去にネコを2匹、同時に飼っていましたが、上のネコが随分気を遣って我慢しながら生活していたようでした。下のネコが先に死んだ直後から、上のネコが生き生きとして、とても元気になりました。そんな経験をしたこともあり、もう多頭飼いはしないでおこうと決め、また同居人も漠然と、今のネコ(セジョン)が死んだら、次のネコを飼えばいいみたいに考えていました。しかしセジョンは8歳なので、あと10年程度生きるとしたら、その次のネコは責任を持って最後まで飼うことが出来なくなります。それで自分達の年齢から逆算すると、今すぐにでも次のネコを飼わなければ、間に合わないことに気づき、同居人とセジョンを説得しました。(セジョンには、毎日、次のネコの名前を耳元で囁き続けています。)
 結局はネコ同士の相性次第なので、今度は小さな雌ネコを飼おうかと思っています。そして今はまだ見ぬ「はさ美ちゃん」と出会う日を楽しみにしています。

写真:セジョンと共に「はさ美ちゃん」を待つ。

セジョンと共に 
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第26回若松はいスクール

2018年12月21日
 今日は当院研修室で「第26回若松はいスクール」を開催しました。天候がすっきりしない中、事前参加申し込みの皆さんはもちろんのこと、老人会の忘年会を抜け出して、ほろ酔い気分で参加して下さった患者さんもおられて、とても感激しました。
 前半は、当院勤務があと10日の山口雄大先生に「間質性肺炎と(普通の)肺炎の違い」について、40分ほど講演をしてもらいました。いつものように丁寧で優しいしゃべりは、中高年の女性参加者の心を魅了したことと思います。そして一般の人には分かりにくい間質性肺炎がどんな病気なのか、理解が深まったと思います。後半は私が「肺炎球菌ワクチンの最新情報」というテーマで、再接種の問題と2つの肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスとプレベナー)についてお話をしました。参加者の半分以上は肺炎球菌ワクチンを受けているようで、関心の高さを肌で感じました。
   次回は3月8日を予定していますが、当科の患者さん以外からも参加の問い合わせがあったため、参加の条件をもう少し緩くしようかと思っています。色々な形で「はいスクール」が盛り上がるように努力を続けたいと思います。

写真1:山口先生の講演
写真2:はいスクールの雰囲気

26回はいスクール(1) 

26回はいスクール(2) 
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萩原中央病院感染防止チームが来訪

2018年12月19日
 今日は北九州市西部地区の感染防止相互ラウンドで、萩原中央病院の感染防止チームが当院を訪問しました。これまでは西部地区の合同カンファレンスの中で個別の情報交換を行っていましたが、今年度から方法が変わって、ペアになっている病院を会場に1回ずつ行うことになりました。
 今回はまず先に萩原中央病院が当院を訪問し、ふだん水曜午後に行っている感染制御部のカンファレンスとラウンドを一緒に行いました。いつものように日報・週報の確認、耐性菌の検出状況、抗菌薬の使用状況に加え、今回は病棟で発生したインフルエンザの話も出ました。また某部署に「ネズミ」が出て、複数の職員の机の中の「ふりかけ」の袋を破ったという怪情報も寄せられました。ただし誰もネズミを目撃していません。
 そして予定通り、4E病棟をラウンドしました。流しの1個のスポンジに書かれていた使用開始の日付以外は、特に問題はなく、客人にも問題点を指摘されず、ホッとしました。4E病棟のラウンド後は、いつものように自慢の3階の中庭を案内しました。次回は2月に当院が萩原中央病院を訪問する予定ですが、それまでに「ネズミの謎」が解ければと思っています。

写真:3階の中庭にて

萩原とのラウンド2018 
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近畿大学医学部奈良病院へ相互ラウンド

2018年12月15日
 昨日は私立医科大学協会医療安全・感染対策部門相互ラウンドのため、近畿大学医学部奈良病院に行きました。病院のHPを見ると、奈良県生駒市にあり、「生駒市ってどこ?」の情報収集から始まりましたが、行きは新大阪→本町→生駒→東山のルートで無事に到着しました。奈良病院は生駒市郊外ののんびりとした風景の中に、忽然と現れた大病院という雰囲気で、とても驚きました。しかも地下には「外来レストラン」がありましたが、これが何と「シェラトン都ホテル大阪直営」で、私は「ヒョエー!」と貧乏育ち丸出しの反応をしてしまいました。
 相互ラウンドは13時から17時までの4時間あり、医療安全と感染対策の2グループに分かれて、ヒアリング・書類審査と院内ラウンドをしました。当院からは医療安全が田原副院長、青木看護副部長、管理課の森松さんの3名、感染対策は感染制御部専従看護師の森口さんと私の2名でした。当地では既にインフルエンザが流行しているとのことで、私達全員にマスクが支給されました。感染の方のヒアリングでは、職員に対する徹底的な感染防止教育や啓発活動に感銘し、多くのことを学びました。また院内ラウンドでは血液内科、小児科、NICU、検査部、薬剤部、ICU、耳鼻科外来を回り、対応して下さった太田善夫先生(感染制御部長)、嶋田高広先生(同副部長)、天野智佳子さん(感染管理認定看護師)とは、楽しく会話も弾み、充実した時間を過ごしました。
 来月は奈良病院が当院を訪問します。それまでに同院を見習って、少しでも多く教育や啓発活動に頑張って取り組もうと思います。

写真1:丘の上にそびえ立つ近畿大学医学部奈良病院
写真2:院内ラウンドの様子(鏡に映った森口さん)
写真3:外来レストラン

奈良病院2018-1 

奈良病院2018-2 

奈良病院2018-3 
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「COPDって何?」の改訂版

2018年12月08日
 2015年1月にCOPD啓発用の冊子を作ったことをnyanコラに書きました。あれから3年以上経ち、20,000部印刷した冊子も底を尽き、またCOPD・禁煙研究会の世話人も一部入れ替わったため、今回改訂版を9,000部作成しました。このうち2,000部は、既に北九州市保健福祉局にお届けしました。
 前回より部数が少ないため、今回は元のPDFファイルを自由にダウンロード出来るように、産業医科大学若松病院呼吸器内科のHPに載せました。1ページがA5サイズですが、なるべく多くの皆さんに活用していただければと思います。
↓をクリックして下さい。
https://wakamatsu-kokyuki.jimdo.com/お知らせ/

写真:「COPDって何?」の表紙

COPD冊子 
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山口先生の送別会

2018年11月30日
 1か月早いですが、昨日は山口先生の送別会を若松区の栄寿司で行いました。偶然にもその数時間前には、トリが気管支鏡専門医試験に合格したとの朗報も入り、トリの合格祝いも兼ねました。
 山口先生は今まで当院にローテートした専修医の中で一番勤務期間が短くて、せっかく当院にどっぷり漬かって大活躍しているのに、残念でたまりません。たくさんの緊急入院や手技をこなしたし、治療方針の大きな判断も的確に行いました。次の勤務先でも頑張って欲しいし、近い将来には教員で戻ってきてもらいたい逸材だと思っています。また送別会には、山口先生の後任の大平先生も大学の方から参加しました。大平先生のカバンの中から、沢山の参考書が出て来たのはビックリしましたが、きっと勉強熱心なのでしょう。1月からの勤務なので、野戦病院化する冬のシーズンを一緒に頑張りましょう!

写真:左から、宇山先生、気管支鏡専門医合格のトリ、nyan、山口先生、大平先生

山口先生送別会 
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夢を叶えた!

2018年11月27日
 4日間の行方不明から無事に戻りました。行き先はトリや宇山先生の予想通り、沖縄でしたが、去年と同じ伊良部島に行って、同じ隠れ家リゾートに身を隠しました。去年は伊良部ブルーとか宮古ブルーと呼ばれる美しい海を見る目的で行ったのに、悪天候に邪魔されたのでした。今回はお天気に恵まれて、1年越しで私の夢が叶いました。今日は皆さんに写真だけ楽しんでもらえればと思います。

写真1:宮古島の前浜ビーチ
写真2:牧山展望台から見た伊良部大橋
写真3:下地島空港の誘導路
写真4:来間大橋とnyan先生

行方不明2018-4 

行方不明2018-5 

行方不明2018-3 

行方不明2018-6 
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たった1日の年休で叶う夢もある

2018年11月25日
 2シーズン前の冬に、私を含むスタッフが次々とインフルエンザに罹り、4-5日のインフル休みを余儀なくされたことがありました。その期間中、仕事の負担がインフルエンザに罹らなかった人に降りかかり、とても忙しい状態になるという問題が発生しました。そもそも夏休みや学会出張などは、事前に日程が分かっているので、外来の予約を止めたり、仕事を同僚に分担してもらうなどして、大きな支障が生じないようにしています。しかしインフルエンザは突然やって来るので、どうしても同僚に大きな負担を掛けてしまいます。その問題に気づいて、その年からは、インフルエンザに罹らなかった人は、3月以降に4日間のリフレッシュ年休を取って良いようにしました。それが公平だと思ったからです。(ちなみに昨シーズンは誰もインフルエンザに罹らず、該当者なし)
 ところで日本人は、風邪やインフルエンザなどのちょっとした病気では「病気休暇」を取らず、「年次有給休暇(年休)」でカバーしてしまう傾向にあります。「年休」は、特段の理由は不要なので、病気で消費してしまうのは、もったいない話です。医師も含めて働き方改革が叫ばれる中、今年度は、私の独断で「夏休み以外に、まず1日の年休を取ろう!」というルールを作りました。もちろん取りたくなければ取らなくてもいいのですが、年休を取るハードルを下げるのが最初の一歩だと思っています。それによって、新しい事にチャレンジしたり、夏休み以外にも「旬の小旅行」が出来るようになったりして、本当にメリットが大きいと思います。私はこのルールを決めた時から、11月26日に年休を取ることにしており、11月23日から行方不明になっています。(^o^)

行方不明2018-1 
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医者は自分が専門の病気で死ぬ

2018年11月20日
 という、恐ろしいジンクスがあります。実際、その通りになった人を何人か知っているし、本当に嫌なジンクスだと思います。
 2年前のランギロア旅行、特に電気もガスも電話もない島に行っていた時が百日咳の症状のピークで、「あぁ、私はこの小さな島で窒息死するのか」と思うほどの恐怖を経験しました。今は2週間前に罹った軽い風邪が引き金で、持病の咳喘息が悪化して咳がずっと続いています。自分の咳喘息のコントロールも出来ないのに、患者さんの喘息の治療をちゃんと出来るのかと、ちょっと自信を失っています。そして悪いジンクスが、度々頭をよぎります。咳喘息では死ぬはずはないと思うのですが、咳が止まらない時に、私の気管や気管支が記憶している、あの百日咳の咳が再燃しないかという恐怖があります。
 熱もないし食欲もあるし、体は元気ですが、咳だけが止まらなくて本当に苦戦しています。週末には完全に咳が止まって欲しいと、神や仏に祈っている、困ったnyan先生です。

写真:ベランダの上を歩くセジョン

ベランダを歩く 
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第12回日本禁煙学会学術総会

2018年11月13日
 11月9日から11日まで、第12回日本禁煙学会学術総会のため香川県の高松に行って来ました。高松に行くのは2回目でしたが、岡山からは「特急うずしお」か「マリンライナー」で1時間弱で行くことが出来ます。好奇心旺盛なnyan先生は、両方の列車に乗ってみたくて、行きは「特急うずしお」に乗りましたが、普通の人は「マリンライナー」で移動するようでした。それもそのはず、岡山からは徳島行き「特急うずしお」と高知行き「特急南風」が連結して一緒に走り、瀬戸内海を渡った後に宇多津という駅で2つの特急が切り離され、そこから高松まで「特急うずしお」は後ろ向きに走るのでした。私ではない乗客が盛んに「気持ちわり〜」と文句を言ってました。(ちなみに高松を出ると徳島までは前向きに走行)
 香川県と言えば讃岐うどん。後ろ向きで高松に到着したnyan先生は、早速、高松駅でうどんにありつき、後ろ向きの気持ち悪さを吹き飛ばしました。9日は雑誌編集委員会、理事会、総会、役員懇親会と続き、10日と11日が学術総会でした。今回は繁田正子賞(Young Investigator Award)の審査委員長と一般口演の座長を務めました。禁煙学会の良さは、多職種からなること、そして基礎研究から症例・事例報告、調査報告、政治を含む社会活動まで幅が広いことです。禁煙推進という大きな目的の中で、自分が活動している範囲の狭さを感じる一方で、ひとりひとりの力の結集が社会をダイナミックに変えて行くことを実感出来る学会です。
 2日間で色々な情報を得ましたが、いつものように日程的に観光は出来ず、学会場の「かがわ国際会議場」から鬼ヶ島を見たのが唯一の観光(?)でした。来年は山形、再来年は福島で開催予定で、最近の学会では珍しく地方開催が多いのも魅力の1つです。今からは加熱式タバコとの戦いが続きますが、新しい情報を集めながら、頑張って行きたいと思います。

写真1:讃岐うどん
写真2:学会場から見えた鬼ヶ島

高松2018-1 

高松2018-2 
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90代の患者さんのSpO2記録

2018年11月12日
 石綿関連疾患とCOPDで在宅酸素療法(HOT)を行っている佐藤さん(仮名)は、産業医大病院時代からずっと私が担当しています。肺炎やHOTの調整、呼吸リハビリなどで何度も入退院を繰り返していますが、気がつくと年齢が90代に突入していました。HOTの条件は徐々に厳しくなり、現在は、オキシマイザーを使って、安静時4L/min、労作時5L/min、さらに入浴時にはnasal カニューレで7L/minです。それでも訪問看護を受けながら、日々の自己管理を頑張っています。
 ところが最近、労作後のSpO2の低下が激しく、元に戻るのに数分以上かかるようになったとのことで、記録をつけていることを知った外来看護師の幸野さんが、是非とも記録を持ってくるように依頼していました。そして今回は大学ノートを2冊持参して来院されました。そこにはSpO2の低下から回復までのグラフが詳細に記載されており、最初は何かなと思って見た私は本当に驚きました。SpO2が低下しても客観的なデータを取ろうという姿勢が素晴らしいと思う一方で、よく意識が遠くならなかったと冷や汗ものでした。遅ればせながら、これを参考にして、酸素投与量の変更をしました。
 佐藤さんが90代になっても頭脳明晰である秘訣は、いつも頭を使っていることにあると思います。本当に患者さんから人生を学ぶことが多い日々だと実感しました。

写真1:労作後のSpO2の変化(6日分、見開き2ページ)
写真2:11月3日の記録を拡大(ソフトバンク優勝の文字が!)
*いずれも御本人と奥様の了承を得て掲載

SpO2記録1 

SpO2記録2 
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またしても水面に映る景色

2018年11月04日
 この週末は雑多な用事で動き回っていました。せっかく快晴の週末、本当はハイキングやピクニックの類いを楽しみたかったのですが、気がついたら日曜日の夕方になっていました。それでもどうしても紅葉の写真を撮りたくて、近くの宗像ユリックスまで往復のウオーキングをしました。残念ながら光線の関係で美しい紅葉の写真は撮れませんでしたが、大好きな「水面に映る景色」の写真が撮れました。
 私が「水面に映る景色」が好きになったのは、思えば小学校6年生の時からです。たまたま札幌の三越デパートの南側にあった画廊で誰かの絵の個展を見たのです。本当に文房具を買うつもりが、画廊に迷い込んだだけでしたが、そこで湖に浮かぶ逆さまの木の根っこと、それが湖に反映した美しい水彩画に出会いました。それ以来、水面に映る景色に魅了され続けています。中学校の時にその画廊で個展を開いていた人が、偶然にも同じ中学の美術の先生と知り、本当に驚くと同時に、その絵を描いた場所も教えてもらいました。そこは道東にある然別湖の隣の東雲湖という小さな湖でした。後に大人になってから、その湖を訪れましたが、もちろんそんな木の根っこは既になく、代わりに然別湖に映る山の景色に魅了されました。一方私は高校時代は美術部だったので、当時は小樽運河に映える倉庫群の絵ばかり描いていました。
 さて話は戻り、nyan's コラムの読者の中に、写真を楽しみにいる人がいることを最近知りました。今日は紅葉の写真は失敗しましたが、水面に映る景色がとてもきれいに撮れました。写真を待っている人達の癒やしになればうれしいです。

写真:宗像ユリックスにて

ユリックスの夕暮れ1 

ユリックスの夕暮れ2 
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第188回北九州呼吸器懇話会

2018年10月26日
 昨日は小倉で北九州呼吸器懇話会(略してKKK)がありました。今回は当院から宇山先生がサルコイドーシスの症例について発表しましたが、これは今月上旬に呼吸器学会の地方会(長崎)で、発表したのと同じ内容です。でもその後にさらに考察をブラッシュアップしてKKKに臨みました。学会は発表や質疑応答の時間がとても厳密なので、「炎上」することは滅多にありませんが、KKKは時々「炎上」するので、ちょっと怖い研究会です。しかし今回のKKKは終始穏やかなムードで進行し、宇山先生も質問に対して堂々と回答していました。
 また今回は他の病院からの発表で、私が過去に深く関与した症例が出て本当に驚きました。週1回非常勤で外来を担当している赤間病院での症例ですが、難治性の喘息のため、メポリズマブ(ヌーカラ)やオマリズマブ(ゾレア)といった高価な生物学的製剤を、同院で初めて導入しました。大学病院と違って小さな民間病院で、これらの薬剤を導入するのは、かなりハードルが高かったのですが、患者さんと相談しながら、前に進めて行きました。こうした治療で喘息の発作はかなりコントロール出来たのですが、「喉頭癌」になったとのことで他院の耳鼻科に入院してから、音信不通となり、紹介先からも連絡がありませんでした。その症例が喉頭癌ではない思わぬ診断名でKKKに登場し、お元気なことも確認出来て、本当にうれしくて感激しました。全く医療はドラマだと感じた夜でした。

写真:質疑応答を受ける前の堂々とした宇山先生

KKKの宇山先生 
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2年ぶりの日韓ポリクリ

2018年10月25日
 10月15日からの2週間、2年ぶりに高神大学(釜山)からの交換学生が、ポリクリで呼吸器内科を選択してくれました。キム・スジさんという女子学生で、最近では珍しい男ばかりのポリクリグループに混じって、呼吸器内科学の勉強に励みました。
 交換学生が参加すると、どのように実習を進めるのがグループ全体としてベストなのか、いつも悩んでいます。もちろん全てを英語で行うのが理想だと思いますが、呼吸器内科学の医学用語全てを学生さん達が知っている訳ではないこともあり、英語だけだと、本当に幼児の会話のようになってしまいます。それで前回(2年前)から、私が担当する呼吸音聴診実習では、日本語と韓国語の両方併記のテキストを準備しています。聴診の方法や症例の説明は私が全て英語で行い、専門用語の解説文は学生さん達が順に音読した後に、聴診してもらうようにしました。もちろん韓国人の学生さんには韓国語の部分を読んでもらいます。
 そんな方法で何とか90分の時間内に全ての情報を伝えることが出来ました。でも交換実習では知識の習得だけではなく、不自由ながらも外国語とボディーランゲージ、さらに「真心」を駆使したコミュニケーションがより重要です。そういう意味でも、今回の産業医大でのポリクリが、キム・スジさんにとって、良い思い出になることを願っています。

写真1:キム・スジさん(右)と共に
写真2:8ページ作成したテキストの一部

日韓ポリクリ2018-1 

日韓ポリクリ2018-2 
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雑感

2018年10月22日
 多くの医師がそうだろうと思うけれど、私は好きで勉強をしている。自分が必要性を感じたり、面白いと思う勉強はどんどんする。これは小学校に入学した時からずっと続いている。しかし人から押しつけられて勉強をするのは大嫌いだし、そうする人がいれば、徐々に距離を開けていく。

 私は仕事をするのが大好きである。しかし仕事を「させられる」のは好きではない。最初は頼まれた仕事であっても、自分が納得さえすれば、自分の責任でどんどん仕事を進めていく。しかし最後まで納得がいかず「させられている」と感じる仕事は、やりたくないし、やらないことも結構ある。

 そういう意味で、最近の製薬会社の「一部の人達」は、私たち医師を大いに誤解しているように思う。
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今週末:憲法カフェとウオーキング

2018年10月21日
 この週末は久しぶりに宗像にいました。土曜日は唐崎裕治先生のお誘いで第1回憲法カフェなる集会に参加して、医学ではない世界の勉強をたっぷりしました。最近は学会や研究会であまりメモを取らなくなったのですが、今回は新鮮な講演を2つ聴いてノートにびっしりとメモを取り、質問も2つほどしました。どうやらこの世界では、宗像市で一番下っ端の人間として、他の参加者も私を少し認識し始めたようです。
 また今日は久しぶりにウオーキングに出掛けました。夏の猛暑や台風、そして出張や私用で週末の遠出が多く、運動不足になって最近は足腰が弱ってきたように感じてました。市内ではプリンセス駅伝が開催されていたので、それを避けて南側の農村地帯を歩きました。紅葉にはまだ早いですが、爽やかな秋風を受けながら快晴の青空の下、13000歩ほど歩きました。久しぶりのウオーキングで、足の裏が痛くなりましたが、趣味のスマホ写真も楽しむことが出来ました。COPDの患者さん達に「歩け、歩け」と口癖のように言っているので、自分でも実行しなければいけませんが、歩くのは面白くないと思っている人達には、カメラやスケッチなどの趣味を持つことを是非お勧めします。

写真1:池のほとりで
写真2:満開のコスモス

秋の散策1 

秋の散策2 
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昨日のニャンコラがついに3位!

2018年10月08日
 昨日、タバコ関連のブログを書いたことを、禁煙関係のメーリングリストに流したら、アクセスが増えて、なんとニャンコラが医学のジャンルで3位に浮上しました。今までの最高が12位だったので、記録更新です!禁煙推進をしている人達の熱い思いが押し上げて下さったと思います。多くの方々に読んでいただいて、本当にうれしいです。これからも「わかりやすいブログ」をモットーに、様々なテーマで発信していきたいと思います。(nyan)

3位 
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あまりに酷いJTの全面広告

2018年10月07日
 今朝の新聞を見て、あまりに酷い全面広告に驚きました。JTが改正健康増進法(受動喫煙防止法)について、非喫煙者と喫煙者に向けて意見を述べているのですが、どうやら我が家でとっている新聞だけではなく、全国紙に広く広報しているようです。
 その中でまず「私たちJTは、受動喫煙防止に積極的に賛同します。」と述べていますが、そもそもJTは受動喫煙による健康被害を認めておらず、この文言の8行下にあるように「たばこの煙による迷惑」としか考えていません。またこの法律が成立するまでの過程で、JTが自民党たばこ議連などと一緒に妨害をし続けてきたのは、記憶に新しいと思います。日本では受動喫煙で年間15,000人が死亡しています。飲食店に「禁煙」「加熱式たばこ可」「喫煙室」と掲示しても、屋内全面禁煙でない限り、飲食店の従業員は受動喫煙の被害を受けてしまいます。
 次に「加熱式たばこは、火を使わないので、燃焼による煙が出ません。」との記載がありますが、加熱式タバコには紙巻きタバコの70-80%のニコチンが含まれているので、心臓血管系への影響は軽減されていません。また目に見える煙が出ていなくても、粒子状物質は紙巻きタバコ以上に出ており、PM2.5は環境基準を大幅に上回る量が出ています。もちろん紙巻きタバコよりも減少している物質はありますが、依然として有害物質を多数含んでいることには変わりなく、癌やCOPDといった慢性疾患の発症については、20-30年経たないと評価が出来ません。一方で加熱式タバコによる受動喫煙の急性症状や急性好酸球性肺炎の論文も出ており、煙が見えないからと言って安全という根拠にはなりません。
 私たち医療従事者は、医学系の学会や団体に所属して禁煙推進や受動喫煙防止に関する啓発を行っていますが、莫大な資金力を持つJTの宣伝の足元にも及びません。今日の全国紙の全面広告を読んで、多くの日本人に誤解を生じたものと危惧しています。タバコ会社は喫煙者にニコチンを供給してニコチン依存症にさせ、周囲の非喫煙者も巻き込んで、多くの疾患を発症させて、金儲けをしています。喫煙者も非喫煙者も決してだまされてはいけません。私は喫煙者を一次被害者、非喫煙者を二次被害者と考えています。たった一度の人生を、タバコによって台無しにされないことを願っています。

写真:本日の毎日新聞の広告

JTの新聞広告 

参考文献, URL:
Bekki K, et al.J UOEH 2017; 39: 201-207.
Auer R, et al. JAMA 2017; 177: 1050-1052.
Tabuchi T, et al. Tob Control 2017; 0: 1-9.
Kamada T, et al. Respirology Case Reports 2016; 4: e00190
http://www.tobacco-control.jp/heat_not_burn.htm (2018年10月7日アクセス)
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第81回日本呼吸器学会九州地方会

2018年10月06日
 10月5日と6日の2日間、長崎で「第81回日本呼吸器学会・日本結核病学会・日本サルコイドーシス/肉芽腫症疾患学会 九州支部秋季学術講演会」が開催されました。当科からは5日に宇山先生が特殊なサルコイドーシスの症例、6日に山口先生が合併症を持つ間質性肺炎の症例を発表しました。私は日程の都合上、6日のみ参加し、もう大人になった宇山先生には一人で発表を頑張ってもらいました。
 私は九州に来てから27年になりますが、九州地方会の開催地が台風の暴風域に入ったのは初めてのような気がします。山口先生と私は、5日の夜遅くに長崎入りして事なきを得ましたが、今回は沖縄の人達の演題取り下げが目立ち、また6日の午前中に特急かもめが運休したこともあり、随分と空席の多い学会になってしまいました。山口先生は間質性肺炎のセッションで発表しましたが、大学の医局からも発表があり、会場にいた人のほとんどが産業医大と長崎大学の関係者になりました。一部の演題取り下げの影響もあり、質疑応答の時間が伸びましたが、山口先生は堂々と発表し質問にも的確に回答していました。ひとつひとつの症例を大切にして、学会発表や論文執筆を積み重ねることが、医師の成長にとても重要です。無事に発表も終わり、この勢いで論文も一気に書き上げることを期待しています。

写真1:発表前の余裕の山口先生
写真2:ランチョンセミナーのお弁当

地方会2018-1 

地方会2018-2 
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禁煙指導スキルアップセミナー in 栃木

2018年09月28日
 熊本、佐賀、北九州と続いた、今年度4回目の「禁煙指導スキルアップセミナー」で講演するため、はるばる宇都宮にやって来ました。ファイザー主催のこのセミナーは、地域毎に担当が決まっていると思っていましたが、実はそうではないらしく、縁もゆかりもない宇都宮からお声を掛けていただいて、ビックリしていました。
 今回は栃木県立がんセンターの神山由香理先生が座長をして下さいました。先生とは過去に1度だけ名刺交換をした記憶しかなかったのですが、1時間の講演の前に、1時間半もおしゃべりをして、まるで旧知の友のごとく意気投合しました。しかも「勝負服!」の和服を着て来られて、大いに感激しました。
 セミナーでは、①(禁煙外来への)受診勧奨、②禁煙外来の5回受診を目指す、③加熱式タバコの問題について講演しましたが、回を重ねる毎にスライドをより見やすくしたり、新しい論文を追加したりして、完成度を上げてきました。参加の先生方もとても熱心で、本当に宇都宮に来た甲斐があったと思いました。

写真1:セミナーのちらし
写真2:和服の神山由香理先生と共に

栃木セミナー2018-1 

栃木セミナー2018-2 
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何を今さら?ーHOTの火災ー

2018年09月23日

 「News」というのは、文字通り「New」な話題じゃなければならないし、「新聞」は「新しく聞く」内容じゃなければなりません。今日の朝日新聞の記事は、あまりにも「Olds」かつ「旧聞」な話題で、ビックリしました。在宅酸素療法を導入する時には、まず確実に患者さんがタバコを止めていることが前提で、さらに医療者も業者さんも繰り返し、火気厳禁(タバコはもってのほか)を指導しています。それでも在宅酸素療法(HOT)の一部の患者さんがタバコを吸い続け、火災や死亡という不幸な転帰に至った例は、毎年発生しています。

 HOTはアメリカでは1970年代から開始され、1980年頃にはCOPDで酸素療法を導入した患者さんの方が、導入しなかった患者さんに比較して予後が良いという報告が出ていました。こうした流れで、日本でも1980年代前半に、患者会、厚生省(当時)の研究班、学会での専門委員会が結成され、マスコミや行政への働きかけを通じて、1985年3月1日にHOTが保険適用になりました。その後のHOTは承認制→届け出制→適用疾患の拡大→呼吸同調式デマンドバルブ300点新設などの過程を経て患者数も増加し、現在では約17万人がその恩恵を受けていると推計されています。HOTの基礎疾患で最も多いのが、COPD(45%)で、以下、間質性肺炎・肺線維症、肺結核後遺症と続いています。

 COPDの9割以上が喫煙が原因なので、COPDと診断されたら、治療の最初が「禁煙」になります。HOTはCOPDに限らず、慢性呼吸不全がある程度進行してからになるので、COPD患者さんにおいても、順番的に後の方で登場する治療になります。そんな訳で、HOTの歴史も30年を超え、さらに本来なら「禁煙」の段階を経てから、HOTの導入になっているはずで、火災を起こし不幸にも亡くなられた患者さん自身も、何度も禁煙の必要性を言われていたと思います。

 私は喫煙を続けるCOPDの患者さんに対して、HOTは絶対に導入しないし、当該患者さんが禁煙出来ても、その状態が1年間継続したのを確認してから導入するようにしています。なぜ1年かと言うと、禁煙に成功しても約半数が1年以内に再喫煙するのが一般的であり、禁煙開始1年後の禁煙が、真の禁煙成功と判断出来るからです。それだけニコチンは依存性が高いのです。

 今日の朝日新聞の記事を「Olds」「旧聞」と書きましたが、繰り返しの啓発は必要だし、一般の読者にとって、慢性呼吸不全、HOT、COPD、タバコとは何かを考えるきっかけになることを願っています。


写真:HOTによる火災(本日の朝日新聞の一部)


HOTの火災 

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