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クック諸島の旅(3)

2017年08月12日
 アイツタキでの3日目は、今回の旅行の最大のイベントであるラグーンの1日クルーズを楽しみました。ラロトンガからの日帰りツアー客も含めて30-40人が船に乗り込み、明るい乗務員達の歌やアトラクションを楽しみながら、のんびりとクルーズしました。船に乗って30分を過ぎてからでしょうか?突然、見たこともない「青すぎる海」が視界に飛び込んで来ました。ツアー客は大感激で、写真やビデオを撮ったりキスしたりで大騒ぎになりました。船は2つの島に上陸して少し散策した後に、シュノーケリングポイントに行きました。そこでは体長が1m以上もある大きな魚がゆったりと泳いでおり、迫力のある光景に驚きました。
 その後は船の上でバイキング料理を楽しみ、いよいよ最終目的地のワンフット島に上陸しました。ここはビーチや島の美しさもさることながら、島から腰まで水に漬かって歩いて、ヘブンと言われる砂だけの島にも行くことが出来ます。他のツアー客達はワンフット島で海水浴やシュノーケリングをしていたようですが、私達だけヘブンまで歩いて行きました。まさしく天国のような景色の連続に、言葉を失いました。
 アイツタキに3泊した後は、オークランドでのトランジットの1泊がありましたが、成田経由で福岡に戻りました。
 昨年はタヒチのランギロア島を旅行しましたが、ガイドブック等に書いてある通り、ランギロアとアイツタキのラグーンの美しさは世界で双璧をなすものだと思います。しばらくは、美しい島とラグーンの思い出に浸りながら、楽しく暮らして行けそうです。

写真1:アイツタキ島のラグーンの美しい青。
写真2:ワンフット島へ上陸。
写真3:砂だけの小島、ヘブンにて。

クック5 

クック6 

クック7 
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クック諸島の旅(2)

2017年08月12日
 首都のあるラロトンガ島から美しいラグーンがあるアイツタキ島までは、ラロトンガ航空で50分の飛行です。旅程表には、この飛行機でお茶かコーヒーが出るようなことが書かれていました。しかし空港に来てみてビックリ。私達の乗る飛行機は15人乗りで6列目までが左右に1席ずつ、そして最後部は並びの3席で随分と古いプロペラ機でした。あいにくその日は強風で、前の飛行機の恐怖も頭をよぎりましたが、風にあおられながらも、パタパタパタと何とか飛んで行きました。もちろん客室乗務員はおらず、お茶もコーヒーもありませんでした。
 アイツタキ空港に近づくと、美しいラグーンが見えて来ました。機上から何枚も写真を撮りましたが、偶然にもそのうちの1枚に有名なワンフット島が写っていました。
 空港からホテルまでは専用車で10分程度。ラロトンガのリゾートと同系列のPacific Resort Aitutakiにチェックインしましたが、こちらの方がホテルとしては格上で、美しさと言い、設備と言い、リゾートとしては申し分ありませんでした。ホテルの部屋(コテージ)の前にはプライベートビーチが拡がり、シュノーケル、カヤック、サンデッキ等、海遊びに必要なものが、全て自由に使えました。私達はそこで1日半、泳いだり、カクテルを飲んだり、寝そべったりして、リゾートライフを楽しみました。

写真1:プロペラ機から見えたワンフット島
写真2:リゾートのプール。左側の建物はレストラン。

クック3 

クック4 
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クック諸島の旅(1)

2017年08月12日
 今年は8月4日夜から8月11日夜まで、夏休みでクック諸島を旅行しました。ほぼ毎年、同居人には行き先を告げない「ミステリーツアー」をしていますが、さすがに今年はクック諸島の名前すら知らなかったため、長い時間わからない状態で私について来ました。
 ここは以前はニュージーランドの領土だったようですが、1971年に独立したものの、国民はニュージーランド国籍を持ち、通貨はニュージーランドドル、そして国連に加盟していないこともあり、国家として承認していない国も多いようです。日本は2011年に、クック諸島を国家として承認し、同時に国交も樹立したとのことでした。
 そんな事情もあり、東京からの一般的なアプローチは、ニュージーランドのオークランドでの乗り換えになりますが、福岡空港でも羽田空港でも航空会社の地上係員の説明に一貫性がなく、オークランドで入国する・しない、オークランドで荷物を受け取る・受け取らないで、結局わからないまま、飛行機に乗り込みました。オークランドへの10時間の飛行中、ニュージーランド航空の客室乗務員からじっくりと話を聞き、オークランドからクック諸島へは「国際線」になるため、ニュージーランドへの入国も荷物の受け取りも必要ないことがわかりました。それもそのはず、クック諸島の人口は2万人弱、去年そこを訪れた日本人は500人しかいないから、旅行業の人にもあまり知られていないようでした。
 さて8月5日の深夜便で羽田を出発し、順調にオークランドに到着しました。乗り継ぎも問題なかったのですが、オークランドからクック諸島のラロトンガに向かう飛行機に異常があり、修理が終わるまで2時間、機内で待たされ、やっとのことで飛び立ちました。飛行時間は4時間です。「この飛行機大丈夫かな?」という思いがありましたが、悪い予感が当たり、ラロトンガ空港の着陸時に高度22mまで低下したところで、急に一気に900mまで再上昇し、反対方向から着陸をやり直しました(Go-around)。我が人生で、飛行機の着陸のやり直しは32年ぶり2回目の経験になりますが、今回のように故障のあった飛行機での着陸は、本当に気持ち悪いものでした。
 定刻より2時間以上遅れて、深夜にラロトンガに着きましたが、そこから先の世界は楽園でした。私達の最終目的地は、さらにその先のアイツタキですが、ラロトンガのリゾート(Pacific Resort Rarotonga)で2泊してくつろぎ、ホテルのビーチ前のモツ(小島)に渡ったり、美味しいものを食べたりして、旅の疲れを吹き飛ばしました。

写真1:ホテル前のビーチ(向こうに見える小島を目指した)
写真2:リゾートでくつろぐnyan

クック1 

クック2 
 
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再びタバ子と遭遇!

2017年07月26日
 今日はいつもの水曜日のように、午前中に赤間病院で外来をして、午後2時に若松病院に着きました。いつものように職員通用口から入ろうとすると、バス停の椅子で、白昼堂々とタバコを吸っている女(タバ子)がいるではありませんか!久々のタバ子との遭遇でしたが、いつものようにタバ子の目をしっかり見据え、「ここは喫煙場所ではありません。病院は敷地内禁煙です。特にバス停では他の患者さんや乗客の方が受動喫煙の被害に遭います。」とはっきりと言いました。(コツは感情的にならず、冷静かつ威風堂々と!)バス停の椅子にはおばあさんも座っていたので、特に受動喫煙という言葉には力が入りました。タバ子は反撃に出ることもなく、おとなしくタバコを消して、自家製携帯灰皿(佃煮の空き瓶風)に吸い殻を入れましたが、携帯灰皿には既に3本位の吸い殻が入っていました。
 近頃は当科のスタッフが入院患者さんの喫煙を察知すると、私に知らせる前に、直接患者さんに注意喚起を行っており、とても頼もしいです。特に喫煙が原因で発症した疾患(肺癌やCOPD)で治療中の患者さんが、再喫煙した時は、主治医の落胆は相当なものです。本当に裏切られた気持ちで一杯になります。一方タバコは強い依存性があるため、肺癌や心筋梗塞に罹っても、少し元気になると再喫煙することはよく経験されます。喫煙歴のある患者さん達には粘り強い指導が必要になります。
 そんな喫煙者の皆さんに良い情報をお伝えします。最近、私の禁煙活動の仲間である岡山済生会総合病院の川井治之先生が「頑張らずにスッパリやめられる禁煙」(サンマーク出版、1400円+税)という本を出版しました。私と同じ位の経験年数、禁煙治療に当たっている先生なので、禁煙外来で伝えたい内容が豊富に書かれています。特に心理的ニコチン依存に関する情報が充実しているので、再喫煙してしまった人や禁煙の継続に自信のない人にお勧めの1冊です。

写真:川井先生の禁煙本

川井先生禁煙本 
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肺がん検診と結核検診のナゾ

2017年07月14日
 慢性気管支炎で定期通院中のシマ子さん。市の「肺がん検診」を受けたら、要精密の通知が届いて、大慌てで私の外来日ではない日に受診し、胸部CTの検査を受けました。その結果、経過観察となり3か月後の再度胸部CTという方針になりました。その後、私の定期受診日に来院されたのですが、シマ子さん、開口一番に「私はあと何ヶ月の命でしょうか?末期でしょうか?」という質問をされました。驚いたのは私の方で、癌と診断されていないし、さらにテレビドラマのようなセリフが出たので、ひっくり返りそうになりました。しかし冷静に考えると「肺がん」検診を受けてひっかかれば、一般市民は「肺がんに罹った!」と心配するのは当たりのことです。
 一方、学校で「結核検診」を受けた高校生のトラ美さん、紹介状に「結核検診」の4文字を見つけた外来の看護師さんが、私に「患者さんを隔離しましょうか?」と確認しに来ました。紹介状には「胸膜癒着疑い」と書かれており、結核のけの字もありません。もちろん待っている間に隔離は必要ないのですが、プロの看護師さんですら警戒してしまうような、紛らわしい検診名がどうにかならないものかと思います。
 「肺がん検診」も「結核検診」も、胸部X線撮影での検査です。肺がん検診で結核が見つかる場合もあれば、その逆もあります。そもそも肺の病気は多数あるので、歴史的な経緯があるにせよ、特定の2つの疾患名だけをつけた検診の名称自体が、変だと思っています。ごくシンプルに胸部X線検査と言えばよいものを・・。
 さて気が動転しているシマ子さんには、かなり時間をかけて説明しました。肺がん検診で引っかかったことが、イコール肺がんとは限らないこと。胸部X線検査では様々な所見が引っかかる可能性があり、病気のこともあれば、古キズなど心配不要なものも多いこと。そして、もし癌が強く疑われれば、まずは検査入院を勧められるであろうこと。また「癌=末期=あと何ヶ月の命」という話にはならないこと。癌と診断されても、そのまま放置することは滅多にないので、治療を受ければ寿命は延びるだろうし、抗がん剤などの場合、効果のあるなしで予後も変わること。今は癌のあるなしだけではなく、遺伝子変異まで調べて治療方針が決まることなど、随分たくさんの話をしました。本当に受診者や周囲の人達に不要な不安を与える「肺がん検診」と「結核検診」。こんな名称を早く撤廃してもらいたいと思った出来事でした。

写真2枚:シャキッ!(写真は本文の内容とは全く関係ありません。)

島袋2017 

宇山2017 
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第5回若松はいカレッジ

2017年07月11日
 今日は研修室で、第5回若松はいカレッジを開催しました。島袋先生が「イレッサ投与にて長期生存が得られている1例」、鳥井先生が「御紹介いただいた症例の経過報告」として肺結核&気管支結核とサルコイドーシスの症例を、それぞれ発表しました。いずれの症例もとても勉強になる内容でした。
 私は「今さら聞けない間質性肺炎」というテーマで、びまん性肺疾患→間質性肺炎→特発性間質性肺炎→特発性肺線維症に至る診断のプロセスと、治療の利点と問題点などをまとめて講演しました。実際の症例を2例呈示しましたが、外来の看護師さん達には、どの患者さんかがすぐに分かったようで、ふだん彼女達がいかに熱心に患者さん達に接しているかを実感しました。
 今回は若松医師会の他の行事と重なったこともあり、開業医の先生方の集まりが悪かったという課題が残りました。共催のアストラゼネカさんや座長の坂井二郎先生(さかい内科呼吸器科医院)と、今後より良い勉強会にするためにどうすれば良いか、アイデアを出し合おうと思っています。

写真1:真面目な島袋先生
写真2:わりと真面目風なトリ

第5回はいカレッジ1 

第5回はいカレッジ2 
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波瀾万丈の筑後禁煙指導スキルアップセミナー

2017年06月22日
 昨日は筑後禁煙指導スキルアップセミナー(久留米市)で、禁煙治療の講演をしました。長崎、延岡と続いた「医師と看護師による円滑な禁煙外来の進め方を考える」の第三弾です。無事に終わりましたが、今回はちょっとハラハラしました。
 まず小倉駅に着くと、私が乗る予定の新幹線「さくら」が電光掲示板に表示されておらず、1つ前の「さくら」が35分遅れと表示されていました。どうやら本州の大雨の影響を受けたようで、早めに駅に着いたこともあって、1つの前の「さくら」に乗り、事なきを得ました。
 今度は会場に着くと、受付がごった返して、会場に人が入りきらないことがわかりました。急遽、サテライト会場を設営することになったのですが、2つの会場の同時中継用のパソコン(Windows)では、私のスライド(Macで作成)の一部が別のフォントに変わってしまい、その作戦は難しいことがわかりました。座長の矢野先生が考えてくださり、先生のパソコン(Windows)にスライドを入れたところ、若干のフォントの変化のみで大きな問題はありませんでした。それで私はメイン会場で自分のパソコン(Mac)を使い、音声のみ両会場をつなぎ、サテライト会場では、ファイザーの松尾さん(当院担当)が、矢野先生のパソコンで私の声に合わせてスライドを進めて行くという方法を取りました。これだけバタバタしたにも関わらず、講演は定刻に始まり、たくさんの質疑応答も含め、無事に終了しました。3回のシリーズはいつも松尾さんと一緒だったので、内容を熟知している人がサテライト会場でスライドを扱って下さったのが幸いでした。
 これまでに何度も講演をしていますが、サテライト会場が出来たのは初めてで、久留米地区で禁煙治療をされている先生方、看護師さん、薬剤師さん達の熱意を感じると同時に、皆さんに大きなパワーをいただいた夜でした。

写真1:セミナーのチラシ
写真2:ドタバタでバテた目をしたnyan先生

久留米セミナー1 

久留米セミナー2 
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第20回若松はいスクール

2017年06月16日
 今日は当院研修室で第20回若松はいスクールを開催しました。今回は記念すべき20回目ということで、最初の15分程度、20回の歩みのお話をして、出席が多かった人、上位5名(1名欠席で4名)を表彰しました。本当に、表彰された人達だけでなく、皆さんがよく頑張って勉強してきたと思います。
 その後、霧ヶ丘つだ病院院長の津田  徹先生による特別講演がありました。「わかりやすい肺の病気の話とタバコ」というテーマで、呼吸不全、COPD、肺結核後遺症、間質性肺炎、気管支拡張症について、動画も交えて病態の詳しい解説がありました。最後に受動喫煙の害と社会問題の話になると、さらに熱気を帯びてきて、そのまま熱い質疑応答へと突入しました。たぶん参加者の皆さんにとって、新鮮で目の覚めるような御講演だったと思います。津田先生には第20回を盛り上げていただき、本当にありがとうございました。次回は9月15日を予定しています。また新たな気持ちで講演のネタを探そうと思います。

写真1:受賞者の皆さんと共に。左から山田さん、nyan、永川さん、工本さん、川口さん。(形田さんが今日は欠席)
写真2:津田先生の講演のはじまり。
写真3:はいスクールの様子。

20回はいスクール1 

20回はいスクール2 
 
20回はいスクール3 
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宇山先生歓迎会

2017年06月13日
 今日は若松区の「花と竜」で、宇山先生の歓迎会をしました。私達3人が宇山先生の人生に興味を持って、色々と聞いているうちに、「ユースホステル」というキーワードが出て来ました。私も大学時代にはユースホステルを泊まり歩いたので、宇山先生とは「礼文島の桃岩荘」や「知床半島の岩尾別ユース」の話で盛り上がりました。さらに私が「カニ族」だった話までしたら、誰も知らないようで、ちょっと世代のギャップを感じました。もちろん旅行の話や仕事のことなども話して、あっと言う間に2時間が過ぎました。
 宇山先生が当院で働き始めてから、既に2週間が経ちましたが、すぐに病棟業務に慣れて、担当の患者さんも順調に増えています。当院で働く間、楽しく仕事が出来るように、私も努力していきたいと思います。

写真1:お店のテーブルにあった紙
写真2:乾杯!(右端が宇山先生)
写真3:花と竜の前で

花と竜1 

花と竜2 

花と竜3 
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禁煙支援スキルアップセミナー in 延岡

2017年06月08日
 今日は片道4時間かけて、延岡まで来ました。本当に延岡は、鹿児島はもちろん、沖縄よりも札幌よりも遠い地のように感じましたが、その延岡で「禁煙支援スキルアップセミナー」の第2弾を行いました。会場となった宮崎県立延岡病院は、今年から禁煙外来を開始したとのことで、副院長・内科部長の山口哲朗先生をはじめ、呼吸器内科のスタッフの皆さん、また近隣の医療機関の先生方、そしてたくさんの看護師の皆さんに参加していただきました。また以前、産業医大呼吸器外科で働いていた能勢直弘先生が、こちらの病院に勤務されており、久しぶりの再会に感激しました。
 今回も禁煙外来での医師と看護師の役割、さらに治療が困難なケースについてお話ししました。あくまでも感触ですが、以前、産業医大病院で看護スタッフが行った研究(楠田しのぶ他、禁煙外来における看護師による3つの禁煙開始行動の提案の検討. 禁煙会誌 2011; 6: 108-110.)の内容に、関心を寄せた人達が多かったようです。
 セミナー終了後は、私が宿泊しているホテルのレストランで、懇親会をしました。呼吸器内科のスタッフに能勢先生を加えたメンバーで、禁煙のこと、延岡のことなど、様々な話題で盛り上がり、延岡が随分身近に感じられるようになりました。これからも色々な機会に、禁煙活動の横の結びつきを拡げることが出来ればと思いました。

写真1:セミナーのパンフレット
写真2:懇親会にて(一番奥の左が能勢先生、右が山口先生、そして呼吸器内科の愉快な仲間達と共に)

延岡1 

延岡2 
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永年勤続表彰(20年)

2017年06月05日
 まあ、何ということでしょう。春を慶び、夏に遊び、秋に食べて、冬に眠る生活を繰り返しているうちに、産業医科大学の教員としての生活が20年を過ぎてしまいました。色々と理不尽なこともあり、「こんなひどい職場、辞めてやらぁ!」と啖呵を切ったこともありました。でも人生において、瞬間的な強い感情で行動に走ると、より悪い結果になることを知っていたので、本気で「3回」辞めようと考えたら、辞めることにしました。すると・・、今現在、辞めるゾと言ったのが「2回半」で止まっています。「2回半」からは、10年以上経っています。
 仕事の上で、危機一髪は何度もありましたが、何とか20年間、教員生活を続けられたのは、ひとえに職場や家族など周囲の人達の支えがあってこそと思っています。今は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そろそろ定年をカウントダウンする年齢になりましたが、これからも、無理せず、前向きな気持ちで仕事を続けて行きたいと思います。

永年勤続表彰状 
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宇山先生が着任

2017年06月01日
 今日、6月1日に当科の人事異動がありました。3年間勤務した野口先生が大学に戻り、助教から学内講師に昇任しました。代わりに鳥井先生が助教に昇任し、専門修練医には済生会下関総合病院から宇山和宏先生が赴任して来ました。
 今日の午前中は事務手続きに忙しく、午後からは入院患者さん達と初顔合わせになりました。電子カルテシステムなど前任地と異なることも多くて、しばらくは戸惑うと思いますが、すぐに慣れることでしょう。
 まだ1日だけしか一緒に働いていませんが、宇山先生は写真の通り、真面目で誠実そうな感じがします。トリは「部下」が出来てとても嬉しそうです。年度の途中ですが、今日から新メンバーで引き続き頑張って行きたいと思います。

写真:宇山先生デビュー(医局にて)

宇山先生デビュー 
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Tobacco Free Summit Tokyo 2017

2017年05月28日
 昨日は、東京都医師会館で開催されたTobacco Free Summit Tokyo 2017に参加しました。これは1,2ヶ月前に実行委員長の望月友美子先生(日本対がん協会参事)から、禁煙学会等の関係者にメールが送られてきて、初めてその存在を知りました。Summitは2部構成で、Part 1は厚生労働省、東京都医師会、日本対がん協会が主催、Part 2は東京都医師会が主催で、多くの医療系学会や禁煙系学会、患者団体が後援している会でした。今現在、2020年の東京オリンピックに向けて、受動喫煙防止法成立に関して医療系や厚労省と、一部の自民党議員で火花を散らしている真っ最中です。私は居ても立っても居られない気持ちで、東京へと飛びました。非喫煙者、特に子供や飲食店従業員が、受動喫煙の被害を受け続けることに対して我慢出来ないからです。北九州からは大和先生と津田先生も参加されていました。
 Summitの内容は、厚労省健康局の正林督章氏による基調講演「国際水準の政策実現に向けて〜日本の課題と期待〜」に始まり、医療者、行政職、研究者、教育者、患者団体、弁護士、市民活動家、都議会議員など、様々な立場の人達が、受動喫煙防止に向けて意見を述べ、議論をしました。またPart 2の冒頭では、小池東京都知事も登場し、都の受動喫煙防止法の成立に向けて、厚労省案よりも踏み込んだ条例制定に向けての思いを語りました。さらに加熱式タバコや禁煙の遠隔治療など、新しい問題や話題に関するセッションもありました。
 私は、病院で患者さんの診察・治療を行うという仕事は、基本中の基本であり、そうした仕事を通じて感じる学問的な疑問や社会制度の不備は、研究あるいは社会活動で解決するのが良いと考えています。特に後者は頭の中でだけ考えても、行動に移さなければ、前に進まないことが多く、その最たるものが「禁煙推進」だと思います。普通の飲食店で、他人のタバコの煙を吸わされながら食事をするというおぞましい国は、世界的に見れば、ごく稀になっています。分煙ないし「禁煙店・喫煙店の表示」だけでは、従業員の受動喫煙を防ぐことは出来ないし、タバコ煙が充満する店に非喫煙者が連れて行かれる問題も解決しません。全ての飲食店の屋内完全禁煙こそが、唯一の解決法です。受動喫煙で毎年15,000人が死亡している現在、医療者は受動喫煙死のみならず、それによって体調を崩す人々をも救うために、行動しなければならないと思います。

写真1:すわにゃんと共に
写真2:小池東京都知事の挨拶
写真3:Summitの様子

タバコフリーサミット1 

タバコフリーサミット2 

タバコフリーサミット3 
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医師の1日24時間労働(長時間労働)をどうすれば解消出来るか?

2017年05月21日
 これまで、このコラムに医師の1日24時間労働(長時間労働)の解消について、断片的に書いて来ました。ここで少し、自分が考えていることをまとめてみたいと思います。
1)入院患者の完全主治医制を廃止し、(半)チーム制にする。
 私はこれまで勤務した病院では、その両者を経験しました。完全主治医制の場合、夜間や休日に患者さんの病状悪化や死亡、それに至らなくも看護師からの指示の確認など、全ての連絡が主治医に入り、夜間に車を飛ばして病院に駆け付けなければならないことが、何度もありました。連絡がない時でも、24時間拘束感がずっとつきまとうものです。一方、チーム制の場合は、自分の方針通りに治療出来ないこともありますが、夜間や休日は輪番で回すことが出来るので、1日24時間拘束感はなくなり、完全な休息が取れる日が出来ます。それが難しければ、当院で行っているような半チーム制が良いと思います。主治医はいますが、主治医不在の時は代医が完全に補完し、また夜間や休日は輪番で対応するやり方です。
2)大型連休や深夜に緊急性のない仕事の連絡をしない。
 電子メール、インターネット、各種SNS等、世界のどこにいても調べものが出来て、論文も書けて、連絡も取れるようになったのは、本当に喜ばしい科学技術の進歩だと思うし、私もその恩恵を多いに享受しています。ただそこで気をつけなければならないのが、診療以外の仕事がどこにいても出来てしまい、労働時間の枠があるようで、なくなってしまうことです。自分が自己責任で病院外で仕事を続けるのはまだしも、緊急性のない連絡で、他人の睡眠や休息時間を奪ったり、あるいは巻き込んだりするのはどうかと思います。メール等の連絡は、ひと呼吸して相手の時間を考えた上で送るのが良いと思います。
3)身の丈以上の仕事を引き受けない。NO!と言う勇気を。
 これは自省も込めて書いていますが、仕事というものは、自分で作り出す場合もありまますが、一方で理不尽なタイミングで、どこからか降って来ることが往々にしてあります。特に忙しい時に限って!です。例えば、論文の査読という業務は、ランダムに降りかかってきますが、なぜか切羽詰まった時に依頼されるケースが多いように感じます(被害妄想かも知れませんが・・)。自分や社会にとって意義のある仕事は、なるべくNO!と言わずに引き受けていますが、時にNO!と言えずに苦しむこともあります。全ての仕事に対して100%、YESと応える必要はなく、本当にこれ以上引き受けたら、自分が壊れるようなら、思い切ってNO!と言う勇気を持ちましょう。
4)夜や週末の研究会も隠れ労働時間です。
 このことは、何度も書いて来ましたが、勤務時間後の夜7時頃から始まる研究会、あるいは週末に開催される研究会は、勉強の良い機会ではありますが、隠れ労働時間に他なりません。今日の研究会は面白くなさそうだとか、疲れたので家に帰りたいとか思っても、種々のしがらみで出なければならないことも少なくありません。こういう拘束時間があることを、一般市民や患者さん達はあまり知らないだろうと思います。しかしそのせいで、家に帰るのが午後10時を過ぎたり、週末が潰れることも多々あります。日本人の過労死やブラック企業の問題が取りざたされている昨今、病院内だけではなく、もっと広い視野に立って、働き方を考えなおす時期になっていると思います。北九州は特に研究会が多い土地柄です。独身医師にはデートの時間を、お父さん医師、お母さん医師には一家団らんの時間を、疲れた医師には十分な休息時間を取り戻させて下さい。

川 
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2回目の宗像・大島ウオーキング

2017年05月20日
 去年から日本呼吸器学会の男女共同参画委員会の委員になったこともあり、ワークライフバランスとかイクボスとか、そんな課題に巻き込まれている今日この頃です。私もつい6-7年前までは、1日24時間働き続けている感覚だったし、土日は溜まった仕事や家の雑用をするための日で、決して休息日ではありませんでした。しかし若松病院に異動してからは、何と言うか、人生や仕事・趣味を俯瞰出来るようになり、これではいけないと1日24時間労働から卒業しました。正確に言えば、On-Offを意識して切り替えるように変わってきました。もちろん、相変わらず平日は12時間以上、仕事に関わっていますが、休日にはなるべく仕事とは関係ない事(趣味、旅行、運動など)を楽しむようにしています。
 さて、このところ好天が続いているので、今日は2年ぶりに大島に行きました。2年前の話もここに書きましたが、今回はちゃんとおにぎりを6個(3個×2人分)作って、出掛けました。島内の移動を、レンタカー、レンタサイクル、滅多に来ないバスを利用する観光客もいますが、私達はまた歩き回ることにしました。大島港渡船ターミナルから沖津宮遙拝所、御嶽山展望台(標高224m)、風車展望所と巡り、22,000歩以上歩きました。今日は晴れ渡る青空を反映してか、海の色が素晴らしく、その美しさに感動しました。また風車は2年前は危険とのことで、風車の羽がなくなっていましたが、今回はしっかり風車が回っていました。沖ノ島が世界遺産に決まりそうな状況で、大島もさぞかし混み合っているかと思いましたが、島内の道路を走る車もほとんどなく、相変わらず、ウオーキングには最高の環境でした。福岡県や長崎県には島がたくさんあるので、少しずつ、あちこちの島を探検してみたいと思います。

写真1:沖津宮遙拝所から見える透明度の高い美しい海
写真2:御嶽山展望台にて(海の向こうに宗像市)
写真3:2年前よりきれいになった風車

大島2017-1 

大島2017-2 

大島2017-3 
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平成29年度若松病院3W病棟歓迎会

2017年05月13日
 昨日は、若松区畠田にあるアートテラスという洒落たイタリアンレストランで、3W病棟の歓迎会がありました。新卒の看護師さん達を含む新しいスタッフの紹介があり、外の暴風雨を感じないほどの、熱気と明るい雰囲気に包まれた楽しい会でした。いつも病棟の行事は大人数なので、幹事さん達も場所探しに一苦労されていると思いますが、お陰様で今回のレストランは大ヒットだったと思います。
 ところで近頃は行事続きのため、この歓迎会はブログを書く予定をしていなかったし、伊藤師長さんの写真も撮り忘れてしまいました。しかし私が乾杯の挨拶の時に、ネコのついたTシャツを着て登場した途端に、写真をたくさん撮られたようで、後でトリから写真が送られてきました。トリ曰く「Tシャツの猫ちゃんがきれいに写りませんでした」と。(そうか・・、やっぱり私じゃなくてネコの写真を撮っていたのだ。)せっかくなので、送ってもらった写真に加え、Tシャツのネコの写真もアップすることにしました。
 乾杯の挨拶の際、私が最近、年を取ってしまったこと(魚住先生の異動による年齢順位アップ、低山登山、産業医大勤務20年)をお話しし、いよいよ私も若松病院のヌシとか生き字引の類いになってしまった感があると述べました。そういうこともあり、この病院のアップダウンが良く見えるし、これからは、みんなが一丸となり健康に気をつけて、いっぱいいっぱいの病棟の患者さん達の治療や看護に当たらなければならないと、ハッパをかけました。ただし度が過ぎた労働は良くないので、その点については、日を改めてここに書こうと思います。とりあえずは、新人の皆さんが早く病棟業務に慣れて、充実した日々を過ごせるよう願っております。

写真1:nyanの乾杯前の挨拶(Tシャツのネコがよく見えない)
写真2:ネコ部分(すわにゃん:タバコのない東京オリンピック2020のキャラ)

すわにゃんTシャツ1 

すわにゃんTシャツ2 
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野口先生の送別会

2017年05月10日
 今日は、6月から大学に戻る野口先生の送別会をしました。先生の若松病院勤務はちょうど3年間でしたが、その間、外来医長として大勢の患者さんの診療に当たり、島袋先生や鳥井先生には診断や治療に関する良きアドバイザーとなりました。特に鳥井先生の論文執筆では丁寧な指導を繰り返し行い、鳥井先生も頑張ってそれに応えました。大学においては大学院生の研究指導に当たるなど、多方面で活躍していただきました。一方で家庭をとても大切にする先生で、子どもさん達の運動会、入学式などの行事には積極的に参加し、子育て真っ最中という雰囲気を醸し出しながらも、次々と英語論文を発表する姿勢には、私自身が学ぶことが多かったと思います。
 これからは、大学医局で管理職的な仕事がどんどん増えると思いますが、持ち前の優しさと笑顔で、周囲の人々を惹き付けながら頑張ることを期待しています。3年間、本当にありがとうございました。

写真:若松の栄寿司にて(左からnyan、野口先生、鳥井先生、島袋先生)

野口先生送別会 
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大人の女子旅(釜山編)

2017年05月07日
 5月5日から7日まで、ソウル在住のイ・ウンスクさん、大邱在住のイ・ユジョンさんと3人で、釜山旅行をしました。これまでも何度か3人で会っていますが、直前になって日程を調整するのが難しいので、去年のクリスマスに会った時に3人でカレンダーを見て、この連休に会うことにしました。ホテルはウンスクさんが海雲台の東横イン(Ⅱ)に3人の部屋を予約してくれて、ウンスクさんを隊長にあちこち歩き回り、美味しいものを食べ、時が経つのも忘れておしゃべりを続けました。
 私達は同年代なので、互いのライフスタイルや仕事上のプロジェクト、将来のこと、たまに家族や国際政治のことなどを話しています。今回は海雲台を中心に観光しましたが、印象に残ったのは海雲台の東側に出来たムンタンロードという森林の中の遊歩道を歩いたこと、釜山に隣接する機張(キチャン)という漁業の街で、すごいお刺身を食べたこと、夜には海雲台の夜景が見える隠れ家的なお店で生マッコリを飲んで酔っ払ったことなどです。
 私とウンスクさんは、1日24時間働くような生活から頭を切り換えましたが、ユジョンさんは相変わらず24時間、時間に追われながら働いています。かつて長時間労働をして睡眠時間4時間が続いた時に、無理がたたって、私は右耳の聴力を失いました。休息がなく緊張ばかり続く生活は、体や心のどこかに無理がかかります。頑張り過ぎず、仕事Onの時間帯には集中力を高め、仕事Offの時は思いっきり休むか遊ぶかしないと、長い目で見ると大変なことになります。ライフスタイルを見直し、リフレッシュ出来た3日間でした。

写真1:ムンテンロードの展望台にて(左からユジョンさん、nyan、ウンスクさん)
写真2:ムンテンロードの遊歩道にて
写真3:機張で食べたお刺身

釜山大人の女子旅1 

釜山大人の女子旅2

釜山大人の女子旅3
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nyan先生、ついに低山登山の記録更新!

2017年05月03日
 今日は陽気に誘われて、某所にハイキングに行きました。そこはとても風光明媚な場所ですが、土地全体がスロープになっていて、道を上り詰めると山頂に到達することが出来ます。初夏の新緑と咲き乱れる花を楽しみながら、マイペースで登って行き、ついに標高110mの山頂に到達しました。山頂からは海、そして対岸の陸地も良く見えました。
 今年4月17日付けのnyan'sコラムでは、標高265mの南山(ナムサン)登山に成功した話を書きましたが、今回はさらに低い山(110m)を征服し、低山登山の記録を更新しました!これからも健康のために、もっともっと低い山へのチャレンジを続けていきたいと思います。

写真1:山頂(110m)にて
写真2:山頂から見える素晴らしい景色
写真3:春なのに美しい紅葉

低山登山1 

低山登山2 

低山登山3 
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禁煙支援スキルアップセミナー in 長崎

2017年04月28日
 昨日は「禁煙支援スキルアップセミナー in 長崎」で講演をするために、長崎に行ってきました。これはファイザー株式会社が主催の単発セミナーで、時々あちこちで開催されています。
 今回は井上病院副院長の吉嶺裕之先生が座長で、Lecture 1で、上戸町病院看護師の古川公恵さんが看護師の立場から講演を行い、Lecture 2では、私が「医師と看護師による円滑な禁煙外来の進め方を考える」というお話をしました。セミナーが始まる前に控え室で、吉嶺先生、古川さんと色々な話をしましたが、古川さんが、既に「nyan's コラム」の愛読者になっていたことを聞いて、ひっくり返るほど驚きました。いや、驚くと同時に本当に嬉しかったです。吉嶺先生は呼吸器内科医ということもあり、お二人とは、旧知の仲のように話がはずんだので、講演も最高の気分で行うことが出来ました。
 今回の古川さんの講演内容から、どの外来看護師でも同じ支援が出来るように、きちんと禁煙外来用のファイルを作成していること、また禁煙外来終了後のフォローについても、学ぶ点が多かったと思います。今回の参加者は女性が多かったのですが、質問して下さった2名の男性医師は、これまでも一緒に禁煙推進活動をしている先生達でした。
 いつも思うことですが、講演や(大学での)講義は、コンサートや公演に似た部分があって、会場の乗りが良いと、こちらもテンポ良く話すことが出来るものです。今回の長崎セミナーは、吉嶺先生と古川さんのお人柄、そして参加者の皆さんから発せられた熱気のため、とても気持ち良く、乗りに乗って講演をすることが出来ました。今回の出会いを大切に、今後も情報交換をしながら禁煙支援に頑張りたいと思った長崎の夜でした。

写真1:セミナーのパンフレット
写真2:まるで王宮のような控え室にて、左から古川さん、nyan、吉嶺先生

長崎公演2017-1 

長崎講演2017-2 
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第57回日本呼吸器学会学術講演会(2)

2017年04月23日
 学会は、多くの会場で行われる講演やシンポジウム、発表も面白いですが、ポスター会場に隣接する展示会場やドリンクコーナーでは、懐かしい出会いや新しい出会いがあり、別の意味で興味深い場所です。今回も日本呼吸器障害者情報センター(J-BREATH)のブースにお邪魔して、日頃お世話になっている遠山理事長に御挨拶をし、COPD啓発のTシャツを買いました。その時に呼吸リハビリで有名な千住秀明先生(結核予防会 複十字病院)もいらっしゃったので、一緒に写真を撮りました。
 また今回とても気になったのが、1950〜60年代に使用されていた「鉄の肺」と呼ばれる人工呼吸器の展示でした。静岡市立静岡病院に保管されている物で、実際に動くことが確認されたため、展示だけではなくデモンストレーションも何度か行われました。この器械の中に頭だけ外に出して仰臥位で横たわり、内部が陰圧になると肺が膨らみ、大気圧になると肺がしぼむという代物です。当時はポリオの患者さんに、よく使われたようです。「鉄の肺」は、私が小学校の頃に愛読していた小学館の学習図鑑シリーズ「保健と人体の図鑑」にあったように思います。半世紀前の記憶が蘇って、なつかしい思いで何度も眺め、動画も撮影しました。
 展示ブースでは、私が所属している「男女共同参画委員会」もブースを出しました。最終日だけ当番で担当しましたが、立ち寄ってくれた人達と話も弾みました。この3日間は多くの刺激を受けて、研究や社会活動など自分の仕事を振り返る良い機会になりました。

写真1:J-BREATHのブースにて(左から遠山理事長、千住先生、nyan)
写真2:「鉄の肺」の展示

JRS2017-5 

JRS2017-6 
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第57回日本呼吸器学会学術講演会(1)

2017年04月23日
 4月20日から23日までの3日間、東京国際フォーラムで表記の学会がありました。当科からは野口真吾先生が「誤嚥リスクを有する肺炎患者の予測におけるROAGの有用性の検討」、島袋活子先生が「進行・再発非小細胞肺癌に対してnab-Paclitaxelを投与した症例の有効性・安全性の検討」でポスター発表をし、私が「非外傷性腱板断裂患者における喫煙状況と気流閉塞の検討」のポスター発表と「ミニシンポジウム;肺と環境」の座長をしました。呼吸器学会は我々、呼吸器内科医のお祭りなので、この学会を1つの目安として、研究をまとめています。
 さて今回は大会長が九州大学呼吸器内科の中西洋一教授ということもあり、ランチョンセミナーやイブニングセミナーといったスポンサー付きのセミナーは、肺癌関連が多く、また実際のところ、診断や治療に関する戦略は、肺癌が最も動きが早いので、情報に追いつくのも大変です。今回、私は肺癌、喫煙関連、間質性肺炎、非結核性抗酸菌症などを勉強する良い機会になりました。これからも息切れすることなく、学問の進歩と共に走り続けようと思います。

写真1:野口先生のポスター発表
写真2:島袋先生のポスター発表
写真3:nyanのポスター発表

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JRS2017-2 

JRS2017-3 
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桜は青空が似合う(ソウルにて)

2017年04月17日
 今年は桜が満開になってから雨模様が続き、何枚も桜の写真を撮ったものの、パッとしない出来映えでした。やはり桜は青空が似合う花なのでしょう。
 この週末は、またソウルに行ってきました。通算48回目の韓国旅行になります。出発前は汝矣島(ヨイド)の国会議事堂近くにある桜並木を是非見たいと思っていましたが、現地に着くと、汝矣島の桜はピークが過ぎており、代わりに南山(ナムサン)(標高265m)の桜が見頃という情報を聞いて、ちょっとだけ見に行くことにしました。
 15日は、北から物騒な物が飛んできて、戦争が始まるかも知れないという日でしたが、案の定、地元の人達はほとんど気にしておらず、青空と桜の美しさに惹かれて、どんどん山に登って行きました。たくさんの写真を撮り、頂上で行われていたイベントも見て、この日は23,000歩も歩きました。日本で美しい桜が見られなかった分、春の訪れを満喫することが出来ました。予定よりかなり長い時間、山で時間を過ごし、下界に降りると保守派の市民達(太極旗グループ)の大規模デモに遭遇しました。北朝鮮のことよりも、来月の大統領選挙のことで頭が一杯というのが、今の韓国の現状のようでした。韓国の人達はそれぞれが政治に対して自分の考えを持っているので、友達に会う時も、与党支持者か野党支持者かを意識しなければなりません。かといって、私がどちらかを支持する訳でもなく、外国人の立場として、肯定も否定もせず、両方の考えにじっと耳を傾けています。
 ひるがえって、日本はどうでしょう。毎日顔を合わせる人達ですら、どの政党支持者なのか、あるいは無党派層でもどういう考えを持っているのか、わからないまま過ごしています。また政治には全く無関心という人達も少なくありません。私は、日本国民のそんな意思表示の少なさが、今の日本を、政治的に恐ろしい時代に突入させてしまったと考えています。青空と桜を眺めながら、今の平和を実感し、これからも平和であり続けるには、どうすべきなのか、色々と思いを巡らした週末でした。

写真1:南山の遊歩道
写真2:満開の桜とNタワー
写真3:南山山頂よりソウルの北側を望む

ソウルの桜1 

ソウルの桜2 

ソウルの桜3 
 
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メッセンジャー松下さんの送別会

2017年04月06日
 若松病院の開院以来、いつも病院全体に笑いと明るさをふりまいてくれたメッセンジャーの松下さんが、4月7日で退職し、他の病院に移ることになりました。本当に突然の話でビックリしましたが、色々と考えての結果なので、明るく送り出すことにしました。
 今日は内科外来受付の藤原さんとnyanで、若松の「あづま」というお店で松下さんの送別会をしました。とはいえ、送別という湿っぽい雰囲気は全くなく、若松病院での6年間の思い出を、終始笑いっぱなしで語り合いました。次の病院では、外来の受付業務をされるそうですが、きっと明るいオーラを放って、活躍されることでしょう。これからも機会がある度に、一緒に人生を語り合えればと思います。6年間ありがとうございました。

写真:ミニ送別会(左から松下さん、藤原さん、nyan)

松下さん送別会 



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平成29年度の始まり

2017年04月03日
 今日から新年度が始まりました。例年は満開のはずの病院前の桜もまだ5分咲きです。ここの桜は数本あるのですが、毎年、南(郵便局側)から順番に満開になります。今日現在、病院の看板に一番近い桜は、まだ蕾状態なので、例年より2-3日遅れのペースのようです。
 今回当科は人事異動がありませんが、4月1日に電子カルテのシステムが更新され、パソコンもディスプレイもプリンターも全て新しくなりました。今日が休み明け最初の診療日でしたが、たいした混乱もなかったようです。数をこなして慣れてしまえば、新しいシステムの方がかなり便利そうです。電子カルテと同様に、新しい気持ちで今年度も頑張ろうと思います。

写真1:若松病院前の桜(5分咲き)
写真2:新しい電子カルテ(外来診察室にて)

2017新年度1 

2017新年度2 

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第19回若松はいスクール

2017年03月31日
 今日は年度末ギリギリでしたが、第19回若松はいスクールを開催しました。前半の実践編では外来看護師の岩村雪子さんが「外来で看護師がチェックするバイタルサイン」というテーマで、体温、脈拍、血圧、呼吸についてわかりやすく解説して下さいました。こういう発表や講演は初めてとのことでしたが、参加者の皆さんは、可愛い孫娘を見守るように温かく、そして熱心に聴かれていました。
 後半の教養編では、「医者は病気をどうやって診断するのか?〜呼吸器疾患を例に〜」というテーマで、「鑑別診断」の考え方を中心に私がお話ししました。この講演の準備をしているうちに、夢中になってしまい、ちょっと内容が難しかったかも知れません。でも個々の疾患はともかく、「鑑別診断」という仮説を立てて、検証していく方法を理解していただけたらと思います。
 最後にこの会で何度も講演し実践的な指導をして下さったリハビリテーション部の寺松さんが、4月1日から産業医大病院に異動することになり、挨拶に来られました。この会を盛り上げて下さった寺松さんには、大勢のファンも出来たし、私もとても感謝しています。会の終わりに寺松さんと参加者有志で集合写真を撮りましたが、寺松さんにはこれからもパワー全開で、頑張っていただきたいと思います。次回の若松はいスクールは、20回記念で特別講演を企画しています。どうぞ楽しみにしていて下さい。

写真1:第19回若松はいスクールの様子
写真2:寺松さんを囲んで、参加者有志による記念撮影

第19回はいスクール1 

第19回はいスクール2 


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若松病院3W病棟:春の送別会(2017年)

2017年03月24日
 今日は年度末ということもあり、3W病棟の送別会がありました。場所は2月に同じ若松区内で移転開業した朱華月(あかつき)というお店で、幹事さん達が若松のお店をあちこち開拓している涙ぐましい努力を感じました。
 今回当科では異動がありませんが、循環器・腎臓内科やリウマチ・糖尿病内科の医師達、また若手看護師さん達の異動があり、特に3W病棟で育って来た若い看護師さん達が、一人前になって他の病棟や他病院に異動するのは、感慨深いものがありました。送別される人達の感謝の言葉が身にしみた会でした。
 4月からは新しいメンバーが加わると共に、電子カルテのシステムが更新されるため、慣れるまで病棟も徐行運転しなければなりません。トラブルがないよう、みんなで心を1つにして頑張りたいと思います。

写真1:若松区の中心部にある朱華月(あかつき)
写真2:リウマチ内科の花見先生の御挨拶
写真3:師長さんの御挨拶を聴く病棟スタッフ

あかつき1 

あかつき2 

あかつき3 
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組長やります!

2017年03月20日
 宗像市のこの地に家を建ててから、既に24年になります。時々、役員の仕事が回ってきますが、この4月から私が「組長」をすることになりました。これまでの役職は、主に世帯主である同居人がしており、私も一緒に活動しましたが、今回は「オレは嫌だ。自治会は向いてない。」と言ってついに逃げてしまいました。確かに同居人は小中学校時代に給食委員しかしていないので、学級委員のような組長職には向いていないと思います。
 実際のところ現役で仕事をしていると、当地の活発な自治会活動について行けない部分もあるのですが、組長は輪番制なのでやるしかありません。今日はまだ3月ですが、4月の第1、第3日曜日には、公民館清掃をしなければならず、早速、回覧板を作って廻しました。ただ私はやむを得ない日程の重なりを除けば、自治会活動は張り切ってする方です。日頃、顔だけ見たことがあっても、よくわからない町内の人と親しくなれるからです。狭い職場や大学の医局だけの世界ではなく、様々な職種や立場の人と交流出来ることをプラスに考えて、この1年を乗り切ろうと思います。

写真:回覧板(公民館清掃)に載せてしまった画像

掃除イヤイヤ 
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田川市立病院で禁煙講演

2017年03月16日
 今日は年内に敷地内禁煙を目指す田川市立病院からのお招きで、同院で禁煙講演を行ってきました。今回は同院総務課長の福田豊徳さんが、日本禁煙学会事務局に講師派遣を依頼したところ、私を紹介されたとのことでした。日本禁煙学会はそういう斡旋をしていますが、このルートで私に御指名があったのは今回が初めてで、禁煙推進のためなら何でもござれと、生まれて初めて「平成筑豊鉄道」なるローカル電車に乗って、田川へのミニトリップを楽しみました。
 病院スタッフの皆さんは、お疲れのところ大勢が集まって下さり、「喫煙・受動喫煙の害と敷地内禁煙について」と題して、1時間ほどお話をしました。喫煙や受動喫煙の害は、医療従事者なのでかなり知識を持っているという手応えでしたが、「タバコ規制枠組み条約」を御存知の参加者が1人もおらず、ちょっとびっくりしました。これは田川市立病院の職員が悪いのではなく、こうした禁煙推進に関する情報を国民へ広く知らしめていない国に問題があると思いました。講演全体を通して、敷地内禁煙化が待ったなしという状況もあり、皆さんが非常に熱心に聞いてくださり、私もやりがいがありました。院長の鴻江先生、病院事業管理者の齊藤先生が、この地域の喫煙率の高さを危惧されていましたが、無事に禁煙化が達成されることを願っております。また講演後には総看護師長の中村さんとは、私の趣味である「韓国旅行」の話で大いに盛り上がり、楽しい締めくくりとなりました。
 今日の経験を生かして、また色々な形で禁煙推進に力を注ぎたいと思った1日でした。

写真1:平成筑豊鉄道の車両(1両編成)
写真2:nyan先生の講演
写真3:まとめのスライド

田川への旅1 

田川市立病院 

敷地内禁煙まとめ 
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第78回呼吸器学会九州地方会

2017年03月12日
 昨日は福岡市の百道浜にある福岡国際医療福祉学院で開催された第78回日本呼吸器学会・日本結核病学会 九州支部春季学術講演会に参加しました。当院からは鳥井先生が「胸部CTにて空洞性病変を認めた成人マイコプラズマ肺炎の1例」を発表しました。実は昨日の3月11日が鳥井先生の当院復帰の初日となり、幸先の良いスタートになりました。発表後の質疑応答では、フロアから有意義なコメントがあり、論文発表ではさらにブラッシュアップしたいと思います。
 春季学術講演会は秋の地方会よりも小さい学会のはずでしたが、年々演題数も増え、また特別講演やシンポジウム等も充実してきているようです。今回は特別講演が2つあり、この春に定年退職される、福岡大学呼吸器内科の渡辺憲太朗教授と熊本大学呼吸器内科の興梠博次教授のライフワークや私見を拝聴することが出来ました。渡辺先生は特発性肺線維症(IPF)を中心に特発性間質性肺炎(IIPs)の概念の変遷を解説されました。最後に私見と前置きしながらも、分類不能型間質性肺炎(unclassifiable IIPs)の存在に代表される複雑かつ混沌とした分類の歴史を、シンプルで理解しやすいものにしてはどうかという強いメッセージを出されました。普段は温厚な学究派の渡辺先生が、バカボンパパのイラストを連発しながら、力強く講演されたのはとてもインパクトがありました。また興梠先生は、喘息、COPD、間質性肺炎およびそれらの合併を、自作の五輪マークで分かり易く表示しながら、診断と治療のポイント、さらに再生医療の現状まで御講演されました。五輪マークは、多くの参加者にとって目からウロコが落ちる分類だったろうと思います。学会では発表スライドの写真を撮るのが禁止されているため、自分のメモと印象から下記写真の2と3を作成してみました。本当に渡辺先生と興梠先生の特別講演は、私にとって心に残る名講演になりました。
 また「男女共同参画セッション」では、私が座長を担当し、山口赤十字病院の國近尚美先生に、呼吸器内科医師数の問題から男女共同参画に関連する法制度に至るまで、幅広い総論的な御講演をしていただきました。
 他にも、感染症の症例報告、再発非小細胞肺癌の治療、禁煙推進セミナー、急性呼吸不全症例の画像診断、呼吸リハビリテーションなどたくさんの発表・講演を聴いて勉強した1日でした。

写真1:学会場入り口にて;トリ(「イケメンに撮って下さい。」とのこと)
写真2:渡辺教授の御講演より(nyanのメモ)
写真3:興梠教授の御講演より(nyanのメモ)

JRS春季大会2017-1 

JRS春季大会2017-2 
JRS春季大会2017-3 
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