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組長やります!

2017年03月20日
 宗像市のこの地に家を建ててから、既に24年になります。時々、役員の仕事が回ってきますが、この4月から私が「組長」をすることになりました。これまでの役職は、主に世帯主である同居人がしており、私も一緒に活動しましたが、今回は「オレは嫌だ。自治会は向いてない。」と言ってついに逃げてしまいました。確かに同居人は小中学校時代に給食委員しかしていないので、学級委員のような組長職には向いていないと思います。
 実際のところ現役で仕事をしていると、当地の活発な自治会活動について行けない部分もあるのですが、組長は輪番制なのでやるしかありません。今日はまだ3月ですが、4月の第1、第3日曜日には、公民館清掃をしなければならず、早速、回覧板を作って廻しました。ただ私はやむを得ない日程の重なりを除けば、自治会活動は張り切ってする方です。日頃、顔だけ見たことがあっても、よくわからない町内の人と親しくなれるからです。狭い職場や大学の医局だけの世界ではなく、様々な職種や立場の人と交流出来ることをプラスに考えて、この1年を乗り切ろうと思います。

写真:回覧板(公民館清掃)に載せてしまった画像

掃除イヤイヤ 
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田川市立病院で禁煙講演

2017年03月16日
 今日は年内に敷地内禁煙を目指す田川市立病院からのお招きで、同院で禁煙講演を行ってきました。今回は同院総務課長の福田豊徳さんが、日本禁煙学会事務局に講師派遣を依頼したところ、私を紹介されたとのことでした。日本禁煙学会はそういう斡旋をしていますが、このルートで私に御指名があったのは今回が初めてで、禁煙推進のためなら何でもござれと、生まれて初めて「平成筑豊鉄道」なるローカル電車に乗って、田川へのミニトリップを楽しみました。
 病院スタッフの皆さんは、お疲れのところ大勢が集まって下さり、「喫煙・受動喫煙の害と敷地内禁煙について」と題して、1時間ほどお話をしました。喫煙や受動喫煙の害は、医療従事者なのでかなり知識を持っているという手応えでしたが、「タバコ規制枠組み条約」を御存知の参加者が1人もおらず、ちょっとびっくりしました。これは田川市立病院の職員が悪いのではなく、こうした禁煙推進に関する情報を国民へ広く知らしめていない国に問題があると思いました。講演全体を通して、敷地内禁煙化が待ったなしという状況もあり、皆さんが非常に熱心に聞いてくださり、私もやりがいがありました。時間がタイトだったので、講演や病院の写真は撮りませんでしたが、最後のまとめのスライドだけ、ここにアップします。院長の鴻江先生、病院事業管理者の齊藤先生が、この地域の喫煙率の高さを危惧されていましたが、無事に禁煙化が達成されることを願っております。また講演後には総看護師長の中村さんとは、私の趣味である「韓国旅行」の話で大いに盛り上がり、楽しい締めくくりとなりました。
 今日の経験を生かして、また色々な形で禁煙推進に力を注ぎたいと思った1日でした。

写真1:平成筑豊鉄道の車両(1両編成)
写真2:筑豊の風景(電車内から撮影)
写真3:まとめのスライド

田川への旅1 

田川への旅2 

敷地内禁煙まとめ 
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第78回呼吸器学会九州地方会

2017年03月12日
 昨日は福岡市の百道浜にある福岡国際医療福祉学院で開催された第78回日本呼吸器学会・日本結核病学会 九州支部春季学術講演会に参加しました。当院からは鳥井先生が「胸部CTにて空洞性病変を認めた成人マイコプラズマ肺炎の1例」を発表しました。実は昨日の3月11日が鳥井先生の当院復帰の初日となり、幸先の良いスタートになりました。発表後の質疑応答では、フロアから有意義なコメントがあり、論文発表ではさらにブラッシュアップしたいと思います。
 春季学術講演会は秋の地方会よりも小さい学会のはずでしたが、年々演題数も増え、また特別講演やシンポジウム等も充実してきているようです。今回は特別講演が2つあり、この春に定年退職される、福岡大学呼吸器内科の渡辺憲太朗教授と熊本大学呼吸器内科の興梠博次教授のライフワークや私見を拝聴することが出来ました。渡辺先生は特発性肺線維症(IPF)を中心に特発性間質性肺炎(IIPs)の概念の変遷を解説されました。最後に私見と前置きしながらも、分類不能型間質性肺炎(unclassifiable IIPs)の存在に代表される複雑かつ混沌とした分類の歴史を、シンプルで理解しやすいものにしてはどうかという強いメッセージを出されました。普段は温厚な学究派の渡辺先生が、バカボンパパのイラストを連発しながら、力強く講演されたのはとてもインパクトがありました。また興梠先生は、喘息、COPD、間質性肺炎およびそれらの合併を、自作の五輪マークで分かり易く表示しながら、診断と治療のポイント、さらに再生医療の現状まで御講演されました。五輪マークは、多くの参加者にとって目からウロコが落ちる分類だったろうと思います。学会では発表スライドの写真を撮るのが禁止されているため、自分のメモと印象から下記写真の2と3を作成してみました。本当に渡辺先生と興梠先生の特別講演は、私にとって心に残る名講演になりました。
 また「男女共同参画セッション」では、私が座長を担当し、山口赤十字病院の國近尚美先生に、呼吸器内科医師数の問題から男女共同参画に関連する法制度に至るまで、幅広い総論的な御講演をしていただきました。
 他にも、感染症の症例報告、再発非小細胞肺癌の治療、禁煙推進セミナー、急性呼吸不全症例の画像診断、呼吸リハビリテーションなどたくさんの発表・講演を聴いて勉強した1日でした。

写真1:学会場入り口にて;トリ(「イケメンに撮って下さい。」とのこと)
写真2:渡辺教授の御講演より(nyanのメモ)
写真3:興梠教授の御講演より(nyanのメモ)

JRS春季大会2017-1 

JRS春季大会2017-2 
JRS春季大会2017-3 
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nyanコラが医学のジャンルで12位!(FC2ブログ)

2017年03月06日
 3月4日の夜に、呼吸ケア・リハビリテーション学会で、当院リハ科の寺松さんと樋口さんが活躍した話を書きました。するとお二人の影響なのか、3月5日にnyan'sコラムへのアクセス数が増え、ついにFC2ブログの「心と身体」で21,149人中107位、またサブジャンルの「医学」では1,790人中12位になりました。今まで瞬間的に50位以内に入ったことはありますが、12位は最高です。これもお二人の人気と理学療法士パワーによるものでしょう。お陰様で、今日1日楽しい気分で過ごすことが出来ました。m(__)m
 これからもコツコツと頑張って、身近なこと、楽しいこと、気になること、そしてちょっと医学情報をアップしていこうと思います。よろしくお願いいたします。

12位 
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第4回呼吸ケア・リハビリテーション学会地方会

2017年03月04日
 今日は長崎大学で開催された「第4回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 九州・沖縄支部学術集会」に参加しました。今回から一般演題の募集も行われ、若松病院からはリハビリテーション部の寺松寛明さんが「1年以内に再入院した呼吸器疾患患者の予測因子の検討」を、また樋口周人さんが「サルコペニアを呈したCOPD患者における呼吸リハビリテーションの効果に関する予備的研究」を発表しました。1演題につき発表+質疑応答が15分間でしたが、寺松さんも樋口さんも、多くの質問に対して丁寧に応え、深みのある議論が出来ました。
 一般演題は12演題でしたが、歴史の浅い当院から2演題発表したこと自体、当院リハビリテーション部のモチベーションの高さが感じられ、共同演者に名を連ねた私も誇らしく嬉しい気持ちになりました。また当院外来からは看護師の幸野恵美さん(呼吸療法認定士)も参加し、熱心に勉強していました。本学会は医師よりも理学療法士や看護師の参加が多い学会ですが、医師だけの学会よりも熱気に溢れています。今日は屋内で勉強するのがもったいない位の青空でしたが、医師とは別の視点での疾患の捉え方を学ぶとても良い機会になりました。

写真1:学会場入り口にて;寺松さん(左)と樋口さん(右)
写真2:シーボルト先生の記念碑前で;nyan(左)と幸野さん(右)

ケアリハ九州2017-1 

ケアリハ九州2017-2 
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宗像大社のパワースポット

2017年02月25日
 本来なら2月24日と25日は、鹿児島で開催されている肺癌学会の地方会に行っていたはずですが、人手不足のため24日は行けず、また先週末が出張や日直で休みがなかったので、今日もこちらに居ることにしました。
 昨日、色々と不幸なことが起こっていると書きましたが、友達とやりとりしているうちに、「そうだ!宗像大社にお祓いに行こう!」と気分が盛り上がりました。ふだん神も仏も信じない無宗教の私ですが、地元にある宗像大社の落ち着いた雰囲気だけは大好きです。特に神が降臨した場所として知られる高宮祭場は、原生林の中で荘厳な空気が感じられ、気持ちをリフレッシュするには最適の場所です。一応お祓いも兼ねているので、本殿、第二宮、第三宮に参拝しながら、少し高台にある高宮祭場に足を運び、いっとき瞑想にふけりました。
 宗像大社の効能効果は「交通安全」ですが、地元民なので、少額の小銭であれもこれもと欲張って御願いをしました。効果に期待しつつ、春の訪れを待ちたいと思います。

写真1:高宮祭場の案内板
写真2:パワースポットの高宮祭場

高宮祭場1 

高宮祭場2 
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桜が満開!

2017年02月24日
 鳥井先生が去ってからというもの、次々と不幸が降りかかっています。私がインフルエンザに罹った後に、野口先生まで罹ってしまいました。インフルエンザの後は、しばらく感染後咳嗽が続いたのですが、そんな矢先に近所で火事があり、家の中にも煙が入って、咳が悪化してしまいました。2月18日には他の大学で実技試験の外部評価の仕事をしましたが、その最中に当院の某医師から連絡があり、その内容は某診療科の複数名の医師がインフルエンザに罹ったというものでした。関係者と連絡を取りながら対策を確認しましたが、家に帰ると同居人が私の車を運転して車庫入れに失敗し、右のドアミラーを破損していました。しかも打ち所が悪くて、当初見積りの10倍の修理費が掛かってしまいました。そして数日前にはクレジットカードの会社から連絡があり、カードの個人情報が流出したとのことで、急遽、カードを差し止める羽目になりました。
 そんな低空飛行が続く毎日ですが、今日は外来が終わって診察室を出ると、受付で藤原さんと松下さんが「桜が満開!」と、大はしゃぎしていました。見ると、確かに中庭の枯れたような木に、花が少々咲いていました。(満開って、桜の花はこれだけ?)と一瞬思いましたが、あるだけの蕾が全て咲いたのなら、確かに満開ですね。この桜を見て、「たったこれだけ?」と反応する人と「桜が満開!」と喜ぶ人とでは、どちらが幸せでしょう?私もしょげてばかりいないで、桜が満開と大喜びしながら、あと2週間になった鳥井先生の復帰を待とうと思います。

写真:満開の桜(若松病院の中庭)

中庭の桜 
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社会人の趣味の勉強

2017年02月20日
 御存知の方も多いと思いますが、私は趣味で韓国語の勉強をしています。もう10年選手ですが、まだ中級レベルを彷徨い続けています。英語と同様に、相手が私に対してゆっくり話してくれれば判りますが、手加減しない会話には全くついて行けません。週1回、1時間余りSkypeでソウル在住の先生と会話を楽しんでいますが、それ以外はどれだけ勉強しているかと振り返ると、ほとんど勉強時間を捻出していないことに気づきました。現役で仕事をしている社会人は、仕事だけで時間が過ぎてしまうので、語学のように毎日コツコツ積み重ねるタイプの勉強時間を確保するのは、本当に至難の業だと思います。
 ところが最近、同じ趣味のツイッター仲間達が、studyplusなるサイトを利用して、参考書を登録し、学習の目標時間を設定して、毎日の勉強時間を記録していることに気づきました。私も刺激を受けてそのサイトに登録し、記録をつけ始めたところです。とりあえず週7時間の学習時間を設定しましたが、平日はまとまった時間が取りにくく、週末に頑張ってほぼ目標を達成出来ています。しかもそのサイトを見ると、利用しているのは主に受験生で、今どきの若者はこんな方法でモチベーションを保ちながら、頑張っているんだなぁと新鮮な感動を覚えました。また同じ韓国語学習者に架空のライバルを設定し、学習時間を競うと妙に興奮するものです。月曜日の朝4時に学習時間がリセットされるので、今週もまた仕事と趣味の勉強を両立させようと、気持ちを新たにしたところです。

冬のネコ 
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第16回COPD禁煙研究会

2017年02月11日
 昨日、リーガロイヤルホテル小倉で第16回COPD禁煙研究会を開催しました。今回の特別講演1は、霧が丘つだ病院の井本久紀さん(外来看護課長)と森槌康貴さん(臨床検査技師)が、それぞれの立場から、COPDの早期発見のための患者指導や検査について御講演されました。親分(津田徹先生)は、あいにく御欠席でしたが、呼吸器疾患に特化した同院のコメディカルの底力と行動力に圧倒されました。
 特別講演2は、加藤医院(浜松市)院長の加藤一晴先生が、「喫煙容認社会の僅かな光、そして影、後戻りできない闇」という、テレビドラマのようなタイトルで、ポピュレーションアプローチについて御講演されました。診察室を飛び出して、浜松市の様々な行事、神社、タクシー等の禁煙化を、人々の心を動かすことで実現し、さらに新聞投稿などの文筆活動も熱心に行う加藤先生の行動力に、大いに刺激を受けました。そして先生の御発案で終了後に集合写真を撮りましたが、北九州の禁煙推進について、参加者それぞれが考えることが出来た素晴らしい夜になりました。

写真1:特別講演1の座長の森本泰夫教授(産業医大産業生態科学研究所 呼吸病態学)
写真2:講演後の集合写真(前列で旗を持っている人:左から、井本さん、nyan、加藤先生、森本先生、森槌さん)
写真3:加藤先生が掲示した禁煙推進パネル前にて(左から、ネコジャケットのnyan、加藤先生、大和先生)

COPD禁煙2017-1 

COPD禁煙2017-3 

加藤先生と共に 
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あぁ、私の好きなアメリカが遠のいていく・・。

2017年02月06日
 1月26日のコラムでインフルエンザに罹ってしまったことを書きました。その後も外来を中心にスタッフのインフルエンザが続いて、毎日がハラハラドキドキです。毎年この季節は、感染制御部長を兼任している私にとっては、インフルエンザの報告が上がる度に、悪い方向に考えてしまって、鬱々とした気分が続いています。
 それで、何かこう、ピャーっと面白いことがないかなと外界に目を向けるたら、トランプ氏がアメリカ大統領になって大統領令を次々と出し、面白いどころか、さらに気分が悪くなってしまいました。アメリカに限らず、保守を通り越して排他的なリーダーが出て来ると、人種間あるいは国家の関係がギスギスしてくるものです。私が好きな(好きだった)アメリカは、色々な人種、宗教、そして価値観を受け入れる包容力のある社会でした。それが崩壊していく様子、あるいは真っ二つに割れた価値観がぶつかり合う様子を見るにつけ、とても悲しい気持ちになります。
 インフルエンザシーズンの沈んだ気持ちに加えて、アメリカを中心とした世界の妙な動きに心を痛めている時に、ふと1985年にヒットした We are the World を思い出しました。この曲はアフリカの飢餓と貧困層を救う目的で作られたキャンペーンソングですが、黒人や白人の有名歌手達が次々と歌う壮大な曲です。最近はこの曲を聴きながら、古き良きアメリカに思いをはせ、差別と偏見のない世界を夢見ています。


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3W病棟の新年会

2017年01月31日
 昨日は若松区の金鍋で3W病棟の新年会がありました。これまでは忘年会や年度の替わり目の歓送迎会がありましたが、初の新年会はとても新鮮に感じられました。冒頭、伊藤師長さんの御挨拶がありましたが、夜勤の看護師さんは勤務帯に病棟内を18,000歩も歩いていること、入院患者さんの転倒骨折といったアクシデントもなかったことなど、スタッフの頑張りがよくわかる内容でした。
 みんなで美味しいコース料理を食べ、1年生看護師の芸を見て、ビンゴゲームで興奮した夜でした。しばらくは冬の寒さと忙しい日々が続きますが、病棟のチームワークの良さで乗り越えようと思います。

写真1:伊藤師長さんの御挨拶
写真2:師長さんのお言葉を神妙な面持ちで聞くスタッフ
写真3:1年生看護師の芸

新年会1 

新年会2 

新年会3 
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風邪と信じていたらインフルエンザ!

2017年01月26日
 このところ、nyan'sコラムが開店休業状態になっていました。そうです!今日現在、nyan先生はインフルエンザのため自宅軟禁状態にあるのです。w(゚o゚)w
 先週末、1月21日の土曜日にちょっと風邪気味になり、ルルなど飲みながら過ごしていました。翌22日の日曜日はとにかく眠たくて、「日本の風邪にはルルが効く〜 」と、ルルを飲みながら、寝て治すことにしました。そして23日の朝は随分すっきりし、仕事に出掛けようと念のため熱を測ったら37.5℃ありました。これはまずいと思い、身の潔白を晴らすために、近くの赤間病院に行って検査を受けたところ、数分で「インフルエンザA陽性」と判定されてしまいました。もう唖然というしかありませんでした。当科のスタッフが1名欠員で大変な状態にあるのに、最も恐れていたインフルエンザに罹ってしまい、さらに1月27日のささやま医療センター(兵庫県)への出張も消えてしまいました。赤間病院では体温は37℃しかなく、タミフルをいただいて寂しく帰宅しました。その後は熱が上がることもなく、今日に至っています。
 振り返ると、私は直近の冬の8シーズンで4回もインフルエンザに罹っています。それ以前は大人になってから、インフルエンザには一度も罹りませんでした。自分の免疫力が落ちたのか、はたまたインフルエンザ迅速診断キットのような患者さんに近づく危険な検査をするようになったせいか、自分でもよくわかりません。逆に今までは風邪と思っていた病気が、検査を受けることでインフルエンザと判るようになったせいかも知れません。
 今シーズンのインフルエンザAは、私も含め軽症例が少なからずあるようです。自覚症状だけでは風邪との違いがわかりにくいので、うろうろしている自称風邪の人達が、インフルエンザウイルスを撒き散らしている可能性もあります。いずれにせよ、インフルエンザの流行期は、地域全体にウイルスがいると考えて、気を引き締めて生活するしかありません。
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罠に嵌まったトリ:第141回呼吸器駆け込み寺の会

2017年01月12日
 今日は製鉄記念八幡病院で第141回呼吸器駆け込み寺の会がありました。今回は演題の集まりが悪いとのことで、2日前に急遽、当科からトリが発表することに決めました。内容は「空洞影を呈したマイコプラズマ肺炎」ですが、病名を伏せて鑑別診断を考える研究会なので「発熱、湿性咳嗽を主訴に来院した23歳男性」という演題名にしました。実際のところ、マイコプラズマ肺炎で空洞が形成されるのは極めて稀なので、3月の呼吸器学会地方会で発表する予定になっており、今回はその予行も想定していました。
 ところが思わぬ罠が待っていました。トリが画像を提示して、若い医師が読影したのですが、「空洞」に気づかなかったために、あっさりマイコプラズマ肺炎と判ってしまいました。確かに画像全体を読影し、年齢や血液データを考慮すると簡単に判るのですが、もう少し「木を見て森を見ない」で欲しかったなぁと、勝手に残念な気持ちになりました。
 でも今日の経験から、本番の学会では重要な画像をもっと強調してプレゼンした方が良いと思いました。そして何よりも、短い時間で急いで発表の準備をこなした鳥井先生には感謝です。トリが兵役に就いてまだ2週間も経っていませんが、一回り大きくなって、3月に若松病院に復帰する日を楽しみに待っています。

写真:KKKで発表するトリ

141回駆け込み寺 
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nyanコラ本(2016年版)が届きました!

2017年01月10日
 ブログ書きも4年経つと、書籍化が随分と早くなりました。今日は注文していたnyanコラ本(2016年版)が届き、早速、内科外来に置いて来ました。昨年と同様に、内科外来受付の藤原さんとメッセンジャーの松下さんが、喜んでカメラに収まってくれました。今回は表紙の色を黄色に戻しました。写真も大きくしたので、お時間のある時に見ていただけると嬉しいです。

写真:左が藤原さん、右が有名な松下さん

nyanコラ2016-1 

nyanコラ2016-2 

nyanコラ2016-3 
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ネット検索の罠

2017年01月09日
 敬子さん(仮名;70代女性)は、長年、高血圧と「軽症の慢性呼吸器疾患」で通院しています。高血圧は降圧薬で治療していますが、「軽症の慢性呼吸器疾患」は長年レントゲン所見も変わらず、定期的にレントゲン又はCTによる経過観察だけを行って来ました。自覚症状は喉元でちょっと痰がからむ程度で、実際のところ痰が出ることはありません。また近年、その病気の「抗体価」を測定する血液検査も登場しましたが、陰性が続いています。ある日のこと、久しぶりに胸部CTを撮ったら、陰影がちょっと悪化していました。しかし相変わらず「軽症」の範疇であり、敬子さんが恐れている「沢山の薬を飲む本格的な治療」は開始せず、当面は去痰剤だけで様子を見ることにしました。その場はそれで良かったのですが・・・。
 2週間後、敬子さんが予約外で受診され、漢方治療を受けたいので、○○病院の漢方治療科宛に紹介状を書いて欲しいと言われました。理由を聞くと、前回のCTで悪化したため、家族が驚いてインターネットで検索したところ、その「慢性呼吸器疾患」を漢方で消すことが出来るという情報を入手し、東京から薬を取り寄せるのは大変なので、近隣の街で漢方治療を受けたいとのことでした。その「慢性呼吸器疾患」は、完治する病気ではありませんが、漢方で消すとか治すという医学的なエビデンス(証拠)は、全くありません。もちろん補助的な治療として、体力増進のために、補中益気湯などの漢方薬を処方することは可能であるとを説明しました。
 その日は比較的時間に余裕があったので、「軽症」のままであること、現時点では本格的な治療を開始するに至らないこと、インターネットの情報を鵜呑みにしてはいけないこと、などを時間をかけて説明し、最終的にこちらの方針どおりで治療することに同意されました。
 ここで問題なのは、インターネットで手軽に情報が得られる時代に、何が本物で、何が誇張されたりニセの情報であるかを、区別するのが困難ということです。もちろん漢方薬局のホームページなら信頼出来るという考え方もありますが、私が確認した限りでは、疾患に関する情報が古かったり、そして何よりも臨床試験が行われておらず、「誰々さんに効いた」というレベルの内容しかないことです。効かなかった人、1回だけ試してもう来なくなった人、副作用が出た人の情報などが出ることはありません。この病気だけでなく、色々な疾患名で検索してみると、本当に重要な情報、即ち学会のホームページの情報や国内外の専門家の意見が、最初に上がって来ることはありません。ひとつの目安ですが、ネットで検索すると「広告」と付いた医学情報が上位に出て来ることが多いと思います。これは売ることが目的なので、医学的に中立かつ客観的な内容になっていないことが多いと思います。本当の意味で、ネットの医学情報が正しいかどうかを判断出来るのは、その領域の専門医だけだろうと思います。従って、一般の方が医学情報を検索する場合には、その病気を扱う学会のホームページを検索するのが、最も確実な方法であろうと思います。
 さて、ここまで書いて、インターネット上にある「nyan'sコラム」の医学情報をどこまで信用していただけるのか、逆に心配になってきました。著者がネコですから・・。御心配な方は、このコラムのリンクにある「産業医科大学若松病院 呼吸器内科」をクリックして、ネコの正体を確認してみて下さい。
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ブログの書籍化

2017年01月09日
 この連休中、昨年(2016年)1年間のnyan's コラムの書籍化作業をしました。毎年1月に前年分を書籍化し、今回で4回目になるのですが、よく「どうやって本にしたのですか?」という質問を受けます。私が自分で作ったり、製本業者に依頼しているわけではなく、このFC2ブログには書籍化の機能があるので、それを利用しています。ブログの左下にある管理画面をクリックして管理者のページに入り、「ブログ書籍化」をクリックして、後は指示に従うだけです。すなわち書籍にするブログの時期やジャンルを選び、ページや画像の設定、さらに表紙カバーを決める手順で、色々な見本を無料で自動作成してもらい、気に入ったものが出来たら、部数の注文と支払いという手順になっています。ブログのデータから自動作成するために、不自然な空白が出来るのは仕方がありませんが、1、2時間の作業で出来るので、FC2ブログの利用者にはお勧めの機能だと思います。
 今回は初回のように、写真を大きくしてみました。「nyanコラ本」は、内科外来の受付に置いて、インターネットとは縁のない患者さん達に読んでいただくもので、写真がもっと大きい方が良いという意見があって、大きくすることにしました。もうすぐ新しい「nyanコラ本」をお届けしますので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。

写真:管理画面の一部(左下のブログ書籍化という機能を使用)

ブログ書籍化の方法 
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謹賀新年(2017)

2017年01月01日
 明けましておめでとうございます。今年もよろしく御願いいたします。昨日は昨年の反省をしたばかりですが、今年は初心に返って、このブログに何度か書いた「人生の4つの柱」を、再確認し実践しようと思います。
1.体を鍛えること。
2.頭を鍛えること。
3.感性を磨き続けること。
4.社会の役に立つこと。
 特に1番の「体を鍛えること」ですが、2015年は「おにぎり持ってハイキング」に夢中になっていましたが、2016年は出張が多かったり、百日咳のため気管支の調子が悪かったりで、随分疎かになっていました。可能な限り実践して、良い写真が撮れたら、ここにアップしようと思います。
 また当科のホームページにも書きましたが、1月1日から3月上旬まで、鳥井先生(通称;トリ)が、不在になるため、3人体制で仕事をしなければなりません。冬の忙しい時期で、本当に困っているのですが、出張や遠出を控え目にして体力を温存し、3人で力を合わせて試練を乗り切ろうと思います。
(・・トリ年にトリが不在とは、トホホ。( ノД`))

New Year 2017 
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2016年の大晦日(自宅にて)

2016年12月31日
 今年も残すところ、あとわずかになりました。昨年末は韓国の大邱に行ってましたが、今年の年末年始は自宅で静かに過ごしています。大晦日はこの1年を振り返る日でもありますが、今年は仕事上は目立った業績(研究、病院の収益、社会活動)も上げられず、ある意味低迷した年のように思います。加えて夏には百日咳に罹ってしまい、仕事は休まなかったものの、窒息の恐怖を初めて経験した年でした。一方で諸学会の役員としての業務は増え、また昨年行けなかった学会に出席するなど、今年は出張の多い年でした。
 来年は当科の人員や週間スケジュールも変わるので、発想の転換が必要になりそうです。健康に気をつけて、どういう形であれ社会に貢献する目立つ仕事をしたいと思います。今年も読者(?)の皆様には、大変お世話になりました。来年もよろしく御願い申し上げます。

写真:ランギロアで見た虹

虹 
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デモと交流と・・

2016年12月25日
 12月23日から25日まで47回目の韓国旅行に出かけました。今回も友人達と会いましたが、朴大統領弾劾の件があり、それぞれの全く違う意見を聞いて、考える良い機会になりました。
 12月24日は、クリスチャンが多い韓国では、街全体がクリスマスムードでいっぱいになりました。夕方からホテルのロビーでクリスマスコンサートが始まったのですが、同時に外で行われているデモも賑やかになりました。午後7時にデモが行われている場所に行きましたが、その日はソウル広場と徳寿宮の前には、朴大統領を支援するグループ(高齢者を中心とした太極旗グループ)が、太極旗を持って盛んに声を上げていました。そこから数100メートル先で警察の車両と警察官がバリケードを築いており、バリケードを境に、光化門前一帯は反朴派がロウソクデモを行っていました。両者は手に太極旗を持っているか、ロウソクを持っているかで区別出来ます。デモの時は韓国語の先生と一緒だったので、先生についてロウソクデモの方に参加しました。反朴派は既に祝賀ムードでしたが、大統領を非難する歌も次々と歌われ、まるでロックコンサートのような乗りでした。デモに参加する人達は、家族連れ、友人同士、恋人同士といった感じで、本当にごく普通の人達が普通に集まっていました。ただ外気温は氷点下7℃位で、1時間もいると体が冷え切ってしまい、屋台で暖かいものを食べたり、レストランや食堂で食事をしてから、また参加するという感じでした。
 次に韓国に行く時は、政治がどうなっているのか心配ですが、パワーと行動力のある人達だから、良い方向に向かうのではと期待しています。

写真1:おなじみのイ・ユジョン教授(中央)、イ・ウンスク社長(右)と共に
写真2:光化門前にて

3人で 

デモ 
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今年も届いたクリスマスカード

2016年12月21日
 今年もまた、関口さん(仮名)から恒例のクリスマスカードが届きました。彼女からのクリスマスカードはたぶん27年連続になるかと思います。しかもクリスマスカードだけではなく、夏には暑中見舞いも送られてきます。そう、関口さんは27年前に私の患者さんだった人なのです。
 平成元年、医師になって2年目の私は、母校である札幌医科大学の近くにある「南一条病院」に派遣されました。今とは随分教育システムが違っていたので、卒後1年目に気管支鏡検査をマスターして、TBLB(経気管支肺生検)が1人で出来るようになると、2年目には外の病院に派遣されるという人事でした。南一条病院での研修は、完全に1人主治医制で、ある日、部長の先生から「発熱があってリンパ節が腫れた若い女性が来たから入院で担当して下さい。たぶん菊池病だと思うよ。」と言われて、主治医になりました。関口さんは当時28歳、菊池病疑いで入院後にリンパ節生検をし、結果を見てから本格的に治療する予定でした。ただ夜になると発熱とともにピンク色の皮疹が出るようになったため、私は実は別の病気を疑っていました。結果待ち状態のある日、私は肺癌疑いの別の患者さんに、初めて1人でTBLBをしましたが、その夜に高熱が出て、奥様からひどく責められました。思わぬ攻撃を受けて、強いストレスを感じていた時に、今度は関口さんの咳が止まらないとの連絡を受け、病室に行くと、どんどん呼吸状態が悪くなって、あっと言う間に急性呼吸不全に陥りました。先輩の先生と一緒に徹夜で呼吸管理をし、診断がついていないまま、「何らかのウイルス感染か・・」という苦しい説明を御家族にして、ステロイドパルス療法を行いました。その時に御両親と一緒に若い男性がいるのに気づいたのですが、その人が半年後に結婚する予定だった婚約者でした。その後の1週間、私は病院に寝泊まりして治療し、婚約者がいる一人っ子の関口さんが呼吸不全で死んでしまったら、自分も(自殺ではなく)命が終わるのではないかとまで思い詰めました。幸いにもステロイドパルス療法は奏功して危機を脱し、またTBLB後に高熱を出した人は、癌ではなく肺化膿症と判明し、抗菌薬投与で速やかに良くなりました。
 関口さんがなぜ急性呼吸不全に陥ったのか、結論から言えば、菊池病ではなく、成人発症スティル病による間質性肺炎でした。その後もステロイドを減量しながら治療は続きましたが、私は4ヶ月で南一条病院を去り、次の病院(函館市医師会病院)へと異動しました。関口さんは、予定より遅れたものの無事に結婚し、治療は膠原病専門医の元で続けられました。当時は卒後2年目で臨床経験が浅かったせいもありますが、この患者さんが死んだら自分も死ぬかもしれないという必死の思いで治療したのは、初めてのことでした。その時の思いが通じたのか、その後、年に2回、必ず便りが届くようになりました。今日届いたクリスマスカードには、長い風邪を2回引いたことや、今年の北海道は雪が多くて大変だということが書いてありました。ステロイドは一生飲まなければならないようですが、御主人と幸せな毎日が続くように切に願っています。

クリスマスカード 
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第18回若松はいスクール

2016年12月16日
 今日は当院研修室で第18回若松はいスクールを開催しました。今回は入院患者さんも含めて多数の患者さんがありました。
 第1部の教養編では、私が「受動喫煙の問題について」というテーマで、受動喫煙による疾患のことや分煙では受動喫煙が防げないことを中心にお話ししました。第2部の実践編では、年末恒例になったリハビリテーション部の寺松さんによる「燃える!呼吸リハビリテーション第4弾」の講演がありました。今回は座学よりは、実際に体を動かす内容が多く、参加者の皆さんには楽しんでいただけたと思います。寺松さんは、12月の若松はいスクールが1年の〆の仕事と考えており、寺松パワーをいただいた患者さんも多かったと思います。今日学んだことを、日常生活に是非取り入れていただければと思います。また3月に、みんなで元気に集まりましょう。

写真1:熱心に勉強する参加者の皆さん
写真2:呼吸筋ストレッチングを指導する寺松さん
写真3:呼吸筋ストレッチング、頑張りました!

第18回若松はいスクール 

ストレッチ1 

ストレッチ2 
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第4回若松はいカレッジ

2016年12月13日
 今日は当院で第4回若松はいカレッジを開催しました。今回は私と島袋先生が、それぞれ肺癌の症例を呈示し、診断に至る過程や分子標的治療薬の話を中心にしました。その後、野口先生が「マイコプラズマ肺炎とその周辺疾患」というテーマで、非定型肺炎を中心に基礎から臨床まで幅広く講演しました。
 今回も若松区の開業医の先生方、近所の薬局の薬剤師さん達、内科外来の看護師さん達など、いつもの顔ぶれが集まりました。講演内容の資料作りにも慣れて来て、だんだんとスムーズに運営出来るようになってきたと思います。また半年後にアイデアを練って、日常診療の役に立つ話をしようと思います。

写真1:島袋先生の講演
写真2:島袋先生から野口先生へのバトンタッチ失敗
写真3:nyan'sコラムを無断掲載した野口先生のスライドを無断掲載

第4回はいカレッジ1 

第4回はいカレッジ2 

第4回はいカレッジ3 
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兵庫医科大学ささやま医療センターが当院訪問

2016年12月02日
 今日は毎年恒例の「日本私立医科大学協会 医療安全・感染対策相互ラウンド」の日で、兵庫県篠山市にある兵庫医科大学ささやま医療センターから医療安全と感染対策のメンバーが当院を訪問されました。3年ぶりに「本州」からの来客で、少しウキウキして午前の外来を早めに終えました。
 感染対策部門は、副院長の奥田真珠美先生(感染対策委員長)以下4名で、午前11時から午後1時30分までは、当院における感染対策全般の確認とディスカッション、午後1時半から3時半までは院内ラウンド、その後に講評というスケジュールでした。お昼休みを除く正味4時間の活動でしたが、感染管理認定看護師の土井田明弘さんから、たくさんの鋭い質問を受け、当院の感染対策を見直す良い機会になりました。また同時に感染対策の悩みや問題点もシェアすることが出来て、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。
 毎年当院のラウンドの時には、客人達に必ず「観光地」の3階屋上ガーデンも案内しています。ささやま医療センターの感染対策チームは、昔からの知り合いと錯覚するほど、すぐに打ち解けて、「観光地」での写真撮影も楽しんでいただけました。来年1月には当院が篠山市を訪れることになります。今日御指摘いただいた点をしっかりと見直し、1月にはたくさん勉強させていただこうと思います。相互ラウンドは準備も往来も手間がかかりますが、他の病院のシステムを知る良い機会であり、互いの励みになればと願っています。

写真:3階屋上ガーデンにて
(左から本田技師長、森口感染対策者、齊藤薬剤師、吉田憲史さん(薬剤師)、山本智子さん(臨床検査室副主任)、土井田明弘さん(感染管理認定看護師)、奥田真珠美先生(副院長・感染対策委員長)、nyan、岸川看護師長)

相互ラウンドささやま2016 


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空港 vs 航空

2016年11月28日
 前のコラムでサイラムザをサイムラザと覚えてしまって、頭が混乱している話を書きました。これに似た症状ですが、私は未だに話す時に「くうこう」と「こうくう」が瞬時に区別出来ません。一旦、頭の中に「福岡空港」とか「日本航空」と漢字で書いて、それを読むような、遠回りをしなければなりません。さらにやっかいなことに、韓国語でも同じ状況に陥ってしまい、空港=공항(コンハン)と航空=항공(ハンゴン)の区別が苦手です。脳の回路がどこか狂っているのでしょうね。今もなお「サイムラザ」と「サイラムザ」のごった煮状態が続いています。(。-_-。)
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サイラムザ vs サイムラザ

2016年11月27日
 昨日は、福岡で開催された「CYRAMZA NSCLC 適応追加記念講演会 in 九州」に参加しました。日頃、研究会が多すぎるとぼやいている私ですが、この日も同じ福岡で呼吸不全とCOPD関係の研究会と重なってしまい、えいや!と決断してサイラムザ(=肺癌治療薬)の方に出席しました。というのも、ここ1,2年、肺癌治療や診断の進歩が早すぎて、どんな形でも勉強しなければ追いつかない状況になってきたからです。しかもこの薬が、今年6月に「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」への適応追加になったにも関わらず、サイラムザという単語を何度見ても何度聞いても、なぜか私の脳の中で「サイムラザ」に自動変換されてしまい、いよいよ落ちこぼれへの焦りを感じ始めました。
 サイラムザは非小細胞肺癌であれば、組織型や遺伝子変異の有無に関わらず2次治療行以降でドセタキセルと組み合わせて使用出来る血管新生阻害剤です。昨日の研究会では、サイラムザも含めた非小細胞肺癌の多くの臨床試験、最新の肺癌診療ガイドライン、PD-1強陽性で使用する抗PD-1抗体ペムブロリズマブの情報、さらにサイラムザ+ドセタキセル治療の症例報告など、幅広く勉強することが出来ました。
 若松病院では、肺癌患者さんに対して内科的な治療だけ行っており、外科治療や放射線治療が出来ません。しかし肺癌疑いの患者さんは多く受診されるので、私達が診断をつけ、その後の治療への道筋を考えなければなりません。外科治療や放射線治療が必要な患者さんは、原則として産業医大病院に御願いしているのですが、患者さんに治療方法を説明するためにも、頭の中は常に最新の情報に更新しておかなればなりません。サイムラザと言って落ちこぼれている場合ではありません。本当に昨日は心して勉強した講演会でした。

写真:昨日の資料の一部(今後想定される非小細胞肺癌の治療パターン例)

サイラムザ 
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これはすごい!車のステアリングヒーター

2016年11月24日
 今年の8月に車を買い換えました。通勤で1日に2時間以上運転しているので、車は第二の居室のようなものです。なるべく快適に過ごせる空間をと考えて、車を選んだのですが、今回の車は特に要望もしなかったのに、標準装備でステアリングヒーターなるものがついていました。これは冬の寒い時期にスイッチを押すと、ハンドルの手で持つ部分(時計で言えば8時20分から10時10分くらいまでの範囲)が、急速に暖まる装置です。私は元々、手袋が嫌いで北海道に住んでいた頃も、氷点下15℃位でも素手のままで暮らしていました。そんなこともありステアリングヒーターは、最初説明を受けても全く関心がありませんでした。
 しかし最近ちょっと寒くなり、好奇心からステアリングヒーターを使ってみました。すると何ということでしょう!あっと言う間に、その心地良さの虜になってしまいました。例えば半身浴をすると、上半身はお湯につかっていなくても、下半身で暖められた血液が循環して全身がポカポカと温かくなります。ステアリングヒーターもそれに似たところがあって、心臓から上の体がポカポカし、まるで温泉に入って「あぁ極楽、極楽」と言ってるような気分になります。私の車は1回スイッチを押すと、30分間ONの状態が続きます。それで自宅から若松までは2回スイッチを押すことになりますが、朝だと若松区に入った頃に「極楽気分」になります。そしてそのぬくもりが午前中ずっと続いています。これから車を購入予定の方は、是非前向きに検討してみてはいかがでしょうか?

写真:ハンドルの右下にあるパネル。右下のスイッチがステアリングヒーター。

車のパネル 
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YOUは何しにパプアニューギニアへ?

2016年11月20日
 今日は全く個人的な話です。11月12日から今日まで、同居人が1人でパプアニューギニアに出掛けていました。定年退職して2年数ヶ月、大人しく「主夫業」しているかと思いきや、ネットやビデオ鑑賞の日々で、立派な「なでしこジャパン・ヲタク」と化してしまったのです。それで11月13日から12月3日までパプアニューギニアで開催される「FIFA U-20女子ワールドカップ」を見に行きたいとゴネて、実行に移しました。パプアニューギニアの治安は南アフリカと同じで、基本的には旅行者は個人でホテルや空港の外を出歩くことが出来ません。そんなこともあり、私は反対したのですが、「それならU-17を見に行く。こっちはヨルダン開催だ。どっちがいい?」と、これまた危険な国の名前を挙げるではないですか。とりあえず、無理だと思ったら中止するという条件で、自分で旅行の手配を始めました。
 しかし旅行前に現地でのチケット販売が遅れたり、競技場には個人が直接車で乗り入れ出来ないなど、色々と問題が出て来て、その度に愚痴を聞く羽目になり、「もう止めたら?」と何度も忠告しましたが、結局「楽しむために行くんだ。」と言って、決行してしまいました。
 どんな物事でもそうですが、準備段階で色々とケチがついたり、トラブルが続出したりすると、そういう負のエネルギーに引かれて、後でとんでもない事故や大きなトラブルに巻き込まれることが少なくありません。そういう意味で、この1週間、落ち着かない気持ちで過ごし、私は心労(?)のため疲れ果ててしまいました。
 そして今日、予定通りに帰宅し本当にホッとしているところです。案の定、電気フェンスで守られたホテルに滞在し、試合は軍隊まで来て治安維持に努めたそうです。そして全ての試合観戦と動物園や博物館見学など全ての観光はガイドと自動車で移動し、それ以外はホテルの部屋で寝ていたらしいです。そんな旅行でも楽しかったらしく、さらにディープな旅行計画を考えていて、私の心配はまだまだ続きそうです。

写真はお土産の一部。

PNG土産 
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HOTと男仕事

2016年11月16日
 在宅酸素療法(HOT)に関連したパンフレットやホームページを見ると、HOTの患者さん(=普通はおじいさん)が、酸素を吸いながら、家で家族団らんの時を過ごしたり、膝にネコを乗せてソファーに座ったり、あるいは美しい奥様と一緒に散策をしたりという写真や絵が多いように感じます。在宅酸素療法が一般に暗いイメージなので、それを払拭するために、良い家に住んで、きれいな服を着て、酸素を吸いつつも、静かで穏やかな自宅療養生活を送るイメージで描いているのかも知れません。
 さて若田さん(仮名)は、何ヶ月か前にHOTを導入しました。しかしほどなく御自宅での療養生活で、1日のかなりの時間、低酸素血症になっていることが判明したため、酸素投与量の再調整や呼吸リハビリのために再入院となりました。入院後の体調は良く、呼吸リハビリの仕上がりも順調で、退院に向けて試験外泊してもらったところ、また調子を崩して病院に戻って来ました。病院と家とのギャップが予想以上だったので、詳しく家での生活を聞いたら、家事やスーパーでの買い物だけではなく、庭の草刈り、さらに庭木の剪定までして、かなり息が上がったようです。
 私達がHOT患者さんの家での行動を考える時に、患者さんが高齢であるほど、前述の静かな療養生活をイメージしがちです。でも特に一部の男性患者さんの場合は、健康な時と同じ労働、いわゆる男仕事までしてしまう可能性があります。若田さんの件で、外来も含めて、私達の問診や会話が不十分であったことを痛感しました。
 HOTではありませんが、80代後半の別の男性患者さんは、自宅裏の崖に生えている木を伐採しようとして崖に登ったものの、雨上がりだったため、足が滑ってしまいました。とっさにその辺の枝に捉まったものの身動きが取れなくなり、しばらく崖の中腹で宙ぶらりんになっていたそうです。また台風シーズンになると、暴風警報が出ていても、田んぼの様子を見に行って、用水路に落ちて死ぬ高齢男性が後を絶ちません。結局のところ、若い時と同じように男仕事が出来ると思っている高齢男性が、一定の割合で存在するのではないでしょうか?今さらながら、問診の重要性を再認識した出来事でした。

仕事中 
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直方呼吸器セミナー

2016年11月12日
 昨日は、福岡ゆたか中央病院が定期的に開催している「直方呼吸器セミナー」で講演をしました。同院は以前は直方中央病院という名称で、20年以上前に約2年間勤務したことがあります。でも今では病院はすっかり新しくなり、場所も移転し、完全に別の病院になっていました。「直方呼吸器セミナー」は、福岡ゆたか中央病院と病診連携をしている近隣のクリニックの先生方が対象の勉強会と聞き、「若松はいカレッジ」の参考にしようと、興味津々で出かけました。
 セミナーの場所は病院の図書室で、スポンサーの製薬会社の人達も含めて、10数名集まったようでした。会場がちょっと手狭なこともあり、まるで塾の先生をしている気分でしたが、和気あいあいとした雰囲気の中で、「もはや暗い病気ではないCOPD〜積極的な診断と治療のために〜」というテーマで1時間ほどお話をしました。参加者の中には産業医大呼吸器内科の同門の先生も3名おられ、質疑応答もかなり専門的になり、冷や汗ものでした。でも高度の肺気腫なのに呼吸機能が正常、COPDのHOT導入のタイミング、禁煙外来受診者でのCOPDの診断、COPDと肺移植、CPFEに対する抗線維化薬開始のタイミングなど、日常臨床で遭遇する悩みや考えをシェアすることが出来て良かったと思います。今回の経験から、「若松はいカレッジ」ももっと活発に討論出来る雰囲気にしようと思いました。最後に、世話人の福岡ゆたか中央病院の犬塚悟先生には大変御世話になり、ありがとうございました。

写真:セミナーの様子(私の前が犬塚先生)

直方呼吸器セミナー2 
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研究会の謎

2016年11月02日
 今日は秘密の話を書くので、誰も読まなくていいのです。
 昨日のことですが、八幡で研究会がありました。産業医大呼吸器外科の田中教授が御講演され、その後の懇親会の席で田中教授と少しお話をしました。
nyan:「2, 3週間前の某研究会に出席せず、先生には不義理をしてしまいました。申し訳ありませんでした。本来なら出席し用意されていたディスカッションの場に加わるべきでしたが、私がもしその研究会に出席したのなら、水、木、金、土と4日連続の研究会参加になり、禁煙学会の発表の準備もしなければならない状況では、とても無理でした。」m(__)m
田中教授:「あ、いいよ、いいよ。北九州は本当に研究会が多すぎるよね。
nyan:ヽ(´∀`)ノ

〜以下、nyanの頭の中の独り言〜
 そう言えば、最近あまりこの話題で話をしてはいないけれど、呼吸器内科の矢寺教授も去年は「研究会が多すぎる」と言っていた。城戸医局長も「研究会が多すぎる。」と言っている。もちろんうちの若いモンも言っている。大学の若い医局員は研究会が終わってからも大学に戻って仕事をしている。そして製薬会社は「私共としては、なるべく先生方のお役に立つようにお手伝いしたいと思っていますが・・。なにぶん昨今の業界の厳しい状況もあり、なかなか思うようにお手伝いも出来ない状況です。」と言っている。(゚д゚)

 すると一体誰が?!前にも書きましたが、研究会は隠れ残業です。もちろん充実した内容も多く、効率良く最新の情報を学ぶことも出来ますが、度が過ぎた回数は医師達を疲弊させてしまいます。みんなが何となくおかしいと思いながら、互いの行動を牽制しつつ、結局は何も変わることなく、そのまま前に進んでしまうのが、日本人の特性だろうと思います。このような状況を鑑みて、そろそろ我が道を行くネコ的な生活に戻ろうかと思っている今日この頃です。
 
ネコがいる2 
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