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産業医大の唐崎裕治先生(宗像市長選挙)

2018年04月15日
 嘘、隠蔽、保身、ニセの記憶喪失、野蛮な強行採決などが大嫌いなnyan先生です。ここ数年の国会の状況を見て、メラメラ、メラメラと怒りの炎を燃やし続けてきました。そんな私でも、北九州市で一生懸命働いた仕事の疲れを、夜や週末に癒やすことが出来る宗像市での生活が大好きで、とても満足していました。ところが去年偶然にも悪いニュースを知ってしまいました。それは日本会議系の森友学園っぽい小中一貫校が、宗像市の市有地に建設されるとの情報で、まさに寝耳に水でした。しかも安倍昭恵氏が「東京宗像会の名誉会長」や「むなかた応援大使」にまで就任していました。本当に地元の政治に無関心でいる間に、とんでもない事になってしまったと、途方に暮れていた矢先、次期宗像市長選に「産業医大の名誉教授が立候補」という新聞の見出しが目に飛び込みました。
 「産業医大名誉教授の唐崎(からさき)裕治先生?はて、一体誰だろう?」と思い、あれこれ調べているうちに、医学部ではなく産業保健学部の教授をされていた先生で、政治に対する考え方も私と100%一致していることがわかりました。1週間程前に初めて正式にお会いして名刺交換をしましたが、確かにどこかですれ違った記憶があるお顔でした。誠実なお人柄と優しい眼差しに魅了されてしまい、チラシ配りなどの時間が取れない私は、SNSを通じて情報を発信することにしました。
 幸いにも小中一貫校の話は、諸般の事情で没になりましたが、引き続き地元の政治にアンテナを高く立てておかなければなりません。今日は生まれて初めて、選挙の出発式というのに参加しました。数人の応援演説の後に唐崎先生が出馬の決意を述べられ、その後、選挙カーに乗って出発されました。私達は「これからさきは、からさきさん!」と大合唱して、唐崎先生を送り出しました。選挙まであと1週間、全てがうまくいくことを願っています。

写真:唐崎(からさき)裕治先生(奥様と共に、御本人の許可を得て掲載)

唐崎先生 
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今年度のポリクリの始まり

2018年04月12日
 今日の1限目は産業医大で5年生のポリクリ(呼吸音聴診実習)をしました。隔週の木曜日に担当しているのですが、今年度から産業医大1号館8階の医学教育改革推進センターで行うことになり、またシミュレータもMr. Lungの新しいバージョン(ラングⅡ)に替わり、今日は記念すべき第1回目となりました。
 ラングⅡでは、前胸部と背部が同時に聴診出来るようになり、操作もタブレットで同時に5台までできます。また吸気と呼気は台座のLEDランプが同期して点滅するため、非常にわかりやすくなりました。18年間、前のバージョンで実習をしてきたので、大丈夫かなと心配しましたが、同時操作のおかげで、前よりも効率良く実習が出来るようになりました。
 この記念すべき最初の実習をポリクリK班と一緒に行いました。トラブルなく終了して、うれしさのあまり、みんなで一緒に写真撮影をしましたが、本当に良い記念になりました。

参考文献:
吉井千春. シミュレータで学ぶ肺音. 呼吸 34(8):827-830. 2015

写真1:ラングⅡのタブレット
写真2:ポリクリK班と一緒に

ポリクリ2018-1 

ポリクリ2018-2 
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ヤブ医者は誰だ!

2018年04月11日
 私は平成10年から週1回、宗像市の赤間病院で外来を担当しています。今年でもう19年目になりますが、非常勤とはいえ、こんなに長く働いていると、色々な出来事に遭遇します。1週間前から痰がらみの咳が出るという患者さん(仮名:舞子さん)が受診されました。7年前にマイコプラズマ肺炎に罹ったので心配になったとのことでした。7年前の話を詳しく伺うと・・。
舞子さん:「その時はマイコプラズマ肺炎と百日咳に同時に罹って、大変でした。お医者さんからは、とても珍しいと言われました。」
nyan:(マイコと百日咳の同時多発テロ?きっとヤブ医者が血清抗体価の解釈を間違えたのだろう?フフフ。)「そうなのですね。」
舞子さん:「その時の検査結果をずっと持っています。どうぞ御覧下さい。」
nyan:(担当医:ヨシイの名を発見!)「ニャ!」
舞子さん:「その節はお世話になりました。」m(__)m

 よく見るとマイコプラズマも百日咳も抗体価が上がっていて、しかもちゃんとペア血清まで調べて確認していました。今そのデータを見ても同じ診断をすることでしょう。素晴らしい!7年前の私、と一瞬思いましたが、マイコと百日咳の混合感染が本当に稀なのか、きちんと文献で確認までするのが、本物の医者の仕事だと思います。もう7年前の記憶はなく、記憶がないということは、そこまではしていなかったのでしょう。そういう意味で、7年前のヨシイという医者はやっぱりヤブ医者なのだと思いました。

写真:赤間病院の待合室にある医師紹介写真。乾杯の「とりあえずビール」を飲んだ直後の幸せな顔(10年位前、ソウルにて撮影)

Dr. Yoshii 
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女が土俵に上がってどこが悪い!

2018年04月08日
 この1週間、普段は見もしない大相撲の土俵の問題でかなりエキサイトしました。随分前にも女性の大臣や知事が土俵に上がれないという問題がありましたが、今回は人命救助にも関連し、医療従事者として憤懣やるかたない気持ちになりました。翌日、相撲協会の理事長が陳謝していましたが、その後も女性が土俵に上がっていけない状態が続くと思うと、いい加減にしろと言いたくなります。もちろんほとんどの女性にとって、土俵の上に上がる用事はないでしょう。しかし性別により可能性が閉ざされることが問題です。
 世の中には様々な形で差別が存在しています。性別、国籍、人種、学歴等々。生まれ落ちた時の性別、国籍、人種、親の職業や家柄、家の経済状態は自分の意志とは関係ありません。差別をする側の人達は、たまたま50%の確率で男に生まれたとか、たまたま日本人に生まれただけで、自分の努力とは全く関係がありません。差別をするタイプの人間は、「もし自分が相手の立場なら」と想像する能力が欠如していると思います。あるいは差別する相手を作ることによって、自分の何らかのコンプレックスをカバーしているのかも知れません。差別される側は敏感なので、差別心を持った人を簡単に見抜くことが出来ます。
 日本国内のあちこちで、様々な形の差別が存在し続けています。相撲も「国技」とか「伝統」の名の下に平気で女性差別を続けています。全人口の半分を差別する競技に国技を名乗る資格はありません。前述のように日常生活では土俵の上に上がる用事はないので、緊急性がなく、すぐには解決しないかも知れません。しかし基本的人権を尊重する真の成熟した社会とは、あらゆる差別がない社会であり、少しずつでも差別を解消すべく努力を続けなければと痛感しました。

写真:我が家の庭のアメリカハナミズキが満開です。

ハナミズキ2018 
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桜の週末に・・・。

2018年04月01日
 この週末は諸々の用事で、西(博多)へ東(小倉)へと、桜吹雪の中を動き回りました。桜の開花など若い頃は、興味もなかったし、そんな心のゆとりもなかったのですが、ここ7-8年はあちこちの桜の写真を撮って楽しんでいます。
 ところで誰も知らないと思いますが、実は私は「肉球新党」の党員です。肉球新党は「猫が幸せに暮らせる社会は、人にも優しい。だから、戦争に反対、原発にも反対。そして、動物と人が共生出来る社会を。」というスローガンで市民活動をしています。今日の午後は飯塚の党員と一緒に、桜が満開の福岡市天神をデモして歩きました。もちろん安倍政権反対のデモです。
 小学校6年生の時のことです。朝、学校に行くと新しい担任の先生が黒板に何か文字を残していました。「オレは先週君たちに教えた基本的人権を体で表現するために出掛ける。今日の授業は休みにするから、教室で自習しておいてくれ。」という内容でした。みんな驚きましたが、同時にカッコイイとも思いました。そしてその先生との出会いが、その後の私の人生に大きな影響を与えました。先生の行動から「社会に対して何か意見があっても、心の中にだけ留めていては社会は変わらない。しっかりと意見を述べたり行動することによって、社会を変えていくことが出来る。」ということを学びました。今日は1年ぶりにデモに参加しましたが、今週末は宗像市長選の候補者を応援しに行く予定です。
 本当に日本人は政治に無関心な人が多すぎると思います。今日と近未来だけ、自分と周囲の人だけが、その日暮らし的に大過なく過ごせれば良いと思っているようです。政治に無関心な人達や選挙に行かない人達の存在が、我が国の未来を危ういものにしていると感じています。

写真1:田舎の桜(宗像市釣川)
写真2:都会の桜(福岡市那珂川)

田舎の桜 

都会の桜 
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早い桜の満開

2018年03月28日
 今年は寒くて長い冬から、突然春が訪れたせいか、例年より早く桜が咲き始めました。若松病院前の桜は今日が満開かも知れません。病院前に桜の木が数本ありますが、いつも南側(郵便局側)から順に咲いていきます。今日は南から2本目が一番きれいでした。一方、一番北側の木は、珍しく根元からも花が咲きましたが、あっと言う間に摘み取られてしまったようです。ちょっと悲しい気持ちになりました。自然に散るまで、そのままでいて欲しかったです。

写真1:南から2本目の桜(3月28日撮影)
写真2:今はない根元に咲いた桜(3月26日撮影)

桜2018-1 

桜2018-2 
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恐ろしか〜!福岡空港滑走路閉鎖

2018年03月25日
 今年の年明け早々に我が家に1通の招待状が届きました。それは何と中学校卒業以来、初めての同窓会開催の案内でした。中学卒業後、8つの高校にバラバラに別れた同期生達。よくぞ企画してくれたと大喜びで、その日のうちに出席の返信を出し、航空便とホテルの予約を取りました。3月に入ると心は故郷の小樽に飛び、昔のアルバムや文集を見たりして過ごし、3月21日の祭日には、派手ではなく地味でもない同窓会用の服を買いに出掛けたのでした。同窓会は3月24日の午後6時からホテルノルド小樽にて開催で、開始直前に集合写真を撮るから遅れないようにとの案内がありました。
 いよいよ3月24日当日、興奮して朝早くに目覚めて、早めに福岡空港へと向かいました。すると途中で友達から「福岡空港の滑走路が閉鎖されてるよ!」と連絡が入りました。ニュースやツイッターで情報をチェックすると、本当にひどい状態のようで、目の前が真っ暗になりました。空港に着くと各航空会社のカウンター前は立錐の余地もないほど人がいて、出発便の掲示板を見ると、午前の便は軒並み「欠航」の文字が並んでいました。私の飛行機は11:45発のANA289便(札幌/新千歳行き)。掲示板には搭乗口変更とだけ書かれていました。10分前に出発のJAL便の札幌行きは既に欠航が決まっており、次にANA289便も欠航になってしまうのかと思うと、胃がキリキリ痛み出しました。
 10時半ごろから一部の便が出発出来るようになりましたが、軒並み2-3時間の遅れ。11時半を過ぎても、ANA289便はこれ以上の情報が入りませんでした。いよいよ本来の出発時間になり、やっと搭乗手続き開始の放送がかかり、出発時間がわからないまま手荷物検査を通り過ぎました。結果的にANA289便は2時間以上遅れて出発、その後、新千歳空港から小樽まで電車で移動し、小樽駅からホテルまで全力疾走して同窓会開始の5分前にホテルにゴールインしました。ちょうどその時、ロビーで集合写真を撮るために同期生達が集まっており、その中に飛び込んだ私は、ひとりコートを着たままの姿で写真に収まりました。その後は同期生達と時を忘れて、小中学校時代の思い出話に夢中になりました。
 いつも思うことは、大きな旅行の最初のステップでこんなトラブルに巻き込まれたら、本当に踏んだり蹴ったりです。私はと言えば、金銭の問題より、2ヶ月以上前から心待ちにしていた45年ぶりの再会が危うく打ち砕かれるところでした。午前の札幌行き直行便4便のうち、結局飛んだのは私のANA便だけでした。同窓会の挨拶で福岡空港のトラブルの話をしたら、私の強運に拍手喝采で、男子からは「おまえ、昔からそんな悪運が強いヤツだったなぁ。」と声を掛けられました。本当にハラハラドキドキの初同窓会でしたが、自分の強運を再確認出来た貴重な経験になりました。

写真1:福岡空港の出発便案内
写真2:同窓会の案内版(ホテルにて)
写真3:ホテル(中央)と小樽運河

中学同窓会1 

中学同窓会2 

中学同窓会3 
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島袋先生の送別会

2018年03月21日
 昨日は若松区の「あづま」で、島袋先生の送別会(兼)宇山先生の厄払いの会をしました。本来は2月に厄払いだけする予定でしたが、入院患者数が増えて、延び延びになってしまいました。そうこうしているうちに厄も自然に払われてしまったようです。
 島袋先生は助教として若松病院に赴任し、3年間病棟医長、1年間外来医長として頑張ってきました。この4年間、主治医として多くの入院患者さんの診療に当たり、また入退院のマネージメント、さらに今年度は大学病院での外来兼任と大忙しでした。また臨床研究や学会発表も頑張り、呼吸器学会や呼吸器内視鏡学会の専門医、総合内科専門医にも合格して、呼吸器内科の臨床家として最も脂に乗った時期を迎えたように思います。4月からは九州労災病院の呼吸器内科に異動となりますが、若松病院での経験を生かして、さらに活躍されることを願っています。
 また昨日は4月から当院に専修医として異動予定の山口雄大先生も大学から駆けつけてくれました。半年間の勤務予定ですが、大学病院とはちょっと雰囲気が違う若松病院で診療の幅を拡げて欲しいと思います。
 昨日は春の嵐の様なお天気でしたが、美味しい食事と楽しい会話を存分に楽しみました。島袋先生、4年間の若松病院勤務、本当にありがとうございました。

写真1:乾杯!(左から宇山先生、トリ、島袋先生、nyan、山口先生)
写真2:串カツ

島袋先生送別会 

串カツ 
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第23回若松はいスクール

2018年03月17日
 昨日、2階の研修室で「第23回若松はいスクール」を開催しました。前半の実践編はリハビリテーション部の中元洋子療法科長に「今日から使える呼吸リハビリテーション」というタイトルで、呼吸リハビリの基本から実践まで、実に幅広くお話をいただきました。特に後半では参加者全員が実際に体を動かして学ぶことが出来て、本当に良かったと思います。また資料も充実しているので、御自宅でのトレーニング用の永久保存版になりそうです。
 教養編では私が「喘息とCOPDの最新治療」について、数多く出回っている各種吸入薬を整理して説明し、また難治性喘息の治療についても触れました。午後5時の「はいスクール」の終わりには、参加者の皆さんが「ラマッ、ラバッ、ラマラバッ!ヽ(´∀`)ノ」と、明るく口ずさんで、研修室を後にしたように思いました。
 3ヶ月毎に開催している「若松はいスクール」ですが、だいたい2ヶ月前にテーマを決めています。今回は自分が2ヶ月前に何を考えて、喘息とCOPDの話をしようと思ったのか、実はすっかり忘れてしまっていました。だんだんと物忘れが激しくなっているようです。次回もまた、参加者の皆さんの心に少しでも残る企画を考えようと思います。本当に寒い中、大勢の皆さんに御参加いただきありがとうございました。

写真1:リハ部・中元さんの明るい講演の始まり
写真2:呼吸リハの実際(シュワッチ!)

中元さんの講演 

呼吸リハの実際 
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産業医大のモルゲッソヨ

2018年03月08日
 今日は午前中、次年度のポリクリ準備のために大学に顔を出しました。ここ数年は隔週で若松病院3階の学生実習室で呼吸音聴診実習を行っていましたが、新しいバージョンのMr. Lungが医学教育改革推進センターの、クリニカル・シミュレーション・ラボに設置されたため、4月からはここで実習をすることになりました。
 今日は京都科学の担当者と一緒に、設置場所を決めて移動したり、実際の操作方法を確認したりしました。このラボは最近出来たらしく、次々と新しいシミュレータが運び込まれています。本当に贅沢なくらいお金をかけたラボなので、当科だけではなく、たくさんの診療科で利用してもらいたいし、学生さん達も恵まれているなあと感じました。
 さてMr.Lungが4人並ぶと本当に壮観です。平昌オリンピックのモルゲッソヨ(*)よりも上品で風格があります。これから5年生になる学生さん達も楽しみにして下さい。

らんぐ2 

(*)モルゲッソヨを知らない人は、画像をググってみて下さい。
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薬剤耐性(AMR)対策臨床セミナー in 福岡

2018年03月04日
 昨日は福岡で開催されたAMR対策臨床セミナー in 福岡(主催:AMR臨床リファレンスセンター)に参加しました。AMRとはAntimicrobial Resistance、すなわち薬剤耐性という意味で、昨今、薬剤耐性菌が世界的に問題になっており、日本でもこれに取り組むため2016年にAMR対策アクションプランが策定されました。厚生労働省の委託事業として、AMR臨床リファレンスセンター(国立国際医療研究センター病院内)が、日本全国で講習会形式で啓発活動を行っており、福岡が今年度最後の講習会となりました。
 3人の講師の先生が、「AMRの現状」「抗菌薬の適正使用」「感染対策」について御講演されましたが、特に「AMRの現状」では興味深い情報を得ることが出来ました。意外だったのが日本における抗菌薬の消費情報でした。2013年に全国で毎日200万人に抗菌薬が投与されているそうですが、このうち注射薬は15万人とのことで、結局抗菌薬の大部分が内服薬で外来で処方されているものということでした。しかも上気道炎患者の60%に抗菌薬が処方されており、身近なAMR対策はまず外来治療からということになります。
 AMRを含む感染対策は、医療従事者のみならず外来で治療を受ける一般市民への啓発も重要です。厚生労働省が一般向けにポスターを作成しており、私も感染制御部として啓発に力を入れて行きたいと思いました。

AMRポスター裏 
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日本呼吸器内視鏡学会・日本肺癌学会九州地方会(熊本)

2018年02月24日
 2月23日と24日の2日間、熊本市で第41回日本呼吸器内視鏡学会九州支部総会・第58回日本肺癌学会九州支部学術集会が開催されました。当科からは宇山和宏先生が「急激に肺病変の悪化を認めた気管支結核・肺結核の一例」を発表しました。堂々とした発表で、また座長からは予想通りの質問が来たので、とてもラッキーでした。
 この学会は一般演題では、様々な分野の発表がありますが、特別講演、シンポジウム、教育講演は全て肺癌がテーマなので、免疫チェックポイント阻害薬、EGFR-TKI、ガイドラインの話を繰り返し聞いて、知識の整理をしました。治療薬の話を聞いている時には、当院で肺癌治療を行っている患者さんの顔が目に浮かび、現状の治療の選択がベストなのかと自問自答を続けていました。
 また今回、面白かったのは、24日朝のモーニングセミナー「日本には金がない」(國頭英夫先生:日赤医療センター)でした。このセミナーで、國頭先生は高騰化する肺癌治療の医療費の問題にスポットを当て、このままの状態が続けば、日本の保険診療が早晩破綻すると警鐘を鳴らされました。1つの新薬を出すために平均3000億円もかかるそうで、また別のシンポジウムでも急性リンパ芽球性白血病に対するキメラ抗原受容体T細胞療法の1回投与が5200万円という話があり、天文学的な金額になる医療費の現状について考える良い機会になりました。
 熊本へは2年半ぶりの出張になりました。前回は地震の前だったので、熊本城で楽しい時間を過ごしましたが、今回はベールに覆われた状態でした。1日も早く元の状態に戻って欲しいと心から願った2日間でした。

写真1:新幹線駅の構内にて
写真2:発表を終えた宇山先生

肺癌学会地方会2018-1 

肺癌学会地方会2018-2 
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#患者に言われた衝撃的な言葉

2018年02月20日
 ツイッターを見ていたら、#ドクターに言われた衝撃的な言葉 というハッシュタグで、面白いツイートが並んでいました。それを見て、私は「患者に言われた衝撃的な言葉」を思い出しました。診察を終えると、その男性患者さんが私に言いました。

「先生、キスしていいですか?」
ニャン「え?・・・」
(しばし沈黙)
普通の顔で
「私の痰には結核菌は出てないんですよね。それなら女房にキスしてもいいですね?」
ニャン(な〜んだ!)「あ!もちろん大丈夫です。」
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雑感(2018年冬)

2018年02月18日
 呼吸器内科医になって30年になりますが、つくづくこの仕事は季節や天候に左右されるものだと痛感しています。特に今シーズンはインフルエンザA型とB型の両方が流行し、福岡県など九州各県は患者発生数が全国で常に上位、しかも北九州市は福岡県の平均よりも常に多い発生数になっています。そんな訳で高齢者のインフルエンザ、肺炎、COPDや喘息の増悪の患者さん達がどんどん入院してきています。若松病院に異動してから感染制御部長も兼任していることもあり、最近では1月と2月は、重要な仕事以外では福岡県から出ないようにしています。
 こういう季節性を感じながらの仕事は、呼吸器内科か循環器内科、あるいは小児科だと思いますが、一般の人にはあまり知られていないようです。半年前にある知人から、平昌オリンピックの医務室でボランティア診療活動をしないかと声を掛けられました。もちろん知人は私が韓国通であることをよく知っていての御提案でしたが、「野戦病院化する冬の呼吸器内科」を理由にお断りしました。そんな訳で今週末は、疲労回復目的で自宅でゆっくり過ごしました。
 今、夢中になっていることの1つは、スマホで写真を撮ることで、特に最近 iPhone Xに買い換えてからは、そのカメラ機能に魅了されています。前のスマホが iPhone 6Sだったので、iPhone Xの写真画像の美しさに加えて、ポートレート機能、LIVE機能に感動して、色々と撮影方法を練習しています。こんな冬の休日には、iPhone Xのカメラは最高のおもちゃだと感じる今日この頃です。

写真1:我が家のセジョン(ポートレート撮影)
写真2:日の里第4公園(宗像市)

セジョン(ポートレート) 

日の里第4公園 
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スキーのジャンプを見て思ったこと

2018年02月14日
 仕事柄、何年もの間、冬は忙しく、ウインタースポーツを見る心のゆとりもなかったのですが、今年はオリンピックということもあり、久しぶりに男子と女子のノーマルヒルのジャンプをテレビで見ました。
 本当に久しぶりにだったので、いつの間にかルールが変わってしまい、ジャンプに有利な向かい風だと減点、また飛びすぎないようにスタートのバーを上げたり下ろしたりして、その度に点数を増減するルールを初めて知りました。特に男子のノーマルヒルは、気温が低い上に風も強く、風の影響を考えながらスタートバーを上げたり下げたり、なかなかスタートが切れなかったりで、見ている方もかなりじらされました。しかしそんな悪条件でも集中力を欠くことなく、果敢に飛んで行く選手達の姿を見て、大いに感激しました。
 その一方で、ジャンプの世界でも細かく条件を変えたりして、随分複雑化してしまったものだと、少し悲しい気持ちにもなりました。私達の世界でも、昔はもっと大らかに診療や研究が出来たのに、今は事細かにインフォームドコンセントを取ったり、抜けがないようなカルテ記載をしたりで、ルールがどんどん増えて、業務マニュアルが年ごとに分厚くなってきています。私は難しく複雑な仕事ほど、「シンプル」を心がけ、重点をしっかり把握するのが良いと考えているので、ジャンプのルールにせよ、病院業務にせよ、なぜ人間はプロセスを複雑化して、自らの首を絞め続けるのだろうと考え込んでしまいます。医者もスポーツ選手も、後から生まれた方が、より複雑化した制度の中に身を置くようになるのは、長い目で見ると人類が破滅に向かっているようにも感じます。
 ジャンプの風、時の運など、人生は本来ファジーなもので、複雑なルールを作るよりも、そのブレに左右されない実力を身につけるのが大切だと思います。
 
写真:我が家のお宝。ジャンプで空中から落下して右足の複雑骨折をした元ジャンプ選手、秋元正博氏に書いていただいた色紙。その後、見事に復活!

秋元正博氏の色紙 
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第17回COPD・禁煙研究会

2018年02月03日
 昨日、リーガロイヤルホテル小倉で第17回COPD・禁煙研究会がありました。直前に雨が降り始めましたが、大勢の医療関係者が参加して2つの特別講演と質疑応答で大いに盛り上がりました。
 特別講演1では、高木病院(大川市)副院長・呼吸器センター長の林 真一郎先生に「COPD患者の身体的、精神的特性と対応方法」について御講演いただきました。先生が理事長をされているNPOはがくれ呼吸ケアネットの研究結果や症例呈示から始まり、いかにしてCOPD患者さん達の身体活動性を上げるかを中心に、精神面にまで踏み込んだ広く深い内容で、自分の診療や患者さんとの関わりを改めて考え直す良い機会になりました。
 特別講演2は、公益財団法人日本対がん協会 禁煙推進・対がん事業開発 参事の望月友美子先生に「新たなタバコ流行の脅威と先制予防」について、機関銃を撃つようなパワフルな御講演をいただきました。望月先生は30年にわたりタバコフリー社会の実現のため国内外で御活躍されており、今回は子ども達をタバコから守る活動、日本の喫煙対策の遅れ、新型タバコの問題など、多岐にわたり多くの情報提供をいただきました。
 2020年の東京オリンピックに向けて、国が率先して受動喫煙対策を行わなければならないはずが、国民の健康増進の足を引っ張る方向に向かっており、本当に腹が立つやら悔しいやらの毎日ですが、お二人の御講演を聴いて、戦うエネルギーが蓄積されてきました。来年の今頃には「正義は勝った!」と宣言出来るように頑張ろうと思った夜でした。

写真1:懇親会にて左から矢寺先生、埴岡先生(福岡歯科大学)、望月先生、nyan、林先生、津田先生
写真2:左から矢寺先生、埴岡先生、望月先生

COPD禁煙2018-1 

COPD禁煙2018-2 
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最近警察からよく電話が来ます。

2018年01月25日
 今年に入ってから、北九州市内の警察署から3件ほど電話が来ました。nyan先生が悪い事でもしたのでしょうか?
 警察は明らかな事件や事故を扱うだけではなく、人が自宅で亡くなった場合に事件性の有無を判断するため、主治医に病状を問い合わせたりもします。こんなことを書くと、「畳の上で大往生」を夢見ている人にはショックだろうと思います。もちろん往診に来て下さる主治医がいて、すぐに駆けつけて死亡確認をした場合は、この限りではありません。そうではない場合には、「虫の息」でも生きてさえいれば、救急車を呼べば病院に搬送してもらえますが、誰の目にも明らかに亡くなっている状態だと、救急車は死体を運ばないので、警察が登場することになります。そして主治医に対して、どういう病気で通院していたのか?突然死するような病気なのか?最後の受診はどんな様子だったのか?どんな薬を飲んでいたのか?など詳細な質問を行います。
 私は平成8年から平成23年まで産業医大病院に勤務し、ずっと外来を担当していましたが、こうした警察からの問い合わせは10数年間で1件しかありませんでした。ところが若松病院に異動してからは問い合わせがよくあって、年々増えているように感じます。やはりこの地域の高齢化や独居老人の増加によるものでしょうか?
 日本人は他人に迷惑を掛けずに生きるのを美徳としていますが、ちょっとタイミングが悪いと、畳の上で大往生のはずが警察の手を煩わせてしまうことになります。こうした事態を確実に避ける妙案はありませんが、在宅療養の場合は往診をしてもらえる主治医を持つこと、また少しでも体調が悪ければ早めに受診して入院加療することくらいでしょうか?寒い毎日で、突然体調を崩される患者さんも多いと思いますが、家の中を暖かくして、無事に冬を乗り越えられることを願っています。
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「いったい何をやっているのだろう?」と?

2018年01月18日
 私には2歳年下の妹が遠方におり、妹もまたブログを書いています。内容は日記代わりの日常生活中心の話なので、安否の確認も兼ねて、週に2、3回、覗き見しています。逆に妹もnyan's コラムをチェックしています。
 1週間前に妹が病院を受診した話を書いていました。要は連休明けでとても混んでいて、半日がかりの受診だったという内容でした。それに対して、誰かがコメントを書いていて「病院というところは待たされる。自分の番になったら短いのに、いったい何をやっているのだろう?」という内容でした。妹はそれには答えず、Wifiでも繋がっていれば退屈しないのにと、若者みたいな返事を書いていたので、私は苦笑いしていました。
 「いったい何をやっているのだろう?」と?「はい。死ぬほど仕事をしています・・。最近はお昼ご飯も食べられないことが多くなりました。」
 この季節は、予約の患者さん以外に、風邪、インフルエンザをはじめ、肺炎、COPDや喘息の増悪、気胸など、体調を崩す患者さんが押しかけてくるので、普段の季節の倍も働いている感じです。私の外来は1時間に6名の予約枠で、予約の患者さんだけなら、時間どおりに粛々と進んで行きます。でもその1時間枠に3名以上の追加が入ると、次第に遅れが出て来ます。特に新患の患者さんは最低でも20分、検査も加われば、終わるまで1,2時間かかることもあります。そして熱発の患者さんが来ると、あのカーテンの場所に隔離されるので、私はインフルエンザ検査の「鼻につっこむ棒」を持って、時々そちらに行くことになります。
 診察予約は約束なので、約束時間は守らなければなりません。なので予約患者さんが優先されるのですが、一方で体調が悪くて受診した人も待たせる訳にはいかず、1日の外来時間中に、何度もジレンマに陥ります。診察のスピードアップのために、電子カルテにキーワードだけ書いて、中断、中断で保存して診療を終えると、全ての外来診療が終わった後にも、続きのカルテ書きや紹介状の返事書きで、夜の時間帯まで仕事が食い込みます。そして最近では救急車もよくやって来て、外来中に「う・や・ま〜!」と叫べば、誠実な宇山先生が、病棟の仕事を中断して救急外来に飛んで来てくれます。
 妹のブログにコメントを書いた人に、私達は時間と戦いながら、一生懸命働いています。と書きたいところですが、ここはグッとこらえて静かに頑張り続けたいと思います。
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nyanコラ本(2017年版)が出来ました!

2018年01月10日
 今年もまた早々と昨年のブログを書籍化し、内科外来受付の藤原さんの御協力で受付の所に置いていただきました。これまでのnyanコラ本もそのまま置いてありますので、待ち時間の合間にでも、御覧になって下さい。なお貸し出しは藤原さんに申込みを御願いします。

写真:左は受付Aの井川さん、右は受付Bのお馴染み藤原さん

井川さんと藤原さん 
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医者に謝礼は不要です!

2018年01月08日
 このテーマについて、これまで何度も書こうか書くまいかと悩みましたが、色々と考えた末に書くことにしました。結論から言うと、医師への謝礼は一切不要です。看護師など医師以外のスタッフも全く同様だと思います。
 その理由はたくさんあるのですが、まず医師の仕事は診療であり、それにより職場から収入を得ています。また謝礼をもらったからと言って、診療に差が出ることはありません。さらに厳しい言い方をすれば、医師への謝礼はいわゆる賄賂になります。特に国公立病院では、そのあたりが厳格だと思いますが、当院のような私立の大学病院も国公立に準じた考え方になるかと思います。
 そして何よりも、私が謝礼を嫌う一番の理由が「悪しき慣習」だからです。一般的に都会に住む人や若年者はあまり考えませんが、田舎に行くほど、また高齢者ほど謝礼にこだわる傾向があります。何年か前の話ですが、佐賀県の田舎に住む知人の親が病院で手術を受けたそうです。その時に知人から「謝礼をいくら包めば良いのか?」という質問があり、私が「一切不要」と答えたところ、その地方での相場が20万円とか30万円とかという話でした。私は耳を疑い「そんなのウソだろうし、テレビドラマの話だろう。」と言うと、知人はそれがその地方の慣習だと言い張りました。しかし、ただでさえ医療費を払わなければならない上に、20万円とか30万円とか普通の家庭の1ヶ月分の生活費が飛ぶような金額を医師に支払うとは、悪習以外の何者でもありません。そんなバカなことをして、住民同士がお互いの首を絞める必要はありません。特定の地域で、医師への高額な謝礼がまかり通れば、収入が少ない人達には大変な負担になるし、医師も複雑な心境になると思います。
 ほんのコーヒー代だからとか言う人もありますが、それを受け取ると、じゃあいくらまでは受け取って、いくらからは賄賂かという新たな問題が出るので、正直なところ、そんなことに時間を使いたくありません。万が一、謝礼を置いていく人があれば、郵送して送り返すつもりでいますが、その時間だってもったいないです。なので患者さんや患者さんの御家族の頭の中から「謝礼」という言葉を消し去ってもらいたいのが、私の強い願いです。

追記:患者さんが、謝礼を渡そうとしながら「心からの感謝の気持ち」と言われる場合も多いのですが、「感謝の気持ち」は、お互いの会話で良く伝わってくるものです。金品のありなしではありません。「ありがとう」の一言が、医療者の心を和ませてくれるし、本当にこの仕事をして良かったと思う瞬間でもあります。
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訪日外国人の疾病対応

2018年01月02日
 今日の昼下がり、年賀状の整理をしていたところ、ツイッターで44,000人以上のフォロワーさんがいる人からSOSのツイートが届きました。その人はソウル在住の日本人(大学准教授)で、韓国人に日本語を教え、夏休みと冬休みには日本列島を縦断して、日本人相手にあちこちで韓国語の発音セミナーを開催している人なので、韓国語学習者の間ではちょっとした有名人です。その人が「福岡旅行中の知人が急病にかかり、ホテルから病院に救急搬送された。知人は日本語が話せないので、福岡のフォロワーさんで助けてくれる人はいませんか?」という内容でした。福岡と言っても天神方面なので、我が家からだと1時間半はかかります。どうしようかと悩んでいたら、幸いにも福岡市内の人が、ボランティアで搬送先の病院まで駆け付けました。その人は医療従事者ではなく通訳として助けに行ったので、私はツイッターのDM (ダイレクトメッセージ)という機能を使って、ボランティアの人の相談窓口としてバックアップ対応をしました。幸い命に関わる病気ではなかったのですが、日本人なら躊躇なく3次救急病院に転院して治療するところが、医療費がネックになり、初期治療で症状が軽快した段階でホテルに戻りました。その間、1時間半以上、ボランティアの人は判断に悩みながらも、親身になって対応していました。
 ところが全てが終わってから、福岡県が「医療に関する外国語コールセンター」を開設していることを、突然思い出しました。でももう後の祭りです。確かに開設してから年数が経っていないので、知らない医療者の人も多いと思いますが、私は当院か(非常勤で勤務している)赤間病院の外来看護師さんから、このサービスの話を聞いていました。まあ、コールセンターだと、今回のボランティアの人のように、患者さんに寄り添って、一緒に考えることは出来ないと思うので、これはこれで良かったのだと思います。ただ訪日外国人はどんどん増えており、使用する言語も拡がっているので、こうしたサービスを県内の医療従事者全てが知っておかなければと痛感しました。

写真:2018年の初仕事

初仕事2018  
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変革の年の始まり

2018年01月01日
 明けましておめでとうございます。いつもより早い冬の訪れを感じているうちに、今日、2018年を迎えました。今年の干支は戌年、nyan先生も年女です。別の言い方をすれば、そろそろ定年をカウントダウンしながら仕事を進める段階に突入しました。自分ではまだまだ修行中の身という気持ちでしたが、ここ数年、1世代若い人達と働くようになって、時の流れを強く感じるようになりました。
 今年は若松病院にとっても大きな変革の年になります。どう変革するのか?それはここに書かなくても目に見える形でのプラスの変革になると信じています。私もまた上記の理由で自分の変革を成し遂げなければならないと思っています。
 どこかで読んだ話ですが、医者に成り立ての頃は広い分野に興味を持ち、また幅広い教育を受けますが、その後、専門医、指導医、学位を修得した位から急速に専門性が高まり、狭く深い領域で仕事をするようになります。その後さらに年をとって、社会や人生を鳥瞰出来るようになると、再びジェネラルな方向へと関心も役割も転換していくという話でした。私も今の職位で仕事を続けているうちに、年を追う毎に学会等の役員、院内の委員、市の公務などが増えてきています。一方で定年後の趣味やライフワークの地ならし、健康の維持にも時間を作らなければなりません。そういう意味で、私もまた目に見える形で変革の年にしようと考えています。今年も引き続きよろしく御願いいたします。

New Year 2018-1 
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2017年 3W病棟の忘年会

2017年12月22日
 今日は梅の花・青葉台店で開催された3W病棟の忘年会に出席しました。早いもので、私にとって3W病棟の忘年会は7回目になりますが、同じく開院以来ずっと3W病棟で勤務している看護師さん、看護助手さんが6名いらっしゃいました。
 今回は席がくじ引きだったので、普段あまり話す機会が少ない人達とも会話出来たし、また新人看護師さん達の踊りの完成度が高くて、大いに盛り上がりました。当院は「ミニ大学病院」から「一般病院的な大学病院」へと脱皮する過渡期にあり、3W病棟は今後ますます内科系急患の受け入れが大変になりますが、今後もチームワークの良さを発揮して、共に頑張って行きたいと思います。

写真1:伊藤師長さんの乾杯の御挨拶
写真2:新人看護師さんの踊りと、それに熱中する宇山先生とトリ
写真3:ピース!

忘年会2017-1 

忘年会2017-2 

忘年会2017-3 
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第22回若松はいスクール

2017年12月15日
 今日は研修室で第22回若松はいスクールを開催しました。今年は冬の訪れが1ヶ月早い感じで、若松はいスクールでも冬の感染症を中心にプログラムを組みました。
 第1部は実践編「冬の感染症予防について」というテーマで、前半を感染制御部病院感染対策者の森口弘之さんに、消化器系感染症、特にノロウイルス感染について具体的な例示を中心に話してもらいました。また後半では内科外来看護師の幸野恵美さんが、呼吸器系感染症としてインフルエンザの診断から治療まで、分かり易くまとめて話して下さいました。第2部は教養編で、「胸膜疾患について〜気胸、胸水など」というタイトルで私が講演しました。肺のパンクである気胸、そして漏出性胸水と滲出性胸水の違いや、様々な胸膜炎について理解が深まれば幸いです。
 今回は常連の参加者以外にも、入院患者さんや他科で入院中の患者さんの御家族も参加され、皆さんがテキストを参考にしっかり聴いて下さいました。3ヶ月毎の勉強会はテーマ選びが大変ですが、3月には春の訪れにふさわしい内容を用意しようと思います。引き続きよろしく御願いいたします。

写真1:森口さんの講演
写真2:幸野さんの講演
写真3:講演準備中のニャン(←見えず)と、テキストに目を通す参加者の皆さん

22回はいスクール1 

22回はいすくール2 

22回はいスクール3 
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そうだ!若松病院へ行こう!

2017年12月13日
 この間、戸畑からタクシーに乗って「若松病院へ」と運転手さんに行き先を告げた時のことです。運転手さんがこんなことを言いました。
運転手:「若松は市立病院がなくなって不便だね〜。」
ニャン:「え?不便って???」
運転手:「産業医大が買ったそうだけれど、誰でも診てもらえるのかね。」
ニャン:「あの〜・・、若松病院に勤めているのですが。もちろん誰でも診ますよ。」
運転手:「!」
 長年かかりつけている患者さんでも、風邪を引いたりすると、開業医さんを受診してしまうケースがあります。「大学病院」と「予約制」がひっかかるみたいで、これまでも何人かの患者さんに、体調が悪い時にわざわざ別の病院に行ったり、予約日まで我慢したりせずに、すぐに当院を受診して欲しいと説明しています。確かに若松病院は大学病院ですが、内科は毎日、午前も午後も外来をしているし、予約なしでも紹介状なしでも大丈夫です。今朝は久しぶりに「若松病院行き」バスの後ろを走りました。体調が悪い時には、「そうだ!若松病院へ行こう!」と、バスに飛び乗って下さいね。

若松病院へ 
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行方不明のnyan先生が伊良部島に!

2017年12月04日
 12月1日から5日まで、職場の永年勤続旅行で沖縄県の伊良部島に来ています。私の場合、20年の永年勤続なので3日間の特別休暇+土日で5連休を取りました。産業医大から記念の旅行券をいただき、これを旅費の一部にして4泊5日の伊良部島旅行にしました。
 北海道生まれの私は、「南の島」への憧れが強くて、また伊良部大橋が完成したこともあり、行き先を伊良部島に決めました。伊良部島へは、福岡→那覇→宮古島→(伊良部大橋経由)→伊良部島というルートになります。遠く海外まで行かなくても手近な場所に素晴らしい島とリゾートがあって、本当にウキウキした気持ちで過ごしています。ただ残念なことに、12月1日から3日までは風雨が強くて、綺麗な写真も撮れずに苦戦しましたが、4日目にしてやっと青空が出て、まるで逆転ホームランを打ったような爽快な気分になっています。
 伊良部島と隣の宮古島は、沖縄の中でも特に海が美しいことで有名です。ベストではない天候でしたが、美しい珊瑚礁の海を見て、リゾートでリラックスして、随分と癒やされました。島旅が好きな人、海が好きな人には、おすすめの島です。

写真1:伊良部大橋近くの浜
写真2:下地島空港近くの海(下地島は伊良部島にくっついている島)
写真3:伊良部大橋

伊良部島1 

伊良部島2 

伊良部島3 
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相互ラウンド:川崎医大総合医療センターが当院訪問

2017年11月16日
 今日は1週間前の話の続きで、川崎医科大学総合医療センターの医療安全対策と感染対策のメンバーが当院に来られました。1週間前に知り合ったばかりですが、昔からの友人に再会したような、とてもなつかしい気持ちになりました。先週、帰りがけに若松病院への行き方を質問され、私は「タクシーで小倉駅から高速を使えば10分で到着!」と説明し、田原副院長は「戸畑からタクシーの方が安いです。」と、いずれも役に立つアドバイスをしたつもりでした。ところが今日の御一行様は「戸畑から船で来ました!」とのことで、旅好きの私は、その遊び心に大いに感激しました。
 さて感染対策の方は、外科部長でICDの羽井佐 実先生と院内感染管理者の松田真哉看護副師長のお二人だけでしたが、約1時間半の書類審査の後、4E病棟、4W病棟、透析室、リハビリ室、中央処置室、内科外来、リネン室、清掃室を一緒にラウンドしました。私達が見慣れているゴミ箱の位置、消毒用薬剤、病室の廊下側のカーテンなども、外部の人からは不思議に思えるらしく、質問のひとつひとつが新鮮で大いに勉強になりました。そして最後の総評では、とても勇気づけられるお言葉までいただきました。少人数で頑張っている感染対策ですが、いただいたアドバイスを参考に、より良い病院作りに励もうと思った1日でした。

写真:3階中庭にて(左からnyan、森口さん、羽井佐先生、松田さん、坂本さん、岸川さん)

川崎医大来訪2017 
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森を散策

2017年11月12日
 最近、遠方への出張(京都、岡山)が続いたので、この週末は家で過ごすことにしましたが、陽気に誘われて、宗像市内をあちこち散策しました。私が好きな場所の1つが、「ふれあいの森総合公園」です。ここは住宅地に隣接していながら、たっぷりと自然を楽しめ、運動不足解消にも最適の場所です。
 今回は紅葉の写真を撮ろうと思って行ったのですが、紅葉は今ひとつで、それ以外の写真をたくさん撮りました。最近はまっているのが、iPhoneでたくさんの写真を撮り、その中からベストショットを何枚か選んで、ツイートしたり、こうしてブログにアップすることです。同じ場所でも微妙に角度や位置を変えたりして、複数枚の写真を撮り、それらの写真を比較しながら、ベストの写真を選んでいく。そんな作業を繰り返しているうちに、だんだんと食べ物は美味しそうに、ネコは可愛く、景色は美しく撮れるようになってきたようです。子どもの頃から、水面に映る自然の情景が好きで、中学、高校時代は美術部でそういう絵を描いてきました。今は絵を描くことは止めましたが、iPhoneという最高のおもちゃを手にして、また昔の情熱が戻って来たように思います。これからも運動がてらあちこちの風景を撮り続けようと思います。

写真はいずれも「ふれあいの森総合公園」で撮ったものです。

ふれあいの森2017-1 

ふれあいの森2017-2 
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相互ラウンド:川崎医科大学総合医療センターを訪問

2017年11月09日
 今日は私立医科大学協会の医療安全相互ラウンドがありました。当院から副院長の田原先生、看護副部長の大松さん、病院感染対策者の森口さん、技師長の坂本さん、薬剤師の齊藤さん、病院管理課の原さん、そしてnyanの計7名が、岡山市にある川崎医科大学総合医療センターを訪問しました。
 同センターは、昭和13年に初代の川崎祐宣院長が外科医院を開設して以来の長い歴史がある病院で、幾多の変遷を経て、昭和46年に川崎医科大学附属川崎病院となり、平成28年12月には新病院が完成して、名称も川崎医科大学総合医療センターに変更されました。従って建て物はまだ1年も経っていない、本当にピカピカの新病院でした。毎年相互ラウンドは私立医科大学の分院同士で行っていますが、同センターは病床数が647床もあり、病床数だけだと産業医大の本院と同規模で、病院の入り口に着いた途端に建物の新しさと大きさに圧倒されてしまいました。
 私達が予定より30分早く着いたこともあり、事務部長の内藤さんが、15階建ての屋上にあるヘリポートを見学させて下さり、最初に岡山の景色を楽しむことが出来ました。その後、本来の業務に戻り、医療安全と感染対策に分かれて、ヒアリングと院内のラウンドを行いました。本当に築1年に満たないことを差し引いても非常に清潔感があり、感染対策もしっかり実行しており、さらに掲示物を制限するなどデザイン的にも優れた病院でした。また職員がアイデアを出し合って、創意工夫しながら仕事をしている様子が手に取るようにわかりました。
 来週は川崎医大総合医療センターのメンバーが当院を訪れる予定です。当院のあまりの小ささに驚かれるかも知れませんが、私達の普通の仕事ぶりを厳しく評価していただくこうと思っています。

写真1:電停から見える川崎医大総合医療センター
写真2:屋上ヘリポートにて(左から坂本さん、森口さん、齊藤さん、nyan、原さん、田原先生、大松さん)
写真3:無駄なものがないシンプルな美しさ(病院内部)
写真4:岡山駅の駅弁(松茸・栗ごはん、1,080円)←イチ押し!

川崎医大1 

川崎医大2 

川崎医大3 

川崎医大4 
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第11回日本禁煙学会学術総会

2017年11月06日
 11月3日から5日までの連休は、禁煙学会に参加のため、京都に行って来ました。京都は行楽シーズンの真っ盛りで、半年前に何とか全室禁煙のホテルを予約出来ましたが、新幹線も街の中も人、人、人で、本当にびっくりしました。
 さて今回の学会は大会長が循環器内科医ということもあり、「禁煙で伸ばそう健康寿命」というテーマでした。特別講演やシンポジウム、ランチョンセミナー、イブニングセミナーでは、タバコと生活習慣病、特に循環器疾患が多く取り上げられており、私もそのうち3つほど聴きました。
 しかし今回の学会で特に印象に残ったのは、「遠隔治療」と「加熱式タバコ」の問題でした。禁煙治療に遠隔治療を導入することの可否については、保険診療との兼ね合いもあり、色々な場で議論になりました。ただこの問題はまだ情報が不足しており、乗り越えなければならない問題も多く、しばらくは情報収集に努めるのが良いかと思いました。
 一方で圧巻だったのが「加熱式タバコ」に関する発表です。私が座長をした「繁田正子賞セッション」(=Young Investigator Award)の中でも実態調査の発表があったし、また特別企画Ⅰ「新型タバコって何?」では、使用実態、成分分析、禁煙化された場所での使用など、様々なアプローチによる報告がありました。現在、日本における成人の喫煙率は20%を切ったとされていますが、一方で加熱式タバコの使用が爆発的に増えており、使用者だけではなく、社会的にも「タバコ」と認識しない人達がいることが問題点として挙げられました。このため全面禁煙の場において、加熱式タバコの使用の可否は二分されており、社会のルールが社会の変化に追いついていないのが実情と言えます。
 加熱式タバコは紙巻きタバコと比較して、ニコチンやニトロソアミンなど一部の有害物質が少なくなっているのは事実ですが、金属類などではタバコと同等かそれ以上含有する物もあり、毒性が軽減されているとは思えません。タバコやアスベストなど、有害物質への曝露による慢性的な健康影響は、20年から30年という年月で評価されるものであり、それまで野放しにしておくわけにはいきません。有害物質が100%除去出来ない以上、加熱式タバコは紙巻きタバコと同じルールで社会的規制(*)を受けるべきであることを、再認識出来た学会でした。

(*)産業医大病院、産業医大若松病院の敷地内では、加熱式タバコ、電子タバコも含めて全面禁煙です。

写真1:学会場の入口の看板
写真2:夜の京都タワー

禁煙学会2017-1 

禁煙学会2017-2 
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